「いりかす」なるものをご存知の人はかなり島根通です。昨日、旭インターわきの店にあったので早速2袋ゲット、昨夜少しだけ料理して食べましたが懐かしい島根の味が蘇りました。
もったいぶらずに言いましょう・・・いりかすとは?「煎り滓」と書けばいいのでしょう。煎る原材料は牛の腸を大鍋で煎りあげていきます。そうすると水分が蒸発した後に大量の牛脂が出来ますこれを冷やして固めたものが「ヘット」です。
この滓のことです、食べ方は一度湯がき油抜きをしてから甘辛く炊きます。子供の頃はこのうまみを利用してジャガイモを煮ていました。
広島で言うせんじがらはぶたの腸を油で揚げて味付けしており100gが1000円と高いものですがこちらは1kg900円ととても安いのです。もちろん我が家ではだれも食べたものはいませんし、出してもおそらく手を引くでしょうが、私にとっては貴重な食材です。
さて「ヘット」の使い道はやはり牛肉料理の脂として利用されています。すきやき・ステーキなどでしょうがほとんどの店では使ってないでしょう、香ばしい肉あぶらです。