ブログ友「ふくふきまま女史」との約束をはたすべく、桜が咲くころまでには、
>one パラ道場-あしながおじさん"Blue Wednesday"(全文) de 英文読解
をアップロードすると思います。←これは「予定は未定だもん」ではない。
だって、共通語版のほか、九州弁バージョンと関西弁バージョンとドイツ語バージョン、
もう10年以上前に翻訳してるからね。
・資料:DADDY-LONG-LEGS ”BLUE WEDNESDAY”(全文)
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/eb5d28f1a84923bbdf9d2c04def4aa3f
で、語彙解説は終わり、あと文法と語法の解説に気合を入れているとこ。
また、著者のウェーブスター女史が念頭に置いていたであろう当時のアメリカ社会をより<手触り感>のあるものとして提示すべく、1890年から1915年までのアメリカの主要な憲法判例を物色しているとこ。ごそごそ。
はい、そう、日本の刑法の通説・判例でいえば、
>「窃盗罪」の実行の着手のルビコンを渡った、鴨というとこ(笑)。
而して、これはできるかどうかわからないけれど、明治末期から昭和初期の所謂「自由法論」
のアイデア。すなわち、末弘厳太郎・穂積重遠の両先生が1890年から1915年までのアメリカ法から受けた影響なども折込みたいと「野心」しています。
蓋し、「あしながおじさん」(DL)と「続・あしながおじさん」(DE)に関しては、
妙訳を含め日本では・・・(驚愕)。
例えば、『児童文学翻訳作品総覧-明治・大正・昭和の135年間翻訳目録-7』(大空社・2006年3月)
によれば各々、2004年までに107点と8点の訳書が出版されているらしい。さらに、KABUの昔の勤め先の旺文社の同僚に調べてもらったところ、2004年から2016年の13年間で後者は--厳密に言えば--皆無だけれど前者のDLは細かくいえば6点訳書がでているらしい。
これすごいことですよ。だって、
それだけ、売れる(だろう)と出版社が思った
ということだからね。
社交辞令ではなく、どの作品にせよ先人の業績に敬意を表するにやぶさかではない。けれど、
そして、正直、はったりぬきに読んだのは「DE」は全部にしても、「DL」は、107+6分の60くらい(恥)
しかないけれど・・・・。不満がある訳書もなくはない。
私は専門の翻訳家ではない、逆に、別に義理もない。きっぱり。
しかし、まー、悪口は聞いている方も面白いけど気分のよいものではないでしょう。
だから、駄目と思うものは書きません。しかし、113の中には素晴らしい訳業が幾つもある。
例えば、
・松本恵子・新潮文庫(1954)←最高傑作~♪ でも、数学と法学もう少し調べていたら・・・
・北川悌二・三笠書房(1959)←艶はないけど正確、たぶん
・曾野綾子・講談社(1961)←さすがですね
・白木茂・岩崎書店(1963)←ある意味、アメリカ人が理解する「DL」、鴨ね
・坪井郁美・福音館書店(1985)←松本訳に匹敵するできばえ、鴨
・木村由利子・集英社(1990)←妙訳だけど、すごい! まあ、語学力と異次元の訳者の才能でしょうか?
・谷口由美子・岩波書店(2002年)←反日の岩波のものだけど誠実な労作、鴨?
同著者の「おちゃめなパティ―」シリーズの訳書の中で、どなたかが、
岩波文庫旧版(1933)の遠藤寿子さんの訳を称揚しておられた。しかし、私は遠藤訳は勘弁です。
また、正直、日本ではカリスマの(笑)村岡花子さんの訳(1951)なども、よう恥ずかしくもなく
こんなん出版しましたね、とここに書いてはばからない。
だって、KABUも寛子ちゃんも翻訳業界で喰ってないもん(笑)
そして、文句があればネット上で文法・語法、アメリカ法論争しましょうか?
と、而して、できれば、今後、
>あんびるやすこさんのイラスト
>なかがわちひろさんの訳で
>アリス館か岩崎書店からかな?
平成というか日本語の決定版「DL」の翻訳がでることを期待します。
・海馬之玄関推奨図書:だいすきなパパへ--BOARTS FOR PAPA
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/d1f0b590a5f95fec68b54d74787fffaf
・最近のマイブーム紹介-個人のブログだもの、たまには軽めの記事もいいよね
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/bcfc256a1e0efe1f8fe81d4462084a50
ということで、以下、
「one パラ道場-あしながおじさん"Blue Wednesday"(全文) de 英文読解」のキャスト紹介
なぜならば、オフ会とかでKABUにあった方はご存知のように、
海馬之玄関のエントリー記事、画像決めてから記事の内容考えるのですよね。
だから、この記事わりとKABU的には重要なんです。
Here's a photograph of all three that Leonora Fenton took. The light one who is laughing is Sallie, and the tall one with her nose in the air is Julia, and the little one with the hair blowing across her face is Judy--she is really more beautiful than that, but the sun was in her eyes.(DL, So-Nov.12)
Leonora Fenton
で、一番悩んだのが・・・このピース。
はい、でも、やはり、
JUlia Pendelton
・ほしのあきさんの<無罪>確定-あんだけ可愛いんだから当然なのです
https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/78478ca7d4aebc00f057beebd43f17a4
要は、わたし、ジュリア嫌いじゃないんですよ。
だって、裏表のないわかりやすいひとでしょう、彼女?
それに、意外とおちゃめだし。
おしまい。
・温故知新:「あしながおじさん」を貫くアメリカ保守主義の精神
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/dc30651b55d86bc227fc7a651a74dfca
・「あしながおじさん」を貫く保守主義の人間観
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/fec9cef04c2df7543851e834dc5a2a41
・one パラ道場-あしながおじさん"Blue Wednesday" de 英文読解
https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/18c0de69dc993004a8b3a05cd3deb9a1