快風丸

俺の船に乗らないか。

少年向け戦争マンガにまつわる報道について

2013-08-23 22:01:05 | Weblog

 小学校5年生の時にこのマンガを読んだ。

それを読んでしまったことをはっきりと後悔した。

先生の個人所有、先生のすすめに従って読んだ。

なんでこれを勧めたのか、本気で怒ったのを覚えている。

今でも残虐シーン、あまりにも凄惨なけが人、死人。思い出したくない。

 

新聞紙上で、図書館の閉架に移したと話題になっている。

経験に照らして、それは妥当な判断だと思う。

戦争を否定することと、その残虐さをリアルでショッキングな描写で表現するのは、

どうも次元が違うとずっと思っている。

 

しかし、新聞紙上では、自由に閲覧できない状態にしたことに批判的な記事や一般投稿

しか目にしない。むしろ礼賛する空気である。

しかし、このショッキングなマンガは子供の目から遠ざけるのべきである。

少なくとも、子供のころに読んで、未だに心の傷が癒えない者がいる。

 

 大人の理屈で考えることと、子供の感受性は全く関係がない。

「子供たちに読んでほしい。」

今日も新聞で目にした。

あなたは、子供のころに、これを読みましたかと問いたい。

もちろん、作者も、それを勧める大人にも悪意は無い。

 

しかし、論調として、このマンガを正しいものとし、それを否定することを悪とされている。

できれば、新聞には、これを否定した関係者の証言も同じ量で記事に投入してほしい。

 このマンガを読まなくても、問題を暴力を用いて解決することの愚かさは理解させられる

はずだし、そうすべきである。

 このマンガは絶版にしてほしい。