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ご存知の方も多いと思いますけれど、
>政府専用機の運用
>南極観測隊の運営
これ自衛隊が行っているのです。
知ってましたか?
で、本書はそんな「プチ鼻タカ」程度のうんちくではなくて
かなり中味の濃い<マネージメント本>だと思いました。
わたしが書くと、例によって数学の話が始まるので、
ブログ友の記事を以下引用。
▼海上自衛官が南極観測船「しらせ」で学んだ
きつい仕事に潰されない人のルール って本
局地的に私のまわりで売れまくっているこの本ですが、うちにも来ました。
海上自衛隊が運用する船の中でも特殊な船舶、砕氷船しらせにのり、二回も南極にいった泊太郎君の書いた本です。
南極には真水がないんですよね。凍ってるし・・・
しらせにはあの「タロ・ジロ」がいるとか、南極よりももっと寒いところがあるとか・・・
オーロラが見える世界とか・・・ 普通は経験できない世界を経験してきたわけですよね。
極寒の地は美しいこともあるでしょうが、過酷で大変です。そこでの生活についていろいろ教えてくれる本です。
彼は某所でのパーティで流暢に英語をしゃべり、上品で礼儀正しい人です。独身です。はいいとして、過酷な現場でどう頑張るのかをこの本で学んでいただきたいと思います。
海上自衛隊出身の人の再出発を応援したいと思いますので皆さんどうぞ、ぽちっとよろしくお願いします。
(以上、引用終了)
実は、私も海自や米軍の同志に昔聞きました。
洋上任務でなにが恐怖か、なにがつらいかと。
>敵艦とかよりも防衛省内部の--特に背広組の--えらいさんの
現場知らずの指示や問い合わせの連発?
>それもあるけど(笑)、やっぱ、自然の脅威だと。
では、何が一番の自然の驚異かと。
>暴風雨? 寒さ暑さ?
>それもあるけど、一番は「距離」だと。
たしかに、ガス欠になりオクラホマのプレーリーで立ち往生したときとか、
強盗でもいいから(涙)、誰か来てくれと思いましたもの。
携帯もまだない時代だったし・・・。
ご存知のように、物理的には「大円コース」でも無着陸で成田→ニューヨークはジャンボ機型でも飛べるのです。ハワイの東南洋上で空中給油すれば、サンパウロやブエノスアイレスにも成田からダイレクトに飛べる。でも、途中でなにかあった場合のことを考えて、4基のエンジンの2個がとまっても途中で緊急着陸できるコースを飛んでいる。それだけ「距離」はリスクの源泉ということ。
で、日本→南極。しかも、南極は大陸なので対角線のむこうとこっちはオーストラリアなんかの面積海域は3倍強。で資材の補給や避難場所はない・・・。ほんと、小さなリスクが命取りのミッション。すごい過酷な戦いだと思います。
もんくなく、謹んで本書おすすめいたします。
・ピグライフは勝れものの「マネージメントスキル開発ツール」かも
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/ee74458c5f6769163b91f13e9a13d8f4
・AKB総選挙が証明する経済の成長戦略の思想的可能性
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/905095d73cbeec96c10d3be301792706
・ソフトバンクホークス秋山幸二監督に見る<指導者の器>と保守主義の精神
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/ea5e7e17b2488c76914be3834c9e195d