宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

全国革新懇代表世話人・品川正治さんの死去にあたり、心からご冥福をお祈りします

2013年09月06日 | 出来事

 全国代表世話人の品川正治さんが、8月29日都内の病院で亡くなりました。89歳でした。品川さんは財界人として憲法を守る運動の先頭に立った経済同友会終身幹事でもありました。品川さんが全国革新懇の代表世話人に就任されたことにも感動しました。そして、2010年1月に開かれた日本共産党第25回大会に全国革新懇を代表して来賓あいさつをしました。洞察力のある印象的で率直なあいさつでした。追悼の想いを込めて少し紹介させていただきたいと思います。

 「私の知っておる限り、ついにやってきたという感じを率直に持っております。経済といい、外交といい、政治といい、すべてがゆきづまりを見せております。しかもそれは急速な早さでそういう時期が参りました」「ゆきすぎた大企業依存、ゆきすぎたアメリカ依存、私の口からはっきり申し上げますけれど、その根底には反共というのがあったのです。このことが大きく変わり始めたのです」「共産党は、非常に大きな前途をここにはっきりと確認していただく。~いちばん大きく変化したのは何かと聞かれますと、日米同盟、あるいは大企業問題の支えになっておった、反共というのがもう世論でなくなった。それは私が今回感じておりますいちばん大きなものなのです」

 「もうみなさんがたは、本当の意味で国民運動全体の中心になっていただく。これは、私の、いわば革新懇の立場からいいましても、本当の意味の出番がきた。共産党にもものすごく大きな期待が国民からかかり始めている。こういう自覚のもとに、大会の論議をしていただきたい」

 「経済界に身を置きながら、こういうところでお話しするというのは、めったにありえないことだろうと思うのです。しかし、日本の経済界を本当に人間の未来を考えろ、人間の目で経済を見ろといっている私にとっては、この与えられた機会というのは逃すわけにはいきません。ぜひ、みなさんがたにも、心からの自分の立ち位置を明確にして、私たちに立ち位置をはっきりと迫っていただきたい」

 そして、品川さんは、あいさつの最後で次のように述べました。「もう反共は恐れるにおよびません。もう反共には国民はついてこないのです。そういう時代になりました」

 この第25回党大会直後の前回の参院選では、議席を後退させ、得票も大きく減らす結果となりました。苦難が続きましたが、今回の都議選と参院選で、史上最強の反共包囲網を打ち破り大躍進を果たすことができました。品川さんの「あいさつ」に第一歩ですが応えることができました。品川さんもこの結果を見届けていただいたことでしょう。品川さんの時代を見通す大きな洞察力に学び、品川さんの遺志を継いで、その実現をめざし、新たな決意で活動していきたいと思います。