4年ぶりの日本共産党大会が来年1月15日から18日までの日程で開催されることになり、各方面から関心が寄せられています。こうしたことから、日本共産党の大会、中央組織についての「規約」の一部をご紹介させていただきたいと思います。
党規約第19条は、「党の最高機関は、党大会である。党大会は、中央委員会によって招集され、2年または3年のあいだに1回ひらく、特別の事情のもとでは、中央委員会の決定によって党大会の招集を延期することができる。中央委員会は党大会の招集日と議題をおそくとも三カ月前に全党に知らせる」と規定しています。この規約にそって、第8回中央委員会報告・「決議」で、「2012年10月の第5回中央委員会総会で、規約にもとづき、総選挙および2013年の参院選後のしかるべき時期まで延期することを確認」していたものです。また、同時に、第26回党大会の「招集日」と「議題」を決定し、全党に知らせる、ことになりました。
党大会は、「内外情勢の分析」と「この4年間の党活動の総括を行い、今後の方針を決定します。同時に、この決定・方針を推進するための中央委員会を選出します。(規約第20条4項)。規約第21条は、中央委員会の任務を規定しています。同条2項では、「中央機関紙を発行する」(「しんぶん赤旗」の発行)、3項では、「党の方針と政策を、全党に徹底し、実践する。その経験をふまえてさらに正しく発展させる」、5項では、「科学的社会主義にもとづく党の理論活動をすすめる」等8項目が規定されています。
第22条は、「中央委員会総会は、1年に2回以上ひらく。~准中央委員は、評議権をもって中央委員会総会に出席する」ことも決めています。
第23条は、「中央委員会は中央委員会幹部会委員と幹部会委員長、幹部会副委員長若干名、書記局長を選出する。また、中央委員会議長を選出することができる」と規定しています。第25回党大会で選出された中央委員は、163人、准中央委員は35名です。幹部会は57人、常任幹部会は22人が選出されています。
志位委員長は、中央委員会総会の報告を行う場合、「幹部会を代表して、報告をおこないます」と冒頭で必ず報告者としての立場を明らかにします。志位委員長の規約上の名称・任務は、「幹部会委員長」ということです。書記局長には、市田忠義氏が選出されました。また、幹部会副委員長は3人選出され、その後、小池 晃氏が副委員長に選出されています。神奈川県党関係では、小池 潔氏が幹部会員、中央委員には畑野君枝、本荘 洋彦両氏が選出されています。また、准中央委員には、岡田 政彦、藤原 正明両氏が選出されています。 なを、第25回党大会で選出された中央委員の最年少者は、市谷 知子氏(41)、最年長者は、不破哲三氏(79)です。(いずれも前記大会時)
志位委員長は、第8回中央委員会総会の結語で、「中央委員会の責任を立派に果たそう」と次のように訴えました。「さまざまな苦闘と探求に取り組んできたのが、この中央委員会だと思います。第25回党大会で選出された中央委員会の最後の大仕事として、『大運動』を必ず成功させ、党大会を成功に導くことは、われわれの共通の責任だということを肝に銘じて頑張りたい」。この決意、思いは全党員共通のものでもあります。