

「歳暮の衣配り」に引き続き、2003年8月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。
東の対南廂では、『源氏物語』<柏木>より
「薫の五十日の祝い~国宝源氏物語絵巻より再現~」が展示されていました。
国宝「源氏物語絵巻」<柏木三>の画像と合わせて
ご覧になるとより楽しめることと思います。
※国宝「源氏物語絵巻」<柏木三>を所蔵されている徳川美術館 公式サイト
⇒ http://www.tokugawa-art-museum.jp/
源氏48歳の3月、
六條院南の町 寝殿において
薫の五十日の祝いが行われました。
レジュメより
“五十日の祝いとは子どもが誕生してから
五十日目に行う祝儀で重湯の中に餅を入れて
子どもに含ませる儀式”

御簾の下から打出の衣が見えています。

御簾越しには、薫を抱く源氏の姿も。

展示全景。
左側から
女房たち、薫・源氏・女三の宮。

我が子ではない無心の薫を抱く哀愁漂う源氏の背中・・・。

女房たち。

人物配置が国宝「源氏物語絵巻」<柏木三>と
同じなのが面白く思いました。


華やかな五十日の祝いにそぐわない母・女三の宮の尼姿。

<コメントをくださる方は掲示板へ。>

☆チェック!:Amazon/源氏物語の関連本