宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「任命拒否は学問の自由に与える影響はきわめて深刻」-国際学術会議の書簡

2020年11月27日 | 未来社会へのプロセス

「しんぶん赤旗」27日付は、日本学術会議の梶田隆章会長が26日、会見し、菅義偉首相による会員の任命拒否について、国際会術会議(ダヤ・レディー会長)が『学問の自由』に与える影響はきわめて深刻などと表明した書簡の全文を公表したことを報じました。以下、紹介させていただきます。

「国際学術会議は40の国際的な学術団体と、140以上の国や地域を代表する学術団体が加盟する組織です。書簡は17日付で、梶田会長にあてたもの。このなかで国際学術会議は、『日本における最高の独立した学術機関の推薦が菅内閣総理大臣に認められなかったことを懸念しています』と表明しています

「菅首相の決定については、『透明性を欠いている』と指摘。『このことが日本における学問の自由に与える影響をきわめて深刻にとらえています』と述べています。また、『最も重要なこと』として、学術に関わる諸決定が『政治的な統制や圧力の対象となってはならない』と強調しています」

「書簡は最後に、『世界の学術を代表するもの』として、日本学術会議に『強力な支援を提供する』と表明。『前向きな解決がなされなることを期待しています』と結んでいます」

「同日の会見で梶田会長は、任命拒否をされた6人の学者やそのゼミ生らに、SNSなどで心無い言葉が浴びせられていることを明らかにし、『大変憂慮している。強く遺憾に思っている』と述べました」