気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

第4回土佐乃国横断遠足~ゴール後~

2017年06月06日 09時51分10秒 | 土佐乃国横断遠足
レポ書き終わってから、思い出した(判明した)こと、いくつか・・・
(思い出したことちょこちょこ書き足してます)

初日に出会った、E後さんのお友達はM上さんでした。
コース中、何度も「魔水走友会」(まみず=あるこぉる)の幟を持って応援してくださいました。

須崎の街の出口辺りでもスーツを着た女性が車の中から応援してくださいました。
ありがとうございます。

115km地点のY田さん夫妻のカレー。ポークとチキンと書きましたが、
正しくはビーフとチキンでした。訂正しお詫びします。

東又エイドから装備したガーミン君。ゴール2km手前くらいでバッテリーがあがり
ご昇天・・・。ただの時計と化す
しかし買ってからずいぶん経つのに20時間と6分もったのはご立派
てか、東又から90kmで20時間以上かかるとは・・・

ガーミン君がお亡くなりになる少し手前で、暑いのに汗が止まっていることに気付く。
手の甲つねってみると、戻りが悪い。
いかん脱水で熱中症なりかけだ、と緊急で水にタブレット溶かして飲み始める
しばらくすると無事発汗してきて、ホッとする。



ゴールタイムは54時間9分
さて、無事ゴールした私は、贅沢にも1台の車で送迎される。
途中、区長場と呼ばれる公民館に寄り、預けていた荷物をピックアップ。
既にゴールしたランナーやスタッフ達が拍手で迎えてくれる。
そのまま坂をぐぃ~んと登り、高級ホテル「足摺テルメ」へ
フロントでも、スタッフの方が応対してくださり
VIP並みの扱いで温泉へ案内される。

脱衣所に行くと先に到着していたのは
腕を真っ黒に日焼けしたH賀さん。
やはり、前を走っていたのはH賀さんだったのね。
私より10分くらい早くゴールしたようだ。
それでも、待たせず一人づつ送迎してくれるのだから対応凄いな。

お風呂でテーピングを剥がし、身体を洗う。
せっかくの温泉だが、内湯は熱くて日焼けが痛い。
露天風呂の温度が丁度良かった。
他の宿泊客の方が日焼けをみて驚いたのか何をしてきたのか聞いてくる。
室戸岬から走って来たと言うと、呆れながらも賞賛してくれる。

お風呂からあがると怪我の絆創膏もすべて貼り替える。
帰りはH賀さんと同じ車に乗り、区長場へ送っていただく。

折りしもこの日は、土佐清水市の市長選挙の日で
毎年使っている本館は選挙の為、18時まで使えないとの事。
代わりに裏の小屋で休める。

車から降りると同時にサーバーからビールが注がれ手渡される。
その場に居た人達と、最初の乾杯!

小屋に上がると
またそこにいる人達から拍手で迎えられ、乾杯!
呑んでる人、喋っている人、落ちている人様々。
その中にLeoさんも居て、転んだときのお礼を伝える。

テーブルにはカツオのタタキがどん!と置かれている。
「カレー食べますか?ポークとシーフードがありますよ」
とのことなので、又もハーフ&ハーフをお願いする。

うんまいっ!!

ビールもあっと言う間に3杯くらい呑み干してしまう。
ふと見るとLeoさんは落ちている。皆、ホッとして疲れが出ているのだろう。

私はゴール後の興奮が残っているのか、まだ眠くはならない。
17時頃散歩に出かける。



ビーチに降りたかったが、階段キツそうなんで止めとく。



なので白山洞門も遊歩道からパチリ!



思ったより可愛い、足摺岬灯台
丁度観光客とバッティングし、撮影に苦労する。

残念ながら38番札所 金剛福寺は17時で閉門



ゴール地点に戻ってくる。
丁度、誰かゴールして車が出発するところ。
添蚯蚓辺りで一緒だった、地元四万十市のK川さんだ。
肉刺が潰れ、HOKAを切り裂き、杖を突いてのゴール。
車の外から手を振り「完踏おめでとう!」と伝える。



やぁ!やっと会えましたね、ジョン万次郎さん。(笑)
ゴールした時はすっかり忘れてましたよ。



再び展望台に登り、天狗の鼻までふらふら歩き、感慨に耽る。

区長場まで戻るとT辺さん、F留さんなどが戻ってきていた。

ビール呑み呑みカツオのタタキをつまみながら
福岡から来ているM尾さんと話をしていると意気投合
友人のH島さんがそろそろゴールなので迎えに行きたいとのこと。

私もゴールシーンを見るのは好きなので一緒に行く事に。
そろそろ暗くなりかけているのでライト装備。

ゴール地点に戻る。
同じくらいに4人戻ってくる
5月頭に川の道を完走しているY下さん。
OO田さん、ネッツ3人衆の一人S本さん、K村さん。
OO田さん、S本さん、K村さんは手を繋いでゴール。

現時点でまだ歩み続けているのは4人
既に陽は暮れ、ウイニングロードに思えたグリーントンネルは
漆黒の闇へと続いている。

何台かの監察の車や115km地点で私設エイドを開いてくださったY田さん夫妻が
仕事が終わった後で駆けつけてくれ、現在のランナー達の情報を伝えてくれる。

ランナーが見えないかとライトを点け、漆黒のグリーントンネルに足を踏み入れる。

真っ暗だ・・・。こんな中、疲れた身体で歩み続けるのは勇気いることだろう。

ふと気が付くと、真っ暗な中でも、ぽぅ~ぽぅ~と光っているものがいる。
なんだろう?昼間紫外線を浴びすぎた眼はチカチカとしていて、
羽虫にライトが反射しているのかと思ったが、違う。

ホタルだ・・・。

よく見ると、グリーントンネル一面にホタルが乱舞している。

足摺岬=ホタルのイメージが無かったので、驚いた。

結局、「足摺岬まで0.5km」の看板まで行ったが前からランナーは戻ってこず
今来た道を引き返す。
その中でも、木の枝が手招きをしたり、風も無いのにユラユラ揺れていたり
走り終わっても幻覚が見えてしまう。

戻ってくると、スタッフがホタルを捕まえ見せてくれる。
又、観光客もツアーで何組かやってくる。
ホタル、有名なんですかね?

車何台かで道を照らすと漆黒の中からH島さんが現れる。
「こんなに大勢で待ってくれてるとは思わなかった」と涙のゴール
H島さんが車で送られた後、M尾さんも後を追う為、区長場へ戻る。

しばらく待つと、制限時間10分前くらいに
添蚯蚓のあずまや会ったでK友さんが足を引き摺りながらゴール。

コース上には後2人。
制限時間は過ぎたが、スタッフは待ってくれている。
辺りは完全に夜になり、冷えてきたので私は帰ることに。

区長場に着くと、誰かがカレーを頼んでいる。
それを聞くと、私のお腹もグゥ~・・・。
さっき食べたばかりなのにもうお腹が空き始めている。
大盛りくださ~いと言うと、M尾さんも「3杯目だけど」といいながら注文している。
皆、異常な食欲だ。

しばらくすると、E後さん、
そして最終ランナーのO田さん、スィーパーのO場さんがゴールし戻ってくる。
時間外だが、完踏証をもらい喜んでいる。
O場さんは何人ものランナーをサポートしゴールに導いている。
それでもまだ元気そうだ。感謝感謝

皆、お風呂に行って、戻ってきてからも宴は続く。
最後にT辺さんが挨拶、そして乾杯!
いくらでもビールが進む。

選挙が終わり、区長場本館が使えるという。
それを聞いたとたん凄い眠気が襲ってくる。
元々お酒もそれほど強く無いので、溺れる前においとますることに。

だだっ広い広間に雑魚寝。
寝袋は用意されているが、屋内ならいらないだろう
座布団を数枚敷きその上にごろん。
たぶん21時頃
あっというまに寝息をたてていた。

大会自体が楽しければ、リゾートホテルもフカフカのベッドも要らないって事が
よく分かりました。

ビール沢山呑んだので、トイレには数度起きたが、ほぼ爆睡。

6時半頃、眼が覚める
あれだけビール呑んだのに、思ったよりすっきりしている。
朝の散歩に出かける。
昨日とは逆方向、あしずり広場とか回ってみる。



今日もいい天気だ。

区長場に戻ると、朝食が用意されていた。
納豆やソーセージ、ちりめんじゃこなど簡単なものだが
皆で食べるとそれだけでもウマイ!。
あれだけ呑んでいたのに、朝からビールの人も数人。

時間が来て、バスが用意される。

私ここで悩んでいた。
皆はこの後、高知に戻り、ひろめ市場で打ち上げをやるという。
それにも惹かれていたが、この遠足の途中で別に行きたいところが出来ていたのだ。

悩んだあげく、皆にお別れをいい、中村駅行きのバスに乗り込む。



バスは土佐清水市街を抜けた後、コースをなぞるように走っていく。
昨日、ビバークした遍路小屋や四万十の清流を通り過ぎていく。

高知駅行きは途中、水車亭に寄ってお土産が買えるらしいが、
こちらのバスは中村駅直通、その後は高知空港へ直通だそうだ。



中村駅到着。

ここで一緒に降りたのは昨日、ゴールに立ち会ったH島さん。
電車が来るまで少し時間があったので、少しお話をしてから分かれる。



一応四万十川なんだけど、後川と呼ばれている支流をぶらつく。



遠くに中村城が見える。ちょっと寄れる距離では無い。



ここの駅には改札が無い。



特急あしずり
実はやってみたかったのはコレ
正確に言うと、高知駅からごめんなはり線に乗ってみたかったのだ。
室戸から走っているときに、
1両編成で可愛い電車がやたらと速いスピードで走っていくのをみて
「乗ってみて~~~!」と気になっていたのだ。
何度も写真を撮ろうとしたけど、音がしてから速すぎて撮れないくらい速い。
けっして、鉄ちゃんでは無いんだけどね



駅弁でもあるかと思ったら、普通のお惣菜
とりあえず、焼きそばと地元ではあまり見ないタチウオのお寿司
ビールもいってみたけど、あまり美味しく感じなかった・・・。
呑み過ぎやね。

車窓を見ながら、時々うとうとして、高知到着。

ごめんなはり線でどこまで行こうか悩む
空港に近い、のいち駅から空港行きのバスでもあるかと思って聞いてみたら
無いと言う。(後で知ったが、予約すればタクシーが500円であったらしい)
14時半頃までに空港行きのバスに乗りたいので、ごめん駅までで折り返すことにする。



これこれ。可愛い1両編成。
各駅のゆるきゃらが書いてあるパッケージ電車。
この他にもキャンプにくる阪神タイガース電車とかあるらしい。
地元の方と一緒に乗って、いざ出発。
ぐぅ~んと加速。
わはは、速い速い!!
一人はしゃぐ50のオヤジ



あっというまに、ごめん駅に到着
(この画像、謝る時に使えるな・・・)
そのまま折り返す。



今度のは普通の電車、でも1両で可愛い。

再びはしゃぐオヤジ。
次回、もし参加できたときには、田野か奈半利まで電車で行って
田野の道の駅で拾ってもらおう。

高知に帰ってくると、ちょうど航空駅行きのバスが出るところ。
ちょっと早いが飛び乗る。

空港に着くと、荷物を預け
時間もあるので、須崎で食べられなかった



鍋焼きラーメンをいただく。
・・・あまり鍋焼きである必要を感じなかったが・・・
ぜひ、須崎で本物を食べてみたいなぁ。

保安チェックを受け、待合室へ



初日と同じにE後さんとM上さんとばったり。
行きも帰りも同じ便とは・・・。
2人はひろめ市場に行き、いい感じに仕上がっている。

飛行機に乗り込む。



飛び立つ・・・



それまで何も感じていなかったが、
眼下にCPである物部川大橋が見えたとたん、
頭の中で、この4日間のエピソードがフラッシュバックしてきて
思わずグッと来てしまう。



窓に顔を押し付け必死にコースを目で追う



ヤシィパークと手結港可動橋



安芸の町



奈半利



第1エイド海の自然学校の辺り。

飛行機は室戸岬の真上辺りを通るので、残念ながらスタート地点は見えず。
しかし、瞼の裏にはあの青空がくっきり残っている。

感慨に耽っていると懐かしい風景が近づいてきて



到着~。
羽田空港からは、リムジンバスでサクサク到着。
無事、帰り着き、遠足は達成出来ました。


ふぅ~・・・長かった・・・。
これにて「第4回 土佐乃国横断遠足242km」のレポート完結です。

長い間サポートしてくださったスタッフの皆様、
私設エイドや巡回エイドで助けてくれた皆様
呆れながらも応援してくれた地元の皆様
そしてなにより、一緒に共走してくれた皆様

皆さんのおかげで楽しい遠足を過ごす事が出来ました。
どうも、ありがとうございました。

0次関門突破が大変ですが
いろいろとやり残した事もあるし
またここに帰って来たいと思っています。
その時はどうぞよろしくお願いいたします。

最後にもう一度
大変お世話になりました。どうもありがとうございました。
コメント (6)
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