偶然Youtubeで見つけた。
1991年、ゼルダが一年の休息から復帰した時の企画ビデオのようだ。
学生のころ、よく聞いたし、大きく影響された。
このバンドは、ある時期から、音楽性が大きく変化した。
無機質なニューウェーヴから黒人音楽へ傾倒していった。
これほど音楽性が変節したバンドは、他にビートルズかフリートウッドマック くらいしか
思いつかない。
陰から陽へ、観念の世界から、躍動する肉体の音楽へ。
しかし、この長いビデオを見て、サウンドは大きく変わったが、本質的なものは変わって
ないなと思った。方法が変わったに過ぎないのかもしれない。
時代に流されて変わったのではなく、バンドの意思として、変化したのは、実はロックバンド
としての気骨の現れだったのだ。
当時、多くのゼルダファンがそうであったように、その変化に戸惑い、その一部が
そうであったようにフォローをやめた。
セールス的には、この変遷が大いに貢献したらしく、日本最古のガールズバンドは
メジャーになっていった。
画質の悪いビデオから聞こえる音はすばらしい。
一体感があり、ボーカルには張りがあって、演奏はテクニカル、詞はイマジネーション
にあふれ、アレンジも素晴らしい。
聞き逃したアルバムがいくつかある。
そのうち手に入れようと思う。
若い世代にも、ぜひ、聞いてほしい。
ちなみに、司会進行はゼルダのドラマーです。