アメリカ大統領選挙で、民主党のバイデン氏が勝利宣言しました。トランプ氏とバイデン氏が争った米大統領選挙は、百年ぶりと言われる高投票率を記録したと報道されています。互いに得票数は7000万票を超えています。
アメリカの民主主義が復活し、新型コロナウイルスで世界最大の感染者を出している国の新たな民主主義の発展を期待しています。
前回、紹介させてただきました「人文系226学会 共同声明」について、「しんぶん赤旗」7日付が詳しく報道しています。同紙より、「人文社会系共同声明」を紹介させていただきます。
「私たち人文・社会科学分野の学協会および賛同学協会は、日本学術会議が発出した2020年10月2日付『第25期新規会員任命に関する要望書』に賛同し、下記の2点が速やかに実現することを強く求めます。
1、日本学術会議が推薦した会員候補者が任命されない理由を説明すること。
2、日本学術会議が推薦した会員候補者のうち、任命されていない方を任命すること。
「しんぶん赤旗」は、次のように伝えています。
「哲学、宗教学、歴史学、教育学など10学会の代表が同日(6日)、日本記者クラブで会見しました。幅広い人文社会系学会が一つにまとまって意見を表明するのは歴史的に初めてといいます」
「6日現在、226学会が参加・賛同。理事会有志によるものも含めると全体で256学会になり、今後も増える見込みです」
「会見した日本社会福祉学会の木原浩信会長は、声明の広がりについて、『人文社会系の諸学会に、動揺や不安が広がっており、学術界に重大な問題が起こっいることを意味している』と指摘。日本哲学系諸学会連合の野家(のえ)敬一委員長は、理由説明のない任命拒否は、『人文社会学系の学問の生命線である批判的議論を封じ込め、政府の意向にそった忖度文化を学会にまで持ち込むもので看過できない」と述べ研究・教育現場への悪影響を懸念しました」