英語と書評 de 海馬之玄関

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[再掲]英文読解 one パラ道場:AKB48 渡辺麻友の最後の総選挙2017スピーチ

2022年12月29日 15時11分54秒 | 英文読解 one パラ道場

​​
https://youtu.be/dWKZI5uVT00

 

ふと考えた。そう、

アイドル論もそこそこまとめた

TOEICの分析も一応すんだし

NHK基礎英語の講評も終えたから。

はい、なにをわが家はいいたかったかっ・・・🍎🍎

これ(⤵)、鴨。

 

 

2017年06月28日 17時08分15秒

 

断捨離中に見つけた自作の・・・「詩」? 渡辺麻友さんありがとー❤ (*^o^)/\(^-^*)

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/f96e6e93ec41c13f9898642083a288fb

 

 


あの「AKBグループの終焉」が確定した日。
そう、第9回のAKB総選挙の開票日、2017年6月17日の記事を俎上に載せます。
ちなみに、「なぜ、AKBが終わったのか」とかいう、今となってはどうでもよい、かつ、
些か不愉快な話については――ご興味がおありのようなら――下記拙稿をご一読いただければ
と思います。

 

・AKBは終わりました、以上。
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/78799c7bb9ac3777b26578910b435b9f

・AKBはもうあの日に終わったけれど・・・、サッシーの言う通りだよ。(追記あり)
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/8b64a655f6e7a8bed9dc8716cedc6572

・AKBネタの総括「兼任」の:高垣麗子さんの➡ポカポカ陽気

 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/590792799a2b369724ea65265fab02f6


而して、2017年6月17日は、逆に言えば、「AKBグループ」をこれまで支え守ってきた、
渡辺麻友(まゆゆ=まゆまゆ)がその卒業を表明した、厳粛であり清々しい日でもあった。
わたしはTVでそのイベントをみながら、不思議とそんな感覚をおぼえました。
そう、それは杜甫の『春望:Spring View』の読後感覚と通低するもの。あるいは、
ウィトゲンシュタィン『論考:Tractatus Logico-Philosophicus』の読後感に親しいもの、鴨。

・書評:はじめての言語ゲーム
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/10d53758eaae62bffd83dc909a4ea99a

▽春望―杜甫      
国破山河在     国破れて山河在り
城春草木深     城春にして草木深し
感時花濺涙     時に感じては花にも涙を濺ぎ
恨別鳥驚心     別れを恨んでは鳥にも心を驚かす

▽Spring View―Du Fu
country ruined mountain & river remain
city in springtime grass & trees grow deep
facing hard times flowers trigger tears
hating separation birds startle my heart

 

蓋し、いかにAKBが終わったとしても、しかし、「前田敦子」卒業の後、
まゆまゆが守ってきたこの5年半の間に、松井玲奈、島崎遥香、渡辺美優紀という
逸材もまた卒業したけれど、日本の、少なくとも、J-Popの宝ともいうべき、

>松井珠理奈
>宮脇咲良

が育った。正に、これは「国破れて山河あり」ではありませんか。

ならば、――ちなみに、KABUはこのcoming -soon Acesとは別に、チーム8の、青森県代表・横山結衣ちゃんと、山形県代表・早坂つむぎちゃん、そして、チーム4の小嶋真子ちゃん、チームEの福士奈央ちゃんとかが贔屓だったりするし、地元贔屓人間としては郷里のHKT48のメンバーは、原則、漏れなく推メン候補です❗――「AKB」が消滅するのが決定したにしても、――より抽象度の高い概念としての――<AKB>の未来はそうそう悲観的なものでもないかもしれない。と、そう、まゆまゆが残した後輩たちに期待しています。



▼Watanabe Mayu announces her graduation from AKB48

AKB48 Team B member Watanabe Mayu (23) announced that she would be graduating from the group by the end of the year.

On June 17, Watanabe gave a speech after winning the second place on the general election two years in a row. 

She said, "This year, I stood as a candidate making it as my last election. I have been participating in the general election since the first time, and thanks to you fans' support, I was able to stay as one of 'Kami 7' this whole time. I cannot thank you guys enough. 


As this was my last election, and I won the first place back in 2014, it was my challenge to get the No.1 position one more time, but unfortunately, the result was the second place. However, until today, my fans have been supporting me so much, and through the handshake events and Twitter, they also gave me so many supportive messages. I spent these days very happily. I cannot say there is no regrets, but I do feel happy to receive this second place. 


Today, I have an announcement to make to people watching TV, watching through live viewing, and people who are here now.  I, Watanabe Mayu, am graduating from AKB48. I loved AKB, and had an audition when I was 12. Then I joined the group. This April was the 10th anniversary since my debut, and I became 23 years old. As a member of AKB, I have experienced a lot, and learned a lot. I decided to step out to the outside world, to begin a new experience. There are now many reliable juniors, and I would like to entrust the future of AKB48 to them. As I will be graduating by the end of this year, I may not have that much time left, but I want to perform my mission as an AKB member. 


Anyway, thank you for your support to get me the second place!"

Watanabe also revealed that she was thinking of the graduation these past 2-3 years, and she made the final decision on her own.


In the end of the speech, she clearly stated there was nothing left for her to do as a member of AKB48.

(出典:Tokyohive forum,  June 18, 2017―Source: Nikkan Sports via Oricon)






<語彙>
announce graduation from :~から卒業することを公表する, give a speech:スピーチを行う,  in a row:連続して/連続で(TOEIC の重要イディオムですよ), 

participate in:~に参加する,  the general election:総選挙(定冠詞がついていることに注意してください),  thanks to:~のおかげで/~の力添えによって(間接的な因果関係や行動の理由を表すこともあります。これらの場合、より直接的な原因や理由はbecause で表現するのが普通、カナ),  'Kami 7' :神7(AKB総選挙の上位7名の総称), 

back in 2014:以前、2014年に(このback は「昔に・以前に」の意味の副詞です。さりげないけれども英語らしいきほんごいの用法、鴨), challenge to-V:~をしようとする試み/~しようとする挑戦, the handshake events:(AKBグループ恒例の)握手会⬅KABUの推しメンはゆきりんとみるきー、そして、ぱるるでしたが、一度だけですけどまゆまゆさんのレーンに並んだことあるんですよ❗,  

 

【M09 SPMC】〈AKB48 バラの儀式〉「ときめきアンティーク」公演後のスペシャルMC ←「What is Akushukai?」

 

supportive messages:応援のメッセージ, regret:後悔・残念無念の気持ち,  have an announcement:1つお知らせすることがあります, live viewing:ライブビューイング(コンサートやイベントなどチケットが手に入らないとか会場が遠方で参加出来ないような方に近所の映画館等で観ることが出来る仕組み),  audition:オーディション,  

the 10th anniversary since my debut:デビュー10周年, decide to-V:~しようと決意する(decide は、agree, expect, desire, promise 等々と同様、目的語にVg-ingはとりませんよ!),  step out to:~に向けて今いるよことから踏み出す, reliable juniors:【KABUの想像ですけれど、 多分、次世代エースの珠理奈と咲良、そして、岡田奈々や高橋朱里のような】信頼できる/頼りになる後輩たち, 

entrust A to B:Aという事柄をBという人物(もしくは擬人化されたB という事象)に委ねる, perform my mission:自分の(プロのアイドルとしての)責務を――TPOをわきまえず「結婚宣言」をAKB総選挙開票会場でしでかしたあの須藤某などは問題外の外として、自分の責務を――果す,  anyway:いずれにせよ(in any caseよりも口語的ですが、順接・逆接、および、全く新しい話題に変える場合のすべてのニュアンスがあり、大人の、かつ、いろんな思いを込めているニュアンスが表現されています), 

reveal:いままで知られていなかったことを明らかにする, on one's own:自分だけで/自分自身で(自主性や主体性を表す副詞句。ownがあることで推測できるとおもいますけれども、own のその後ろには、自分の「能力・財産・アイデア・意志」等々の具体的というか社会的や状況に左右され規定される、判断や行動、決断の材料や条件が意識される点で、より主観的や内面的なby oneself, for oneself, of oneself とかなりニュアンスを異にする場合もある隅におけないイディオムです。ビジネスシーンとか日常の会話では、寧ろ、on one's ownの方が無難なくらいです), clearly:多様な解釈を許さないくらいはっきりと


<読解躓きの石>
日本人の苦手な論点を1つ確認しておきましょう。
それは否定表現の修辞用法です。例えば、これ。

I cannot thank you guys enough. 
(あなた方に十分に感謝することができない)
(≒あなた方には感謝してもしきれるものではありません)
*「guys」は呼び掛けの複数形の場合、男女共に包摂します。

I have never been well.

ここwell とbetter の語感の違いを自分で考えてみてください
(いままでこんなに元気なことはなかった)
(≒調子はどうかだぁー? かってないくらい、絶好調すよ!)

 

How are you ?

Never been better.

Good never been better.

(元気かい?)

(こんなに元気なことは今まで一度もなかったてくらい元気だよ)


cf. She never so much as smiled. 
(彼女はにこりともしなかった)




<和訳>
▼渡辺麻友、AKB48からの卒業を表明
AKB48チームBに所属している渡辺麻友(23)が今年いっぱいでAKBグループから卒業すると表明した。

6月17日、AKBグループの総選挙で二年連続の2位の座を渡辺は得たのだけれども、その結果を受けて彼女はスピーチをおこなう。

「今年、最後になる総選挙と決めて立候補しました。このAKB総選挙にはその初回からわたしは参加してきました。而して、ファンのみなさまの応援のおかげで、わたし、まゆまゆは、そのいままでの総ての総選挙において「神7」の一人であり続けることができたのです。今回がわたしにとって最後の総選挙ということでしたから、また、2014年に首位をいただいたということもあり、よって、今回はもう一度第一位の座を手にするべく挑戦したわけです。結果は、しかし、あいにくこのように第二位に終わってしまいました。

それがなにか、そう、それがどうしたというのでしょう【≒Howeverの意訳ですよ】、今日のこの日まで、わたしのファンのみなさまはわたしを支え続けてくださいましたもの。都度の握手会の機会やツイッターを通して本当に多くの支持を寄せてくださいましたもの。よって、それらの支援と支持をいただいたことにより【⬅理由を表すニュアンスはKABUの気分や筆の/キーボードの勢いではなくて、この「I spent these days very happily.」のセンテンスとその前後のセンテンスが同一のパラグラフに属することから論理的に発生するものです】、この数日間はわたしまゆまゆにとって心晴れ晴れの日々となりました。後悔や無念の気持ちが全くないのかと聞かれれば嘘になりましょう。けれども第二位の座をいただいたことを本心から幸せなことと感じているわたしがここにいるのも事実なのです。


・再出発の英文法(追補):「パラグラフ」ってなに?
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/ea89ebe1327316460296604a216c057e

本日、このスピーチを見てくださっておられる皆様、TVで、パブリックビューイングを通してご覧いただいている皆様、そして、ここにおられる【無観客イベントになったゆえに、AKBグループの後輩や運営スタッフの方、そして、いままでお世話になってきたマスメデイア関係者の】皆様にお伝えすることがあります。わたし、渡辺麻友はAKB48を卒業することにいたしました。


わたしはAKBが本当に好きな女の子でした。だから、12歳のときにオーディションを受け、このグループに参加したのです。この4月でデビュー10周年を迎え、年齢も23歳。このAKBの一員として、多くのことを経験させていただき、また、多くのことを学ぶことができました。而して、外の世界に踏み出すことに決めました。もって、今までとは違う新しい道に進もうと思います【⬅ここ、a new experienceの意訳ですが、逆に、「新しい経験」と直訳した場合、言語明瞭なれど意味不明になることをご自分で確認してください】。

今やAKBグループには――総選挙当日に「結婚宣言」するようなさもしい輩もいる一方で――、実に頼もしい多くの後輩たちが育っています。蓋し、わたしはAKB48(グループ)の将来を彼女達に委ねたいと思うに至ったのです。この年末に卒業するのですからそう多くの時間はもう残っていません。しかし、その残された期間中はAKBメンバーとしての責務を果させていただきたいと思います。そして、再度言わせてください。そう、第二位をわたしに与えていただきありがとうございました。ファンのみなさまのご支援に感謝いたします」、と。まゆまゆはそのスピーチでこう述べた。

渡辺は、2―3年前から卒業という選択肢を考えてはいたと吐露した上で、けれども、卒業するというこの最終的の決断は自分自身で下したと明かしてくれた。

而して、まゆまゆは、AKBのメンバーとしてやるべきことでやり残したものは1つもありません。と、スピーチをその言葉でまゆまゆは締めくくった。


渡辺麻友史~History of Mayu Watanabe~【ENG】

 

 

【ちょびっとした補足 by KABU】
ちなみに、本稿では「まゆゆ」ではなく「まゆまゆ」と記しているのは誤植ではありません。前に握手会で、渡辺さんに「わたし、まゆゆさんのこと語呂が自分には合うのか「まゆまゆ」て呼んでいるのですよ」といったら、まゆゆさんが、「あっ、まゆまゆもいいですね」(笑)と本人に認めていただいたことに遡る。これ、わたし的には由緒正しい呼称ななのですよ←ちょびっと自慢?

いずれにせよ、だから、ならば、ほとんど「引きこもり」の埼玉の小学生の少女がAKB48に出会い、10年後の今、AKBグループの正統なエース<渡辺麻友>になったのは神慮としか言いようのないことなのだと思います。彼女は秋葉原で神様に<なりたい自分を見つけるための方法論>をいただいたの、鴨ということ。


・AKB総選挙-海馬之玄関「Oshi-men」決定~!
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/42efc0603567d901519898c371733db7

・AKB 総選挙2017ーまゆまゆ「年内での卒業」を発表 (追記あり)
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/311b9074ec02cf9b8ba2b5503e068d23

・目次:AKB48関連記事
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/fccf7d442d636d957a5c1d46ce872827

 

 


【資料―渡辺麻友の最後の総選挙2017スピーチ全文】

▼渡辺麻友(まゆゆ)の最後の総選挙2017スピーチ全文!――卒業は自分で決めた

全国のテレビをご覧に皆様、そして各地のライブビューイングでご覧の皆様、こんばんはAKB48チームBのまゆゆこと渡辺麻友です。
(深々と頭を下げる)

私は今年私自身最後の総選挙という風に立候補させていただきました。

私は第1回目から全て参加させていただきまして、本当にありがたいことに、4位、5位、5位、2位、3位、1位、3位、2位という、本当にファンの皆様の応援のおかげでずっと神7に、ベスト5に入れさせていただきまして、本当にファンの皆様に感謝してもしきれない思いで一杯です。

今回最後の総選挙ということで、2014年に第1位をとらせていただきまして、もう1度第1位を取りたいと挑戦したんですけど、残念ながら1位には及ばず第2位という結果だったんですけども、でも本当にファンの皆様が今日のこの日まで沢山応援してくださって、握手会だったりツイッターとかでもたくさんの応援の言葉をかけてくださって、本当に嬉しくて幸せな時間だったので、悔いは無いと言ったら嘘になりますが、悔しい思いももちろんありますがこうして第2位という順位をいただけて幸せな気持ちです。

そしてこのような形ではあるんですけども、今日は全国のテレビをご覧になってくださっている皆様、各地ライブビューイングでご覧の皆様、そしてここにいらっしゃる全ての方々にお伝えしたい事があります。

私渡辺麻友は、AKB48を卒業します。
卒業を決めさせていただきました。

 

「Beginner」by まゆまゆ

 


私は12歳の時に、AKB48が大好きでオーディションを受けてこのグループに入りました。

そして今年の4月でデビュー10年目という区切りを迎えまして、今23歳になり本当にAKB48のいちメンバーとして沢山の事を経験させていただき、本当に沢山の事を学ばせていただきました。

これから外の世界に出て、またいちから新たな挑戦をしたいなと、またいちから出直すつもりで外の世界に飛び出そうという決意をさせていただきました。

今はたくさんの後輩達が入って本当に皆のスピーチを聞いていても、本当に頼もしい言葉を述べていて、この子達に将来のAKBを託したいと思いましたし、そして普段から応援してくださっている、支えてくださっているファンの皆様への感謝の気持ちで一杯で、今年一杯という事で残り少ない時間ではあるんですけど、残りの時間の中でAKBメンバーとしての使命を果たしていきたいと思います。

本日は第2位という順位をいただきまして、皆様沢山の応援をしていただき、本当にありがとうございました。


[質疑応答]
>卒業を決めた理由?
ここ2~3年くらいずっと考えてはいたんですけど、迷いに迷って最近決断をくだしました。

>自分一人で答えを出した?
相談したりはしたんですけど、最終的には自分で決断しました。

>「今あなたの言葉を聞いて涙ぐんでいるファンの皆様はたくさんいらっしゃいます。その涙を言葉でぬぐってあげてください。」
驚かせてしまったと思うんですけど、私はもうAKB48のメンバーとしてやり残したことは無いと強く思っているので、最後の残りの時間を一緒に楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。

http://vita.yokohama/watanabe-mayu-speech2017
 
 
 
 

【資料:AKB総選挙 2016――2位渡辺麻友スピーチ全文

「今、AKB48はピンチ」】

ザテレビジョン
2016年6月18日 21時24分 配信

175,613票で2位となった渡辺麻友

(C)AKS

 

2016年6月18日にHARD OFF ECOスタジアム新潟で開催された『第8回AKB48選抜総選挙』で渡辺麻友(AKB48)が得票数175,613票で2位に輝いた。昨年【2015年】の第7回は3位。以下受賞コメント全文。

 

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「改めましてAKB48のまゆゆこと、渡辺麻友です。悔しい!本当に。速報発表で1位にさせていただきまして、2年前の総選挙で1位を取らせていただき、去年は残念ながら2連覇ならず、3位だったんですけど、ことしは返り咲くぞという一念できょうまで歩いてきたので、1位になれなかったのはとても悔しいです。やっぱりあの壁はすごい高いなと、なかなかあの壁は誰も超えられないなと改めて感じました。きょうのこの日まで、日本のファンの皆さん、そして海外のファンの皆さんも本当に一丸になって私のことをたくさん応援してくださって、この選挙期間も本当に不安で不安で、このまま逃げ出してしまおうかと悩んだこともあって、本当にしんどい選挙期間だったんですけど、握手会とか交流の場で「僕が、私がついているから安心してね」という風に心強い言葉をかけてくださって、その言葉が本当にうれしくて、本当に励みになったし、とても勇気づけられました。なので、きょうこのステージに立てています。

正直に言いますと、今、AKB48はピンチだと思います。たくさんの先輩方が卒業していて、今いるこのメンバーだけではカバーできないところも出てきました。でも私は、先輩方が作ってくださったAKB48をこのまま終わらせたくありません。(拍手)。これからも、この先もこのAKB48が、48グループがこの先何十年先もたくさんの方に愛され続けるグループであるように、私自身のこともたくさん成長させてくれたこのグループと、いつも支えてくださるスタッフの皆さん、温かい愛を届けてくださるファンのみなさんのためにも、AKB48グループのみんなのために、これからもたくさん貢献していきたいです。(拍手)

そして、今いる後輩メンバーたちにも伝えたいことがあります。わたしは12歳でAKBのオーディションに合格してこのグループに入りました。それから今22歳で10年目に入ったんですけど、全てを犠牲にして10代のほとんどを48に捧げてきました。今、この見えている景色は当たり前じゃありません。これから、この先ずっとこの同じ景色が見続けられるとは限りません。なので、みんなには、本当にこうして日々支えてくださるファンの方へと恵まれた環境への感謝の気持ちを忘れずにいてほしいなと思いますし、今という一瞬を悔いのないように努力を惜しまず日々歩いて行ってほしいなと思っています。(拍手)

これからも私はAKB48のメンバーとして、その責任と誇りを胸にこれからも日々精進して参りたいと思います。

皆さん本日は、本当にありがとうございました!」

 

 

尚、「アイドル」ていうのが今一つわからへんねんけど、という皆さまのご参考に、

・・・「専門書」(⬅冗談半分ですが良書です)から関連する部分を引用転記しておきます。

 

◆アイドルとはどんな仕事なのか?

 ――中森明夫『アイドルになりたい!』(ちくまプリマー新書・2017. 4.10)より転記

アイドルって何?

歌がうまくない。ダンサーとも違う。美人とは限らない。

スタイルばつぐんじゃない。いったい何のプロなのかな?(ibid, p.13)

 

アイドルは歌がヘタだ、とよく言われる。

ダンスだって、・・・あきらかにプロのダンサーとは違う。

かわいい女の子ってこと?

でも、・・・アイドルグループで一番人気の子が、【AKBグループの前田敦子さんや、

指原莉乃さん、NMB48の山本彩さんのように】美人とは限らない。(ibid, p.12 )

 

<アイドルは「好き」になってもらう仕事>

<アイドルは欠点が魅力>⬅【松田聖子さんの「O脚」のように】

アイドルに大切なものは・・・▽「運」(ibid, p. 128)

 

【だから、街角で偶然もらったチラシ(偶然見かけたポスター説もあり。本人に聞いても正確には覚えていないらしい)をみてオーディションに応募した引っ込み思案の千葉の中学生の少女が<前田敦子>になった経緯。あるいは、だから、ほとんど「引きこもり」の埼玉の小学生の少女がAKB48に出会い、10年後の今、AKBグループの正統なエース<渡辺麻友>になったのは神慮としか言いようのないことなのだと思います。彼女達は秋葉原で神様に<なりたい自分を見つけるための方法論>をいただいたの、鴨ということ。而して、】

 

アイドルとして成功する子は・・・【渡辺麻友さんがその理念型だけれども】

「友達のいない子」

「携帯電話もっていない【のと同じくらい携帯電話をあまり使わない】子」(ibid, p.136ff)

 

 

 

 

【アイドルになりたいのなら覚悟しなさい! アイドルになれば、】

きみは【今までの】友達を失う(ibid, p.139)

 

【そして、】恋愛禁止(ibid, p.142ff)

明確なルールはなくったって、アイドルの世界では、

ほぼ暗黙のうちに恋愛禁止だ。

それは、みんなわかってる。(ibid, p.142)

 

ファンの多くは、アイドルを疑似恋愛の【あるいは「アイドル育成ゲーム」の】対象として見る。だからCDをたくさん買ったり、サイン会や握手会へかけつけたりして、お金を支払う。【アイドル業界というのは】そういうビジネスだ。(ibid, p.143)

【ならば、一般論としては、】アイドルが特定のファンや、あるいはアイドルどうしで恋愛して、それを公言していたら、たちまち人気をうしなうだろう。実際、・・・【そんな】アイドルがいっぱいいる。

 

これでは【スキャンダルを「芸の肥やし」というより、寧ろ、<武器>や<梃子>にして一層活躍する、極々一握りの例外の存在は、寧ろ、グループ全体やアイドル業界全体から見れば「徒花」であって、】ビジネスにならない。そこで【渡辺麻友さん(まゆまゆ:まゆゆ)の尾木プロとかサッシーの太田プロ、岩田桃夏ちゃんのShowtitle とかのアイドルが所属する】事務所サイドやマネージャー、運営はアイドルに恋愛禁止を申しわたす。(ibid, p.143)

 

【ファンのマジョリティが同性の女性だから、アイドル業界よりもこの規制が緩やかなはずの宝塚歌劇団と比べて見ると分かりやすい、鴨。あの宝塚歌劇団には「恋愛禁止ルール」などはない。しかし、<宝塚>は恋愛禁止ではないけれど――特に、男役のスターさんは!――、交際している場合、交際していることを退団まで絶対に悟られないように振る舞われる。そして、交際を公表するとすれば<寿退団のサヨナラ公演>の舞台終了後の挨拶の際に、(時には、自分の後任の)組長さんから促されて、嫌々ながら照れながら行うケースが、多分、専科を除き全5組トータルで10年に2回あるかどうかというとこ。アイドル業界でなくともそれくらい、この「恋愛禁止」を巡るルールはそのビジネスにおいて大切にされているということ、鴨。】

 

【念のめに、アイドル志望のきみに言っておこう】

バレなきゃいいじゃん!って思うかもしれないね。

でも、バレるんですよ。ブレークしたら、絶対に。

【AKB48の前田の敦子ちゃんも、柏木のゆきりんもそれで一時期――バラしたとおぼしき親友との絡みで――人間不信になったとかならなかったとかの都市伝説にことかかないくらいだから、アイドル業界は!】世の中は、そんなに甘いもんじゃない。

 

恋愛を取るか、アイドルを取るか?

確実に選択をせまられる。(ibid, p.143)

 

【最後にノウハウの伝授。】

さっきも言ったけど【cf. ibid, pp.137-138】、

写真には気をつけたほうがいい。恋人と撮った写真は、

きみがアイドルになったら必ず流出する。(ibid, p.143)

 

(以上、転記終了。【】内はKABUによる補足、為念)

 

 


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