18日、日本共産党は第8回中央委員会総会(第25回党大会期)を開き、来年1月15日から18日まで第26回党大会を開くことを決めました。党大会は4年ぶりの開催となります。また、現綱領を採択して10年(2004年1月の第23回大会で決定)となる時期の開催です。
第8回中央委員会総会(8中総)では、参議院選挙の教訓として、「党の自力の問題」を「最も遅れた分野」として取り上げ、第26回党大会に向けて大きく打開する方針を決定しました。8中総は、「党の自力の問題は、私たちの最大の弱点であり、反省点であることを強調しなければならない。私たちは、今回の参議選を、2010年参院選比で、党費納入数は93.3%、「しんぶん赤旗」日刊紙読者は89.5%、日曜版読者は86.7%という力でたたかった。対話総数は前回参院選比で82.3%、支持拡大総数も94.9%にとどまり、掲げた目標との関係では投票日前日までに行った支持拡大総数は78.5%にとどまったが、これらの組織活動の弱点も自力の弱点を反映したものである」とリアルに明らかにしました。
その上で、「今回の選挙戦の躍進は、こうした自力の弱点を、正確な政治論戦、宣伝活動、『マイ名簿』など結びつきを生かしたとりくみ、党員と後援会員のみなさんの大奮闘で補うことによってかちとったものである。くわえて『二大政党づくり』の動きや『第三極』の動きが廃れて『自共対決』の構図が鮮明になるという客観的条件も、わが党躍進にとって有利に働いた。そうした意味で、今回の躍進は、私たちの実力以上の結果であるということを、リアルに直視する必要がある」と述べています。
そして、「今後、どのような情勢のもとでも、開始された“第3の躍進”を本格的な流れにしていくためには、党の自力の弱点を打開し、強く大きな党をつくることが絶対不可欠であることを、選挙戦の最大の教訓の一つとして銘記しなければならない」と強調しています。
こうした、反省と検討のもとに、「第26回党大会成功・党勢拡大大運動」がよびかけられました。いま強大な党をつくることは、日本共産党にとって重要であるだけでなく、日本の進路と国民の利益にかかわるより重要な意義があります。「暮らしと平和・民主主義を破壊する反動的暴走を許さない国民的なたたかいの確かなよりどころをつくる仕事」です。
21日(土)午後5時半から開かれる、市田忠義書記局長と語り合う「つどい」に多くのみなさんのご参加をよびかけたいと思います。会場は、江の島の「かながわ女性センターホール」です。