快風丸

俺の船に乗らないか。

当たったので

2008-11-19 00:32:49 | Weblog
 久しぶりに映画を見に行ったのは、某フリーペーパーの懸賞で招待券が当たったからだ。今日日、葉書のは応募数が少なく、当選確率が高いと思われる。

 娘と「パコと魔法の絵本」

 オープニングからハチャメチャ。なんかとっちらかってて、このままのトーンが続くとちとしんどいなって思ってたら、だんだんストーリーの骨格が見えてきた。

 舞台は病院。パコは不慮の事故で両親を亡くし奇跡的に一命をとりとめた少女。
いじわるなおじいさん、自殺常習者、オカマ、やくざなど個性的な入院患者、先生、看護婦、みんなキャラが強烈。

 パコは事故の影響で記憶が一日しか持たない。昨日のことは忘れている。誕生日プレゼントにママからもらった絵本を毎日、楽しく読んでいる。

 ストーリーが進むにつれて、この強烈でハチャメチャなキャラクターたちが、それぞれ意味をもってつながってくるのです。ときどきアニメーションが混じったり。

 とても楽しい映画でした。
役者陣も素晴らしい。世紀の怪優、阿部サダヲは言うに及ばずですが、ワキで光ったのは小池栄子さんでした。素晴らしい。

 何度も泣きました。笑いました。優しい気持ちになりました。
そして、まだ余韻が続いています。

 娯楽映画、かくあるべし。