口の中に何やらできものができて、違和感大爆発のかもしたです。
なんか魚の骨みたいに引っかかっている感じで、痛くはないんですが落ち着かない・・・長く続くようだったら耳鼻咽喉科いかないと駄目かな。早く引っ込んでもらいたいものです。
ではいつものごとく最終回のポロっと感想などをば。
『ブブキブランキ』:戦いに大いなる力として利用された、謎の兵器『ブブキ』。それが存在する『宝島』。そんな宝島で生まれ育った一希 東は、双子の妹薫子が停止したブランキ王舞を触り、それを助けようとした母の力で目覚めたブランキが暴走。それを止めようとする母が双子と父を避難させるために王舞とともに地上に逃した。だが王舞と他のブランキが東京湾に落下した結果、東京は甚大な被害を受け、万流 礼央子の情報操作によって汀は「魔女」として東京を破壊した悪人に仕立て上げられてしまった。それから10年後、東は母のいる宝島へと戻るために、落下直後に知り合った朝吹 黄金を通して、王舞のブブキ使い達と合流。自身が王舞の心臓となって、礼央子の操る炎帝との戦いを繰り広げながら、宝島にたどり着く―――という物語でした。
最終的には礼央子と共に、落下する宝島から地上を守り、宝島は海中深く沈んだ、という結末でした。
この主人公がなかなか成長しないので(苦笑)ヤキモキしましたが、最後の最後で己が役目をしっかり認識できたことで、最大の力が発揮できたので、何とか無事消化。よかった、間に合って(笑)
ただ、この物語、最終局面まで見ていった感想ですが・・・一応礼央子が敵役に描かれていましたけれど、汀さんとのやり取り見ていたら、一番元々の原因は汀さんな気がします。汀さんとしては親友を救いたくって、ああした行動に出たわけですが、きちんと礼央子に説明して、納得させていたら、あんな悲劇にはならなかったと思うんですよね。要するに「対話が足りなかったんですよ」(←某ファフナーチックに:笑) 汀さんから見たら、悲劇は全部自分が引き受けて・・・と思ったのでしょうが、説明もろくにせず、礼央子の心臓破壊して、檻に閉じ込めしてたら、それは恨まれますって(--;) 多分礼央子の性格とか汀さんの性格とかもあって、ああしたずれが生じたのかもしれませんが、ちゃんと互いの気持ちを打ち明け合っていれば、地上を巻き込んだあんな大事にならなかったと思いますよ。
で、ず~~~っと最終回まで見ていていつも思っていたんですが、「この騒ぎの元凶になった薫子は一体どこへ?」と思っていたら、最後の最後でキャッピキャキ(死語)になって出てきた(笑) なんか続篇で主人公になるのかな?アメリカチームを助けていましたが、また続編でそのあたりの消化上手くしてもらいたいです。
『ラクエンロジック』:カードゲームのアニメ化でした。
神話の世界テトラヘブンの魔神たちが人間界セプトピアへと襲来。警察特殊機関ALCA所属の若きロジカリストたちは首都防衛の為、異世界の神や魔神たちと合体(トランス)し、戦場に身を投じていた。先の戦いで『ロジック』が欠落したため、一時戦線から離れることとなっていた主人公:剣美親はある日アテナから受け取ったロジックカードが手元に戻ったことでロジカリストとして、再び戦いに戻っていった―――というストーリーでした。最終的にはロジカリストでありながら、契約者がおらず、チームに後れを取っていたオルガが、悪魔の総長:ルシフェルにかどわかされ、契約を結んでしまった事から世界が混沌の闇に支配されそうになりましたが、美親とアテナがロジックカードを全放出してオルガの暴走を止め、戦いは終止符を打たれました。ロジックが消失してしまった美親とアテナは記憶や感情が抜け落ちてしまった状態に陥るも、仲間たちの必死の捜索と、美親がアテナのカードを見つけてくれたことで、アテナの感情が戻り、今度は美親のカードを持つけ出す約束をして、完結となりました。
カードゲームやったことないのですが、CMでは玉姫ちゃんとクロエちゃんが活躍しておりましたね。玉姫のトランスが結構可愛いので気に入っておりますv 最終的に勝利したのは「心の強さ」でしょうか。美親もですが、オルガも最後は自分自身の信念でルシフェルに打ち勝っておりましたし。テーマとしてはそれが一番伝わってきました。
『デュラララ×2結』:長かったデュラララシリーズもいよいよ完結。非日常を夢見て池袋にやってきた帝人が、日常(現実)と非日常(虚構)の間で揺れ続け、最後は散々落ちるところまで落ちてしまった帝人ですが、ようやく己の現実の姿(アイデンティティ)を手に入れるまでの物語でした。
この物語、全体通して主役らしい主役ってある意味居ないんですよね。登場人物全員の主観が入っているので、つまりは「登場人物全員が主人公」=「自分の人生は自分が主人公なんだよ」ということ。この作品の登場人物って、どこか自分に当てはまる人がいそうな気がします。まだ自分が無い人(帝人)。居場所が不安定な人(正臣)、客観的にしか自分を見ない人(杏里)、現実しか受け入れない人(臨也)、実在の虚構ををセーブできずもてあましている人(静ちゃん)、
虚構も現実として当たり前に受け入れている人(新羅)、虚構を理解しつつ現実もまた理解できる人(セルティ)、現実を受け入れられず、虚構ばかり現実に求める人(矢霧姉弟)、等など。だから見ていて共感できるところが一か所でもありそうだから受け入れやすいのかも。
本編の主人公の帝人は登場人物全員のいずれか近くに成長するだろうけれど、まだ未分化状態で現れ、虚構に憧れつつも、ネット世界という現実と虚構の狭間みたいなところでもがいちゃったタイプですね。最初はそれでよかったんですが、人というものは避けて通れない道=「成長」というものがあります。帝人はいろんな方向に行くことができたはずなのですが、終始「僕が正臣と杏里の帰る場所を守る」と言い続け、二人とも本当はもう先に成長して自分を受け入れているのに、一人で守る場所=成長前の場所にとどまっちゃったんですね。そこが歪み。で、この歪みに漬け込んで、自分と同じ道に引き入れようとしていたのが臨也。多分彼は元々虚構の存在に憧れていたんですよ。自分もなりたかったのに、でもなれなかった。なので愛憎とは言ったもので、今度は虚構を徹底的に否定することで自我を保とうとしているから、虚構の存在であるはずの静ちゃんやセルティ、杏里は受け入れられない。それを強がって「人間しか愛せない」と主張している訳で。でも、そんな彼に唯一対抗できない存在が新羅。彼は自分は普通の人間だとよく知っている、その上で虚構の存在のセルティをありのままに受け入れ、愛している。・・・普通だったら臨也なら否定しなきゃいけないけれどできない。だって新羅は彼が愛するといった「人間」だから。この矛盾が歪みになって、ターゲットとして帝人に向かった訳です。
最終的には臨也は排斥され、帝人は現実をようやく手に入れました。長かった成長物語もこれでひとまず終焉。すごく面白かったです!
『うたわれるもの 偽りの仮面』:前回の『うたわれるもの』から数年がたったヤマトの国で、記憶をなくしていた青年と、彼を拾ったヒロインが仲間とともに旅をし、戦いに巻き込まれる中で、青年が自分を捨て、仲間のために偽りの自分を演じて進んでいく―――というストーリーでした。
前作は同じように記憶を失くしたハクオロがトクスクルのエルルに助けられ、その恩義に報いて小さな村を戦火から守り、それが国家の発展へと突き進み、ハクオロは王になっていく、というストーリーでしたが、今回の主人公のハクは元々は人間でありながら、兄の生体実験の実験台となったことで、数百年の眠りにつき、その記憶の一切を失っていた青年。体力はからっきしないものの、元科学者の知識力と、飄々とした性格でもって人心を集めていく、という前作のハクオロとはまた違った形で、人の中心になっていく憎めない主人公でした。なので物語も前作に比べてギャグテイストを持った、明るいストーリーでしたけれど、「一体いつ『偽りの仮面』が出てくるんだ?」と思っていたら、最終回で親友:オシュトルの代わりに、その仮面をかぶって今までの自分:ハクを捨てて、オシュトルになった―――ということで判明。まさか最終回で「これから本格的ストーリーが始まる」ということになるとは思わなんだ!
なのでいよいよここからが本格的なストーリーになっていくわけですが、続きはいつかアニメ化してくれるかな・・・(切望) 最終シリーズのゲームは発売されるとのことですが、かもしたはゲームはプレイしていないので、できれば放送してほしい!!最後クオンが泣いておりましたが、きっとオシュトルの正体はハクということを知っていたのではないかと思います。でも国のためにハクは自身を捨てた。その気持ちに報いるには、自分も想いを捨てなきゃいけない、と思ったのかと。
この二人の行く末と、全く違った形で国の頂に立とうとする二人のハクが、どうなっていくのか、是非是非見たいです!!
『霊剣山』:元々は中国の方のネット小説が原作で、アニメ化されたものです。
主人公の王陸が仙人となるため、その修業の場となる霊剣山に赴き、美人なのに超いい加減(・・・実はちゃんと理にかなった行動をしていました)の師匠:王武のもとで修業を開始。同期の仲間や敵との交戦を重ねて成長していく物語でした。
中国もののアニメというと三国志しか思い浮かばなかった(封神演義はあるけど、漫画は日本人作家さんだしね)のですが、久方ぶりに中国のファンタジー大河が見られ面白かったです。
ただ、原作を読んでいないと、色んな仙術の話が登場するんですが、漢字がわからない(哀)ので、その意味するところが掴みづらさがありましたね。わかったらきっともっとストーリーに入りやすかったと思います。
ノリもよかったし、テンポよく話が進んでいくのですが、物語が進むにつれて、作画がどんどん落ちていったのが・・・(涙)
途中でショタはさむのは別にいいんですけれど、あれは他の作画が綺麗だからその時に引き立つものであって、毎回作画が崩れた中でやると手抜きに見えてくるので、それが痛かったかな・・・
既に2に目の制作が発表されているので、時間かけて丁寧に作られていると文句ないともいます。
『ナースウィッチ 小麦ちゃんR』:元々は別アニメで登場したキャラのスピンオフ作品。別アニメの方は結構ハードなストーリーらしいですけれど、こっちは普通の魔女っ娘物語で、陽気で明るいストーリーでした。
主人公の小麦ちゃんは弱小芸能プロダクション「キリプロ」所属の女子高生アイドル。明るく能天気な性格だが、「わくちん界」のエージェントであり、地球に降り注いだ悪のウイルスの回収と、ウイルスを散布したあんぐら〜の捕獲のため地球にやってきたというムギまるを助けたことから、悪のウイルスから地球を救うまじかるナースとなり、ウイルス退治、芸能活動、高校生活の三足草鞋を履く羽目になる。同じプロダクションのこよりちゃん、つかさちゃんもマジカルガールになったものの、お互いの正体を知らない3人とカード回収を争うことに―――というストーリーでした。
いや、普通に魔女っ娘物です(笑) 深夜2時とか3時とかにやらなくてもいいのでは・・・(-△-;) 時々ムギマル達がエロオヤジ発言するときがありましたけど、それを除けば普通に子供向けにできたと思います。最後は京介兄ちゃんとつかさちゃんが両想いに慣れてよかったねv それだけで「めでたしめでたしv」
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』:ガンダムシリーズの最新作(有料配信除く)ですが、凄い見ごたえあったと思います!
貧民と化していた火星において、彼らの人権を独立を主張する「革命の乙女:クーデリア」の依頼で、地球圏に彼女を護衛することになった、少年兵団「鉄華団」のオルガと三日月を中心とした、独立に向けての旅路を描いた作品でした。
いつものシリーズだと、大体宇→地球→宇宙のコースを取って、ライバルとの決着を見て完結、ていうパターンが多いんですけれど、今回はたった一つの目的のために、様々な人の思いや立場が渦巻いていて、それを一方で全く感情表現を見せない主人公の三日月君の対比がまた新しい世界観を生み出していたと思います。ただその一方で、仲間の死に直面したり、クーデリアとのやり取りの中で、少しずつ人間らしい感情を見せつつもあり。でも最後の最後でやっぱり信頼している一番の仲間のオルガの言葉が、一番響きましたね。あの最終回のシーンが一番人間らしく見えました。
ストーリー自体も面白い螺旋でした。まさかマッキーが一番の暗躍者だとは思わなかったわ!一番ギャラルホルムで信頼が厚い指揮官かと思っていたんですが、クーデリアと取引したり、ギャラルホルムの内部解体を目論んでいたり。クーデター的には成功しましたが、指揮官としてはオルガは真っ直ぐタイプですけれど、マッキーは思いっきりねじれているので、この二人が正面切って戦うことになったら、そんな風になっていたかな、とそれも興味あります。
秋には2期がスタート決定しましたので、今からめっちゃ楽しみ!今度はどんな物語が生まれるのか、楽しみにしております!(^^ゞ
なんか魚の骨みたいに引っかかっている感じで、痛くはないんですが落ち着かない・・・長く続くようだったら耳鼻咽喉科いかないと駄目かな。早く引っ込んでもらいたいものです。
ではいつものごとく最終回のポロっと感想などをば。
『ブブキブランキ』:戦いに大いなる力として利用された、謎の兵器『ブブキ』。それが存在する『宝島』。そんな宝島で生まれ育った一希 東は、双子の妹薫子が停止したブランキ王舞を触り、それを助けようとした母の力で目覚めたブランキが暴走。それを止めようとする母が双子と父を避難させるために王舞とともに地上に逃した。だが王舞と他のブランキが東京湾に落下した結果、東京は甚大な被害を受け、万流 礼央子の情報操作によって汀は「魔女」として東京を破壊した悪人に仕立て上げられてしまった。それから10年後、東は母のいる宝島へと戻るために、落下直後に知り合った朝吹 黄金を通して、王舞のブブキ使い達と合流。自身が王舞の心臓となって、礼央子の操る炎帝との戦いを繰り広げながら、宝島にたどり着く―――という物語でした。
最終的には礼央子と共に、落下する宝島から地上を守り、宝島は海中深く沈んだ、という結末でした。
この主人公がなかなか成長しないので(苦笑)ヤキモキしましたが、最後の最後で己が役目をしっかり認識できたことで、最大の力が発揮できたので、何とか無事消化。よかった、間に合って(笑)
ただ、この物語、最終局面まで見ていった感想ですが・・・一応礼央子が敵役に描かれていましたけれど、汀さんとのやり取り見ていたら、一番元々の原因は汀さんな気がします。汀さんとしては親友を救いたくって、ああした行動に出たわけですが、きちんと礼央子に説明して、納得させていたら、あんな悲劇にはならなかったと思うんですよね。要するに「対話が足りなかったんですよ」(←某ファフナーチックに:笑) 汀さんから見たら、悲劇は全部自分が引き受けて・・・と思ったのでしょうが、説明もろくにせず、礼央子の心臓破壊して、檻に閉じ込めしてたら、それは恨まれますって(--;) 多分礼央子の性格とか汀さんの性格とかもあって、ああしたずれが生じたのかもしれませんが、ちゃんと互いの気持ちを打ち明け合っていれば、地上を巻き込んだあんな大事にならなかったと思いますよ。
で、ず~~~っと最終回まで見ていていつも思っていたんですが、「この騒ぎの元凶になった薫子は一体どこへ?」と思っていたら、最後の最後でキャッピキャキ(死語)になって出てきた(笑) なんか続篇で主人公になるのかな?アメリカチームを助けていましたが、また続編でそのあたりの消化上手くしてもらいたいです。
『ラクエンロジック』:カードゲームのアニメ化でした。
神話の世界テトラヘブンの魔神たちが人間界セプトピアへと襲来。警察特殊機関ALCA所属の若きロジカリストたちは首都防衛の為、異世界の神や魔神たちと合体(トランス)し、戦場に身を投じていた。先の戦いで『ロジック』が欠落したため、一時戦線から離れることとなっていた主人公:剣美親はある日アテナから受け取ったロジックカードが手元に戻ったことでロジカリストとして、再び戦いに戻っていった―――というストーリーでした。最終的にはロジカリストでありながら、契約者がおらず、チームに後れを取っていたオルガが、悪魔の総長:ルシフェルにかどわかされ、契約を結んでしまった事から世界が混沌の闇に支配されそうになりましたが、美親とアテナがロジックカードを全放出してオルガの暴走を止め、戦いは終止符を打たれました。ロジックが消失してしまった美親とアテナは記憶や感情が抜け落ちてしまった状態に陥るも、仲間たちの必死の捜索と、美親がアテナのカードを見つけてくれたことで、アテナの感情が戻り、今度は美親のカードを持つけ出す約束をして、完結となりました。
カードゲームやったことないのですが、CMでは玉姫ちゃんとクロエちゃんが活躍しておりましたね。玉姫のトランスが結構可愛いので気に入っておりますv 最終的に勝利したのは「心の強さ」でしょうか。美親もですが、オルガも最後は自分自身の信念でルシフェルに打ち勝っておりましたし。テーマとしてはそれが一番伝わってきました。
『デュラララ×2結』:長かったデュラララシリーズもいよいよ完結。非日常を夢見て池袋にやってきた帝人が、日常(現実)と非日常(虚構)の間で揺れ続け、最後は散々落ちるところまで落ちてしまった帝人ですが、ようやく己の現実の姿(アイデンティティ)を手に入れるまでの物語でした。
この物語、全体通して主役らしい主役ってある意味居ないんですよね。登場人物全員の主観が入っているので、つまりは「登場人物全員が主人公」=「自分の人生は自分が主人公なんだよ」ということ。この作品の登場人物って、どこか自分に当てはまる人がいそうな気がします。まだ自分が無い人(帝人)。居場所が不安定な人(正臣)、客観的にしか自分を見ない人(杏里)、現実しか受け入れない人(臨也)、実在の虚構ををセーブできずもてあましている人(静ちゃん)、
虚構も現実として当たり前に受け入れている人(新羅)、虚構を理解しつつ現実もまた理解できる人(セルティ)、現実を受け入れられず、虚構ばかり現実に求める人(矢霧姉弟)、等など。だから見ていて共感できるところが一か所でもありそうだから受け入れやすいのかも。
本編の主人公の帝人は登場人物全員のいずれか近くに成長するだろうけれど、まだ未分化状態で現れ、虚構に憧れつつも、ネット世界という現実と虚構の狭間みたいなところでもがいちゃったタイプですね。最初はそれでよかったんですが、人というものは避けて通れない道=「成長」というものがあります。帝人はいろんな方向に行くことができたはずなのですが、終始「僕が正臣と杏里の帰る場所を守る」と言い続け、二人とも本当はもう先に成長して自分を受け入れているのに、一人で守る場所=成長前の場所にとどまっちゃったんですね。そこが歪み。で、この歪みに漬け込んで、自分と同じ道に引き入れようとしていたのが臨也。多分彼は元々虚構の存在に憧れていたんですよ。自分もなりたかったのに、でもなれなかった。なので愛憎とは言ったもので、今度は虚構を徹底的に否定することで自我を保とうとしているから、虚構の存在であるはずの静ちゃんやセルティ、杏里は受け入れられない。それを強がって「人間しか愛せない」と主張している訳で。でも、そんな彼に唯一対抗できない存在が新羅。彼は自分は普通の人間だとよく知っている、その上で虚構の存在のセルティをありのままに受け入れ、愛している。・・・普通だったら臨也なら否定しなきゃいけないけれどできない。だって新羅は彼が愛するといった「人間」だから。この矛盾が歪みになって、ターゲットとして帝人に向かった訳です。
最終的には臨也は排斥され、帝人は現実をようやく手に入れました。長かった成長物語もこれでひとまず終焉。すごく面白かったです!
『うたわれるもの 偽りの仮面』:前回の『うたわれるもの』から数年がたったヤマトの国で、記憶をなくしていた青年と、彼を拾ったヒロインが仲間とともに旅をし、戦いに巻き込まれる中で、青年が自分を捨て、仲間のために偽りの自分を演じて進んでいく―――というストーリーでした。
前作は同じように記憶を失くしたハクオロがトクスクルのエルルに助けられ、その恩義に報いて小さな村を戦火から守り、それが国家の発展へと突き進み、ハクオロは王になっていく、というストーリーでしたが、今回の主人公のハクは元々は人間でありながら、兄の生体実験の実験台となったことで、数百年の眠りにつき、その記憶の一切を失っていた青年。体力はからっきしないものの、元科学者の知識力と、飄々とした性格でもって人心を集めていく、という前作のハクオロとはまた違った形で、人の中心になっていく憎めない主人公でした。なので物語も前作に比べてギャグテイストを持った、明るいストーリーでしたけれど、「一体いつ『偽りの仮面』が出てくるんだ?」と思っていたら、最終回で親友:オシュトルの代わりに、その仮面をかぶって今までの自分:ハクを捨てて、オシュトルになった―――ということで判明。まさか最終回で「これから本格的ストーリーが始まる」ということになるとは思わなんだ!
なのでいよいよここからが本格的なストーリーになっていくわけですが、続きはいつかアニメ化してくれるかな・・・(切望) 最終シリーズのゲームは発売されるとのことですが、かもしたはゲームはプレイしていないので、できれば放送してほしい!!最後クオンが泣いておりましたが、きっとオシュトルの正体はハクということを知っていたのではないかと思います。でも国のためにハクは自身を捨てた。その気持ちに報いるには、自分も想いを捨てなきゃいけない、と思ったのかと。
この二人の行く末と、全く違った形で国の頂に立とうとする二人のハクが、どうなっていくのか、是非是非見たいです!!
『霊剣山』:元々は中国の方のネット小説が原作で、アニメ化されたものです。
主人公の王陸が仙人となるため、その修業の場となる霊剣山に赴き、美人なのに超いい加減(・・・実はちゃんと理にかなった行動をしていました)の師匠:王武のもとで修業を開始。同期の仲間や敵との交戦を重ねて成長していく物語でした。
中国もののアニメというと三国志しか思い浮かばなかった(封神演義はあるけど、漫画は日本人作家さんだしね)のですが、久方ぶりに中国のファンタジー大河が見られ面白かったです。
ただ、原作を読んでいないと、色んな仙術の話が登場するんですが、漢字がわからない(哀)ので、その意味するところが掴みづらさがありましたね。わかったらきっともっとストーリーに入りやすかったと思います。
ノリもよかったし、テンポよく話が進んでいくのですが、物語が進むにつれて、作画がどんどん落ちていったのが・・・(涙)
途中でショタはさむのは別にいいんですけれど、あれは他の作画が綺麗だからその時に引き立つものであって、毎回作画が崩れた中でやると手抜きに見えてくるので、それが痛かったかな・・・
既に2に目の制作が発表されているので、時間かけて丁寧に作られていると文句ないともいます。
『ナースウィッチ 小麦ちゃんR』:元々は別アニメで登場したキャラのスピンオフ作品。別アニメの方は結構ハードなストーリーらしいですけれど、こっちは普通の魔女っ娘物語で、陽気で明るいストーリーでした。
主人公の小麦ちゃんは弱小芸能プロダクション「キリプロ」所属の女子高生アイドル。明るく能天気な性格だが、「わくちん界」のエージェントであり、地球に降り注いだ悪のウイルスの回収と、ウイルスを散布したあんぐら〜の捕獲のため地球にやってきたというムギまるを助けたことから、悪のウイルスから地球を救うまじかるナースとなり、ウイルス退治、芸能活動、高校生活の三足草鞋を履く羽目になる。同じプロダクションのこよりちゃん、つかさちゃんもマジカルガールになったものの、お互いの正体を知らない3人とカード回収を争うことに―――というストーリーでした。
いや、普通に魔女っ娘物です(笑) 深夜2時とか3時とかにやらなくてもいいのでは・・・(-△-;) 時々ムギマル達がエロオヤジ発言するときがありましたけど、それを除けば普通に子供向けにできたと思います。最後は京介兄ちゃんとつかさちゃんが両想いに慣れてよかったねv それだけで「めでたしめでたしv」
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』:ガンダムシリーズの最新作(有料配信除く)ですが、凄い見ごたえあったと思います!
貧民と化していた火星において、彼らの人権を独立を主張する「革命の乙女:クーデリア」の依頼で、地球圏に彼女を護衛することになった、少年兵団「鉄華団」のオルガと三日月を中心とした、独立に向けての旅路を描いた作品でした。
いつものシリーズだと、大体宇→地球→宇宙のコースを取って、ライバルとの決着を見て完結、ていうパターンが多いんですけれど、今回はたった一つの目的のために、様々な人の思いや立場が渦巻いていて、それを一方で全く感情表現を見せない主人公の三日月君の対比がまた新しい世界観を生み出していたと思います。ただその一方で、仲間の死に直面したり、クーデリアとのやり取りの中で、少しずつ人間らしい感情を見せつつもあり。でも最後の最後でやっぱり信頼している一番の仲間のオルガの言葉が、一番響きましたね。あの最終回のシーンが一番人間らしく見えました。
ストーリー自体も面白い螺旋でした。まさかマッキーが一番の暗躍者だとは思わなかったわ!一番ギャラルホルムで信頼が厚い指揮官かと思っていたんですが、クーデリアと取引したり、ギャラルホルムの内部解体を目論んでいたり。クーデター的には成功しましたが、指揮官としてはオルガは真っ直ぐタイプですけれど、マッキーは思いっきりねじれているので、この二人が正面切って戦うことになったら、そんな風になっていたかな、とそれも興味あります。
秋には2期がスタート決定しましたので、今からめっちゃ楽しみ!今度はどんな物語が生まれるのか、楽しみにしております!(^^ゞ