日本のロックの創始者、サンハウス。
学生時代よりずっとあこがれ続けたバンドが再結成した。
メンバーはもう還暦を過ぎている。アメリカ村のライブハウス、BIGCATは超満員である。
ブルースマンから名前を拝借した博多出身のこのバンドは、まがうことなき日本のロックのパイオニアである。
僕がこのバンドの存在を知った時には、すでに解散した後だった。
大学の軽音楽部でコピーバンドをやった。知れば知るほど好きになった。演奏が、歌が、ギターが、歌詞が、リズムが、もうこれがロックの教科書だった。
サンハウスは知らずともギターの鮎川誠@シーナ&ザ・ロケッツは知ってるでしょ。
2年ほど前に名古屋のライブハウスで、ボーカル”菊”のバンドを見た。
素晴らしいパフォーマンスであったが、
「ギターが鮎川さんだったらなぁ」
70年代の後半に解散したのは、商業的に成功しなかったからだ。
時代が早すぎたのだ。その数年後にセックスピストルズを中心とするパンクムーブメントがロック音楽を商業的な成功へと導いていく。
サンハウスは、ジミヘンドリクス、クリーム、レッドツェッペリンなど世界のスーパーバンドらがそうであったのと同様、その音楽ルーツはブルースである。奇しくもサンハウスは、解散後のインタビューでパンクの影響に言及している。
渋谷陽一が言う正しいロックバンドの解散とは、
「ケンカ別れか、死に別れ」
とのこと。
しかしサンハウスはそのどちらでもない。くたばれ評論家。
売れなくて解散せざるを得なかったのである。
しかし、その音楽性は、日本のロックバンドとして、明らかに突出しているのである。
1980年、パンクムーブメントの中で再評価され、発売枚数の少なかったレコードにプレミアがつき、中古LPの価格が¥20,000を越えたとFM福岡で聞いた。
そして、再発売。
学生時代に、博多出身のノボセもんからカセットをもらい、繰り返し聞いてコピーした。
今でも、その経験が、血となり肉となっている。
何度か再結成はしている。近いところでは、2007年、その前は1998年で、それはDVDで発売もされている。
しかし、LIVEはツアーではなく、東京と博多のみ。メンバーも欠けたりしている。
それが、今回は、全盛期のメンバーで大阪公演もある。3月に発売と同時に購入。
5/15、土曜日、マリーアンドファナーズのメンバーで見に行ってきた
衝撃以外のなにものでもなかった。
鮎川と菊が同じ舞台にいる。それだけで卒倒しそうだったんだ。
演奏は、もう、思いっきりで、まるで今日デビューした新人バンドみたい。
メンバーみんなが、一緒に演奏する楽しさが伝わってくる。
不遇のうちに解散を余儀なくされ、幾年月、還暦を過ぎて大阪でこの客入り。
メンバーの嬉しさたるや、想像もつかない。
これがロックなんだ。
大音量でありながらうるさくない。各楽器の音がはっきり聞こえる。
言葉で伝えようとすればするほどそれは陳腐なものになってゆくもどかしさを感じずにはおれません。
さて、翌日はマリーアンドファナーズの練習。今年も8/15にLIVEします。
音楽的共通体験が少ないメンバー、たった昨日、もっとも強烈な共通体験をしたのです。
もうね、今までで最もロックな演奏でしたよ。
思えば、2006年に復活LIVEしたころから、リズムだの、ダイナミクスだの、ずいぶんとお行儀の良い演奏を心がけて来ましたからね。
その成果をここで、ロックとして、リミッターを外すことができたわけです。もちろん、今までの積み重ねがあってこそのことです。
このバンドをやりだしてから初めての経験でした。
風が吹きました。
バンドの音が、バーンとひとつになって、ロックの感じが、これがロックだちゅう感じが感じられたのです。
もう言葉とか理屈とかが追いつきません。
今年のマリーアンドファナーズは、すごいですよ。
学生時代よりずっとあこがれ続けたバンドが再結成した。
メンバーはもう還暦を過ぎている。アメリカ村のライブハウス、BIGCATは超満員である。
ブルースマンから名前を拝借した博多出身のこのバンドは、まがうことなき日本のロックのパイオニアである。
僕がこのバンドの存在を知った時には、すでに解散した後だった。
大学の軽音楽部でコピーバンドをやった。知れば知るほど好きになった。演奏が、歌が、ギターが、歌詞が、リズムが、もうこれがロックの教科書だった。
サンハウスは知らずともギターの鮎川誠@シーナ&ザ・ロケッツは知ってるでしょ。
2年ほど前に名古屋のライブハウスで、ボーカル”菊”のバンドを見た。
素晴らしいパフォーマンスであったが、
「ギターが鮎川さんだったらなぁ」
70年代の後半に解散したのは、商業的に成功しなかったからだ。
時代が早すぎたのだ。その数年後にセックスピストルズを中心とするパンクムーブメントがロック音楽を商業的な成功へと導いていく。
サンハウスは、ジミヘンドリクス、クリーム、レッドツェッペリンなど世界のスーパーバンドらがそうであったのと同様、その音楽ルーツはブルースである。奇しくもサンハウスは、解散後のインタビューでパンクの影響に言及している。
渋谷陽一が言う正しいロックバンドの解散とは、
「ケンカ別れか、死に別れ」
とのこと。
しかしサンハウスはそのどちらでもない。くたばれ評論家。
売れなくて解散せざるを得なかったのである。
しかし、その音楽性は、日本のロックバンドとして、明らかに突出しているのである。
1980年、パンクムーブメントの中で再評価され、発売枚数の少なかったレコードにプレミアがつき、中古LPの価格が¥20,000を越えたとFM福岡で聞いた。
そして、再発売。
学生時代に、博多出身のノボセもんからカセットをもらい、繰り返し聞いてコピーした。
今でも、その経験が、血となり肉となっている。
何度か再結成はしている。近いところでは、2007年、その前は1998年で、それはDVDで発売もされている。
しかし、LIVEはツアーではなく、東京と博多のみ。メンバーも欠けたりしている。
それが、今回は、全盛期のメンバーで大阪公演もある。3月に発売と同時に購入。
5/15、土曜日、マリーアンドファナーズのメンバーで見に行ってきた
衝撃以外のなにものでもなかった。
鮎川と菊が同じ舞台にいる。それだけで卒倒しそうだったんだ。
演奏は、もう、思いっきりで、まるで今日デビューした新人バンドみたい。
メンバーみんなが、一緒に演奏する楽しさが伝わってくる。
不遇のうちに解散を余儀なくされ、幾年月、還暦を過ぎて大阪でこの客入り。
メンバーの嬉しさたるや、想像もつかない。
これがロックなんだ。
大音量でありながらうるさくない。各楽器の音がはっきり聞こえる。
言葉で伝えようとすればするほどそれは陳腐なものになってゆくもどかしさを感じずにはおれません。
さて、翌日はマリーアンドファナーズの練習。今年も8/15にLIVEします。
音楽的共通体験が少ないメンバー、たった昨日、もっとも強烈な共通体験をしたのです。
もうね、今までで最もロックな演奏でしたよ。
思えば、2006年に復活LIVEしたころから、リズムだの、ダイナミクスだの、ずいぶんとお行儀の良い演奏を心がけて来ましたからね。
その成果をここで、ロックとして、リミッターを外すことができたわけです。もちろん、今までの積み重ねがあってこそのことです。
このバンドをやりだしてから初めての経験でした。
風が吹きました。
バンドの音が、バーンとひとつになって、ロックの感じが、これがロックだちゅう感じが感じられたのです。
もう言葉とか理屈とかが追いつきません。
今年のマリーアンドファナーズは、すごいですよ。