すべての人には名字(姓)があります。
勿論いろいろな決め方から一般的な名字がついているわけですが、瀬戸内海の豊島は名字がちょっと変わっており・ほとんどの人に西と北がついています。
昔からなんだかおかしいなとは思いつつもそのままになっていましたが、先日地元のTVの取材から原因が理解できました。
明治時代までは一般の人は名字を持っていませんでしたが明治になって一般の人も名字をつけるようになりました。
さぁーなんとつけるか首をひねりましたがかってに言い出したらとてもじゃないが覚えられないということで知恵者が言い出したのは集落の真ん中あたりに共通施設があり・普段からこの施設を中心に地域を呼ぶのに西・北と分けていたそうです。
だから今まで通りに西に住む人は必ず西を付けた名字にする・北に住んでいる人は北をつける。
そしてその下につけるのは個人が家の位置が分かるようにつけるという案です。
西中・西川・西角・西山・・・・と行けば自分でもわかりやすいと二つだけの姓にしたそうです。
勿論その後入ってきた人がおりますから新しい姓もあります。我が家の近所にも豊島出身の人がいますが間違いなく西中さんです。
少し例は違いますが、地域の有力者の姓をもらったところもあります。山県郡の北広島町に「加計」さんがありますが、これなど昔の有力者の名前を頂いた例です、逆に有力者は誰もが加計を名乗るので嫌気がさして「佐々木」を名乗っています。
今日はパソコン教室でしただんだん希望者が増えて教室に一杯になってきました。私などのように覚えの悪い者は落第生ではじきとばされそうです・・・
泥田のスイレンがきれいな花をつけました。