気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

第4回土佐乃国横断遠足~その6~

2017年06月05日 17時19分18秒 | 土佐乃国横断遠足
いか~ん、オクム楽しすぎて記憶がぶっ飛びそうだわ・・・。



広い四万十川を渡る

橋を渡り、階段を下りるが、一瞬歩道が分かりにくくなりちょっと悩む。



凶悪事件進行中・・・?



しばらく四万十川を下る

ジャンク屋風の店?の前で、ちょっと怪しげなおっちゃんが
どこまで行くのか聞いてくる。
室戸岬から足摺岬までと答えると
すげーすげーと驚いて、がんばってと応援してくれる。

道はいつしか川から離れ、里山風景が広がる。

野鳥自然公園で小休止
まだ朝だというのにもう暑い。水場で顔にじゃぶじゃぶ水を掛ける。



大文字山というと京都のアレを想像したが



こじんまりとしてかわゆす。



昨日と違い多少の雲はあるが、暑いことには変わらない。
広い道には陽を遮るものも無い。



トンネルの中でこの旅最後の境界線、土佐清水市突入。



なんだか感慨深い



ここのトイレで、朝のお勤め完了。
素晴らしいぞ私の身体。
お腹は空いているような、空いていないような・・・
うどんとか食べたいような、先を急ぎたいような・・・
結局、店には寄らずに先へと進む。



春の南国ともなると、里山の森は生命力が一杯でもりもりと湧き上がって見える。



市野瀬川に沿って走る 清流に飛び込みた~い。

下ノ加江の町に入る。
コース上、最後のコンビニに入る。

あまりお腹も空いていなかったので、コーヒーとソフトクリーム購入。
外のベンチで休憩。
たまたま座っていた、お遍路さん(ちょい悪おやじ風)としばらくお話をする。
遍路小屋や宿坊を利用して88ケ所巡っているそうだ。
その話の中で、「ついさっきも別のランナーと話した」と言われる。
誰だ?

では、がんばってくださいと送り出される。

町をでると海岸線沿いに進む。小さな岬が多くなるためアップダウンも増えてくる。



ちょっと上ったところから下ノ加江の砂浜が見える。



ジョン万次郎、実現すれば主役は誰がやるのかな?



広大なビーチが見えてくる。
このビーチはサーファーも多く来る、大岐のビーチ。
とにかく広い。ぐるっと周るだけでも今はしんどい。

ビーチの端に行くと、当然のごとく上りがはじまる。
上りきって下りがはじまると以布利の町への分岐点。
この先の遍路路に備え自販機で水を補給する。
散歩している子供連れのお母さんが
「どこまで行かれるんですか?」とたずねてくる。
金曜の朝から室戸岬からここまで来たと伝えると
「すごいですね~」と驚かれ
「さっきもランナーさん通ったから何かと思って」と。

また、前に幻のランナー現れる。
タイミング的にH賀さんかなぁ?となんとなく思う。

お母さんと別れ、道を下っていく。



小さな漁村に入る。



2度目の遍路路への分岐路



この遍路路は舗装路。
時間は13時前くらい。
前の遍路路同様、一番暑い時間に木陰の道を通れるのはラッキー

この道もいいですよ、と大会FBに書かれていたが
最初のうちはただの田舎道



この辺りは、ちょっと地元鎌倉と似た雰囲気がある。



木の根が複雑に絡み合う。



グリーンウォール





極めつけは緑のトンネル。
思わず足を止めて魅入ってしまった。



後ろ髪引かれながら遍路路を抜ける。



最後のCP ここで事務局に電話を掛けることが決められている。
「時間かかりま~す。」と伝えると
「は~い、待っています、気を付けて」

電話を切り前を見ると



13時過ぎ、陽射しを遮るもの無し、登り坂と心折れる風景。

それでも残り12km
気合をいれ走り出すが、すぐに足が止まる。



ふと目を海に向けると



今まで走って来た



道が霞んで見える。

ここまで来たんだ、もう少しだ。



小さな漁村を抜けると、坂道がまっている。
何度か出てくる足摺岬まで10kmの表示(笑)



あの先がゴールか?まだ遠く見える。



南国な雰囲気

途中、怪しげな店?で「呑んでかな~い」と誘われる
「整体」とか書いてあったが、怪しすぎる・・・。



強烈な日差しの中、続く上り坂
何箇所か道端に湧き水が湧いている。
綺麗なのか?確かめる気も無く、ジャブジャブ浴びる。



海の色が変わってきた。



を・・・道が細くなった・・・



これは、YouTubeで見た看板だ。



ウイニングロードが続く



拍手が聞こえる
ついにたどり着いた。

スタッフに促され、最後のCPへ
重い足を上げ階段を登る。



夢にまで見たこの場所へ



目の前は太平洋



左手には天狗の鼻、そして右手には



会いたかった、足摺岬灯台

ここまでの旅路を思い出しながら出てきた声は

「やったぜ~~~~!!!」


広場に戻ってくるとスタッフが拍手で迎えてくれる

ゴールラインである大段幕が用意される。
大段幕に触れ、額に押し付ける
そして、ついに・・・



完踏しました!!



その場で完踏証を書いてもらい、授与式

まずはお風呂だ。私一人の為に車を出してもらう。
いろいろとくっさいので気が引ける。

あ、ジョン万次郎像観るの忘れてた・・・
と気が付いたのは車の中だった。
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第24回奥武蔵ウルトラマラソン78km~速報~

2017年06月05日 08時20分12秒 | 奥武蔵ウルトラマラソン
土佐乃国横断のレポート途中ですが
真夏の祭典、奥武蔵ウルトラマラソンを走ってきました。



・・・ランナーに見えない・・・

結果は・・・



無事、完走することが出来ました。

お初の方々
1年ぶりの方々
よく会う方々

いろんな出会いもありました。

土佐乃国レポ完了の後、レポ開始します。
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第4回土佐乃国横断遠足~その5~

2017年06月02日 08時21分36秒 | 土佐乃国横断遠足
東又のエイドでガーミンを装備。
今の距離、時間が分かる安心感と
時間が気になり、ちらっちらっと左腕を眺めてしまうわずらわしさ。
どっちもどっちか・・・




18時半にエイドを出て、県道のゆるやかな峠を越える
ほどなく陽は沈み、2日目の夜が訪れる。





国道56号との合流地点にある水車亭到着
ここは塩けんぴが有名らしいが、既に閉店
水車亭と書いて「みずぐるまや」と読むらしい。
ここを右折して800m程いくと37番札所岩本寺がある。

一説によると、37番札所岩本寺から38番札所金剛福寺までが
お遍路88ヶ所中一番距離が離れていて、
38番札所に向かう人達が足を引き摺っていたから
足摺岬と名づけられたとか・・・。
これから、その道を辿っていくが、既に足引き摺ってんですが・・・。

水車亭を過ぎてちょっと行くとコンビニがある。
エイド出たばっかりだし大丈夫かと思い、通り過ぎてから
説明会でここからしばらく店無いよと注意されていたコンビニだったと
思い出す。
まぁ、水もあるし大丈夫だろうと引き返さず、そのまま進む。

道は段々と郊外へ続き、それに伴って外灯も無くなっていく。



気温は19℃ まだ快適だ。



水車亭から1時間程で黒潮町突入。
辺りは山道へ入り、車はびゅんびゅん飛ばしていく。
ところどころ歩道が無くなったり、
あっても幅が人一人分だったり、
側溝にブロックの蓋が被さったもので足元がでこぼこだったりと、かなり怖い。

1日目の夜にも感じたが
高知の車って基本常にハイビーム。
外灯が無いってのもあるけど
対向車、歩行者がいてもおかまいなし。
前に車がいてもハイビームのままの人も多い。
習慣の違いなのかな?地元でやってたら喧嘩になるわ・・・。
おかげで、うっかり見てしまうと視界がホワイトアウト
足元がしばらく見えなくなってしまう。
対向車にはライトを振り振り存在をアピール
まぁ、車の方でも普段はこんな夜中に歩いている変な連中はいないんだろうから
あっちもビビッてたかもね。

街から離れるにつれ、星空は輝いてくる。
佐渡島には及ばないが、ここでも星は綺麗だ。

・・・お腹空いてきた・・・
エイドでカツ丼がっつり食べたから平気だと思っていたが
よく考えてみれば、食べたのは16時半頃
窪川のコンビニですら既に3時間は経っていた訳で・・・
自分の迂闊さを呪ってみてもはじまらず
手持ちの飴玉、緊急用のジェル、水分でしのぐ。

道は基本1本道で迷いようが無いが、次のコンビニまでの距離が知りたく
何度も取り出し、公衆電話、温泉施設、歩道無し区間の表示を目で追う。
ずっと走っていれば、ある程度時間の目安もつくが
歩きを交えると、とたんに距離感が分からなくなる。
東又のエイドを出てから誰にも会わずにここまで来ている。

長い長い道を耐え



コンビニがオアシスに見えた。
23時半。窪川から実に4時間



堪らずカップうどん大盛り購入
お遍路さん用の外のベンチで出来上がるのを待っていると
暗闇の中から東京のM山さんが現れる。
今まで誰とも会わずに孤独にがんばっていたのに、
こんなに近くにいたことに驚くと共に嬉しくなる。
うどんを食べていると、さらに1人、2人と現れる。

お腹が満たされ、他のランナーと再会出来たことで
安心感が得られたのか、眠気が押し寄せてくる。
時間は既に0時近く
コンビニの隣には道の駅があるようだ。
「道の駅で横になれる所を探します」と告げて立ち上がる。

道の駅「なぶら土佐佐賀」を探索してみる。
ベンチは1基あったが、吹きさらしで寒い。
一番風除けが出来そうなのはトイレ前。
さすがにここは止めておこうと、道の駅は諦め出発。

佐賀の町をかすめ、目星をつけていた遍路小屋は
すでに先客が就寝中。
トンネルを抜けると久しぶりの海沿いの道へ出る。
と言っても、辺りは真っ暗。
波の音だけが聞こえる。
眠気でふらふらしているのが分かる。ちょっと油断すると海へ落っこちそう。

この辺りから、道端におじいさんが座っていたり、猿が手招きしていたりと
幻覚が出現。
ライトの揺れと植木などが重なって見えるらしい。
不思議と怖さは無く、楽しんでいた。

閉鎖されたらしい消防署横を通過。
あそこの軒先でもいいか、と思ったが、廻りから丸見えなんで止めとく。

白浜海岸でようやく遍路小屋を発見。
相変わらず丸椅子が並び寝にくいが地べたに寝転ぶ
トレントフライヤーを着込み
そのまま一気に寝る。

途中、2人のランナーが同じ小屋で仮眠を取った気配がしたが
身体が起きず、さらに爆睡。

ふっと目が覚めると1時間は寝ていたようだ。
気温も下がり、風も強い為そのままトレントフライヤーは着ていくことにする。

しばらく海沿いに進むと、道は西に折れ曲がり上って行く。
トンネルに入ると歌声が聞こえる。
前のランナーが大声で歌っている。
歌ってでもいないとやってられないのだろう。
眠気覚ましにはいい方法かも。
私も対抗して歌ってやろうかと思ったが、なにも思いつかず断念。

伊田の町に入り、外灯が増えてくると
LEDのみのモノクロームな世界から色が戻ってくる。

道端にあるバス停の小屋やベンチなどには力尽きた仲間たちが
折り重なるように寝転がっている。



広大な砂浜の土佐西南公園に入る頃に空が白み始める



道の駅を抜け現れたコンビニに吸い込まれる。
ホットコーヒーと朝食を買い、明け行く空を撮影していると
OO田さん、K岡さんが現れやはりコンビニに吸い込まれていく。



黒潮町のメインストリートを行く



2日目の夜明けだ。

前方でK岡さんとK川さんが何かやっている。
追いついてみると、肉刺が潰れまくって走れなくなったK川さんのシューズを
K岡さんが改造中。



「HOKAチー」
完走に賭けるK川さんの執念が具現化する。
しかし、ランニングの荷物の中にカッターナイフ常備って・・・。(苦笑)



いつしか海と別れ川と併走する。



トンネルを越えると



四万十市突入

道を下ると道が広くなり、街が姿を現す。

彼女連れで参加中のF留さんをエールを交わしながら追い抜かし



第4CP「古津賀交差点」
写真を撮り、チェック表にタイムを記入。6時37分

ここで201.7km
既に42時間半掛かっている。

左折し県道20号に入る。
四万十川沿いの道を下る。





広い~!
清流に飛び込みたくなる。

コンビニ横を通り過ぎるが、必要無しとスルー。



M山さんとほぼ同時に第5CP「四万十大橋あずまや」到着
7時10分

K岡さん、T辺さんは先に到着しており、すっかりくつろいでいる。

しばらくするとF留さんも到着。

金目鯛のアラで出汁をとったという大根の煮物が出てくる。
T辺さんが、「大根の煮物って・・・」とディスってスタッフをからかっている。
私も味を聞かれノリで「大根を煮たものですね・・・」と言っていたが
ホントは美味しかったですよ~。

地元四万十の水のペットボトルを貰い
「92番出ます」と告げ



四万十大橋を渡っていく。
コメント (2)
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