快風丸

俺の船に乗らないか。

フ・タウタウ

2013-04-30 00:06:12 | Weblog

 金曜日に続いてまた、得三へ。

 小川美潮。

初めてLIVEを見た。

CD 「4 to 3」 が91年。もう22年前か。

素晴らしいライブでした。

歌手として、技術的にとても高度なことをやっていると思うが、そんなことはほとんど感じさせない。

歌の世界にどんどん引き込まれてゆく。

この人の歌も、身体からではなくて、もっと深いどこかから響いている。

 

美潮さんの深い森の奥に、大きな水のかたまりが浮いていて、それは、オレンジ色で、中にいろんなものが、

まるで世の中のミニチュアみたいに詰まっていて、そこから歌が聞こえてくる。

そして、こっちにもやっぱり森があって、同じような水の玉があって、それはたとえば、紫色で、そこに美潮さん

のオレンジ色が混ざってきて、今までに見たこともないきれいな色になって、どんどんいろんな色に変化してゆく。

 

 心から心に音楽が届くというのは、たとえて言えばそういう感じじゃないかな、なんて思いながら。

 

「はじめて」というタイトルの歌を聴きながら、今までにあったいろんなこと思い出して、そんな歌詞だから、

でも、そのいろんなことは、良いことばかりじゃないけど、ひとつひとつ、素直に受け入れられるような気持ち

になった。