ツォンガは、ランキング6位。
テニスプレーヤーらしからぬ筋骨隆々の大男。顔もこわい。
攻撃的なハードヒッターであるが、ドロップショットなど繊細なプレーも得意。
試合開始から、200km/hを超えるビッグサーブがさく裂する。
つまり、10数メートル先から、トップスピードの新幹線が、いきなり飛んでくるのである。
3回戦までの下位選手とは、やはり違う。パワー、テクニック、ミスも少なく、調子の波も小さい。
錦織選手も、ショットが冴える。両者一歩も譲らない。
そして、フルセット、3時間30分の激闘の末、フルスロットルの世界NO.6に勝ったのだ。
試合後、ツォンガが、錦織選手を祝福した。
試合内容も、このシーンも忘れることは無いだろう。
ベスト8進出。
次は、アンディー・マリー。ランキング4位。
失うものは何もない。全部、出し切ろうぜ。
待たせたな、世界。