快風丸

俺の船に乗らないか。

マルタ・アルゲリッチ ザ・コレクション1

2013-09-09 21:51:47 | Weblog

 久しぶりに聞いてみた。

8枚組、全て聞いてみた。

ショパンもさることながら、バッハ、ラベルが良かった。

何度聞いても新しい。

この人のピアノは、水だ。

たとえば、ピアニシモは、小さいが強い音。

小さな波だが、それは広い海岸線の隅々まで行きわたる力強さを持っている。

たとえば、悲しみと喜び。

それはある時期、重なり合う。悲しみが喜びに変わるとき、混ざり合う。

ジンとベルモットのようだ。

1960年のデビュー盤から、1983年に至るソロ演奏を年代順にすべて収録。

これで3,000円を切る価格設定には、正直、罪の意識すら感じてしまう。


昭和元禄落語心中

2013-09-08 19:17:59 | Weblog

 なんかなんにもやる気がしない。

レンタルマンガ読む。

「ITAN」という雑誌に連載中らしい。

カテゴリーとしては少女マンガになるらしい。

 それらしい軽さもあり、やはりと思わせるところもある。

しかし、その軽さが江戸落語の「粋」と合うのだろう。

 そして、古典落語の名作の劇中への出し方など、センスを感じる。

 

 作者の雲田さん、BLマンガを描く人らしい。

知らなかったがBLって「ボーイズラブ」のことらしい。

おもしろいの見つけた。


祭りの季節は過ぎて

2013-09-07 02:19:03 | Weblog

 オリンピックって所詮、ヨーロッパのお金持ちのお遊びの延長。

委員会は100人の高貴な方々へのご機嫌取りの場。

そんな志のない競技大会なんかいらない。

政府のヤツらも、やたら経済効果を言う。3兆円。

スポーツはもっと純粋なもの。

カネより大事なものがあるだろう。

東京に決まりませんように。


夜は秋

2013-09-03 00:19:35 | Weblog

 なんとなく気持ちがよかったので、公園を抜けて帰った。

秋だなって思ったので久しぶりに本屋で立ち読みした。

平積みしてある雑誌、なんとなく勢いが感じられないというか、先入観なのか。

表紙のデザインにハッタリが感じられないというか、誠実そうになったというか。

これでよいと思うのと同じくらいさびしいなって。

秋なのだ。


暑苦しいとは

2013-09-01 16:48:58 | Weblog

 8月も最終日というのに過酷な暑さは午前中でも容赦ない。

まったくない。

 それでも走る。打つ。

息が上がる。呼吸を深くしても回復しない。

これが暑苦しいという言葉の本来の意味なのだろう。

 それでもテニスは楽しい。


夏の花は赤く

2013-09-01 00:52:02 | Weblog

百日紅の花の赤がこれほどまでに美しいのはきっと何かを犠牲にしているからだろう

夏を生きる植物の過酷さの発露がこの色ならばそれは救いである

満たされざる者はすべからく美しい

続いてゆく繰り返しのなかで赤と青とのコントラストにほだされたなら

今日、このときだけは笑っていよう