快風丸

俺の船に乗らないか。

内田勘太郎 新良幸人 下地勇

2013-04-27 02:05:53 | Weblog

 得三にてライブ。

内田勘太郎登場。

クロスロード。ボトルネックスライド。ギターという楽器をここまで弾ききる演奏者は、世界中にも

そうはいまい。ヴァーチュオゾ。いや、もう人間国宝。

沖縄の2人は、なんとなく名前知ってる程度で、あまり期待はしてなかった。というより、勘太郎の

ブルースをもっと聞きたいと思っていた。

そう、その歌が始まるまでは。

いや、驚きました。まずは、下地勇の「嫌んなった」。憂歌団の歌。

なんという声。少しハスキーで、低音がよく響く。素晴らしい表現力。

そして、宮古の方言で歌うオリジナル曲のオリジナリティ。

で、新良幸人。もう最初の1小節で、ノックアウト。クリヤーな美しい、そして力強い声。

たとえるなら、オーロラのような歌。単純な旋律の無いロングトーンがきらきらと光りながら揺らぐのです。

人間の声って、こんなに素晴らしいんだと思い知らされた。

その声の出どころは、口からでも、のどからでも、腹の底からでもない。

その声は、大地と海から響いているのだ。沖縄の太陽の下、光り輝く海、緑の大地。

そして、歌と勘太郎のギターがとけあっていく。

なんとぜいたくな音楽だろう。

 素晴らしい。幸せな気分の夜。