大学のころ、三流私立大学文系の学生だった私は、ご多分にもれず、3回生ともなれば、ほとんど学校へは行かなくなった。
軽音楽部の練習に楽器を担いで行くのがせいぜいであった。
ある日の午後、気の利いた友達が、下宿の窓の外で叫んでいる。
「登校拒否はやめよう、一緒に学校へ行こう。」
学生という不安定な身分は居心地が悪く、三流私立大学の文系の就職活動前夜の時代は誰もが不安の城に立てこもっていたが、そこから見下ろす景色は悪くなかった。そこには、いささか不健康な楽しさが横たわっていた。
窓を開け、うるさいよ、というかわりに、布団を深くかぶりなおして二度寝した。

久しぶりに、小学校へ授業参観。
廊下からだと、なんか臨場感が足りないので、教室の後ろのほうへ。
こんな感じだったな。
はじめて、先生がんばってんなって思った。
「世は俺のため、人は俺のため」
俺もがんばってる。
軽音楽部の練習に楽器を担いで行くのがせいぜいであった。
ある日の午後、気の利いた友達が、下宿の窓の外で叫んでいる。
「登校拒否はやめよう、一緒に学校へ行こう。」
学生という不安定な身分は居心地が悪く、三流私立大学の文系の就職活動前夜の時代は誰もが不安の城に立てこもっていたが、そこから見下ろす景色は悪くなかった。そこには、いささか不健康な楽しさが横たわっていた。
窓を開け、うるさいよ、というかわりに、布団を深くかぶりなおして二度寝した。
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久しぶりに、小学校へ授業参観。
廊下からだと、なんか臨場感が足りないので、教室の後ろのほうへ。
こんな感じだったな。
はじめて、先生がんばってんなって思った。
「世は俺のため、人は俺のため」
俺もがんばってる。