今夜の『真田丸』第36話「勝負」。今回も息を切らせぬ展開で、画面に食い入るようにして見ていました。
第二次上田合戦の、あのパパの奇策がはまった時にOPテーマが流れてくる、このシーンもゾクゾクきましたし、高木渉さん改め、小山田夫婦がほんわか幸せ夫婦になごみ、『犬伏』の別れは真田親子だけでなく、信頼できる家臣同士も涙ながらに分かれることになるシーンにグッときて・・・と、多々ありましたが、一番の驚きはやっぱり「佐助による関ケ原40秒説明で終了(※しかも沈黙時間含む)で終了してしまったことですね。・・・多分地方で戦っていた大名(上杉vs伊達とか、官兵衛さんとか)たちは、みんなあんな感じで報告を聞いて「えぇっ!?Σ(゚Д゚)」だったんでしょうね。今回は大名さんとともに、視聴者も一緒に「えぇっ!?Σ(゚Д゚)」とリアルタイムで一緒に驚きでした。
あくまで「真田目線」でぶれないところが三谷さんらしいですが、あの豪華キャストで関ケ原・・・是非メイキングしてくれないかな~。なんかあまりにも勿体なさ過ぎて。NHKさんに是非お願いしたいです!(>人<)
そして、夏アニメもぼちぼちクライマックスを迎えてきておりますが、サクッと感想などを。
『アルスラーン戦記 風塵乱舞』:既に最終回から3週間過ぎておりますが、今回は全7話の短いスパンでした。いわゆる小説の第6巻。父アンドラゴラス王の復帰と、謂われない命によりアルスラーンは一人「兵士5万を調達」する勅命を果たすため、港町ギランでの海賊+シャガードの内乱を鎮圧しするまでの話でした。
相変わらず武術のダリューン、知恵のナルサスをはじめ、頼もしい味方達のおかげで窮地も乗り越えていく殿下ですが、ここにきてずいぶん逞しくなってきましたね。一期はひたすらダリューンに助けられながら逃げて落ち延びて・・・という感じでしたが、次第に自分の意思で立ち向かっていけるようになったことはもちろん、なによりはその人を見抜く慧眼でしょうか。決して威圧するのではなく、しかしながら人の心を掴むことのできる人。ある意味本当に「王たる」にふさわしいですね。町の人たちだけでなく、ゾット族も仲間に入り、ますます人望厚くなってきた感じです。アンドラゴラスとはまるで真逆ですが、人心をとらえるのは果たしてどちらか。そこも見ごたえあると思います。
加えてもう一人の主人公、というかライバルヒルメスもまた、ただひたすらの残虐性だけの人かと思いましたが、今期は人としての優しさが垣間見えたところもありました。真っ黒にはなりきれない彼の動向もまた気になるところです。
是非、荒川先生のコミックが溜まったら、また3期目放送してほしいです!
『機動戦士ガンダムUC RE:0096』:こちらは以前期間限定で劇場公開された6部作をテレビアニメ化したもの。
1年戦争の後にシャアが起こした第二次ネオジオン抗争から3年後の世界。主人公は工専に通う学生のバナージ。彼がヒロイン:ミネバ・ザビをコロニーで助けたことから、そこでラプラスの箱を開ける鍵であるMS『ユニコーンガンダム』のパイロットとなり、連邦とネオジオン残党、ビスト財団らラプラスの箱を巡る戦いに巻き込まれていく。
最初はミネバを助けることを目的としていたバナージは、やがてたくさんの人たちとの出会いの中で自らの意思でラプラスの箱へとたどり着く。ラプラスの箱の真実にたどり着いたバナージとミネバは、ラプラスの箱=宇宙世紀創設時の条文(本物)を開示することを決意するが、そこに書かれた条文にはジオン公国立国の正当性を述べる文章が書かれているため、それを消したい地球連邦政府によって大量破壊兵器であるコロニーレーザーをも相殺するほどの未曾有のサイコ・フィールドを命懸けで発生させ、「ラプラスの箱」を護り抜いたバナージだったが、その代償にニュータイプとサイコフレームの未知の領域にまで足を踏み入れてしまう。その結果バナージはユニコーンに取り込まれ完全に一体化した、人の思惟を受け止め叶える“器”として、もはや万能と言えるほどの力を持った人を遥かに超えた存在になりかける。しかしマリーダの残留思念に語り掛けられ、自分を待っている人たちがそこにいることを思い出し、バナージは無事皆の元へ帰還する―――というストーリーでした。
最初に見たのは劇場公開版の第5シリーズまでを深夜にTV放送していたので、そこまでは見ていました。テレビ版になって、劇場公開版よりいくつか追加修正シーンが加わっていたので、やっぱりつくりは丁寧になっていたと思います。
一番の涙はやっぱりマリーダさんが亡くなってしまったシーンでしょうか(ノД`)・゜・。人工ニュータイプとして生み出され、最初に意識にあったものは殺戮のみ。戦争が終わって廃棄され、何度もひどい目にあいながら、スベロアに救われたことで、人としての温かさに触れられたこと。でも戦いにしか存在価値がないと洗脳されながら、最後は人格を失っていたリディに武器ではなく両手を広げて迎えてあげられたこと・・・彼女が何より「人」であったシーンだと思います。最後はそのリディに撃たれてしまい、命を散らすことになってしまいますが、それでも彼女は満足していた。それが切なく、でも感動的なシーンでしたね。
リアルでもまだまだ人種や宗教による紛争が後を絶えませんけれど、少しでも明るい未来を繋ぐためにはどうしたらいいのか、考えさせられる作品でした。
第二次上田合戦の、あのパパの奇策がはまった時にOPテーマが流れてくる、このシーンもゾクゾクきましたし、高木渉さん改め、小山田夫婦がほんわか幸せ夫婦になごみ、『犬伏』の別れは真田親子だけでなく、信頼できる家臣同士も涙ながらに分かれることになるシーンにグッときて・・・と、多々ありましたが、一番の驚きはやっぱり「佐助による関ケ原40秒説明で終了(※しかも沈黙時間含む)で終了してしまったことですね。・・・多分地方で戦っていた大名(上杉vs伊達とか、官兵衛さんとか)たちは、みんなあんな感じで報告を聞いて「えぇっ!?Σ(゚Д゚)」だったんでしょうね。今回は大名さんとともに、視聴者も一緒に「えぇっ!?Σ(゚Д゚)」とリアルタイムで一緒に驚きでした。
あくまで「真田目線」でぶれないところが三谷さんらしいですが、あの豪華キャストで関ケ原・・・是非メイキングしてくれないかな~。なんかあまりにも勿体なさ過ぎて。NHKさんに是非お願いしたいです!(>人<)
そして、夏アニメもぼちぼちクライマックスを迎えてきておりますが、サクッと感想などを。
『アルスラーン戦記 風塵乱舞』:既に最終回から3週間過ぎておりますが、今回は全7話の短いスパンでした。いわゆる小説の第6巻。父アンドラゴラス王の復帰と、謂われない命によりアルスラーンは一人「兵士5万を調達」する勅命を果たすため、港町ギランでの海賊+シャガードの内乱を鎮圧しするまでの話でした。
相変わらず武術のダリューン、知恵のナルサスをはじめ、頼もしい味方達のおかげで窮地も乗り越えていく殿下ですが、ここにきてずいぶん逞しくなってきましたね。一期はひたすらダリューンに助けられながら逃げて落ち延びて・・・という感じでしたが、次第に自分の意思で立ち向かっていけるようになったことはもちろん、なによりはその人を見抜く慧眼でしょうか。決して威圧するのではなく、しかしながら人の心を掴むことのできる人。ある意味本当に「王たる」にふさわしいですね。町の人たちだけでなく、ゾット族も仲間に入り、ますます人望厚くなってきた感じです。アンドラゴラスとはまるで真逆ですが、人心をとらえるのは果たしてどちらか。そこも見ごたえあると思います。
加えてもう一人の主人公、というかライバルヒルメスもまた、ただひたすらの残虐性だけの人かと思いましたが、今期は人としての優しさが垣間見えたところもありました。真っ黒にはなりきれない彼の動向もまた気になるところです。
是非、荒川先生のコミックが溜まったら、また3期目放送してほしいです!
『機動戦士ガンダムUC RE:0096』:こちらは以前期間限定で劇場公開された6部作をテレビアニメ化したもの。
1年戦争の後にシャアが起こした第二次ネオジオン抗争から3年後の世界。主人公は工専に通う学生のバナージ。彼がヒロイン:ミネバ・ザビをコロニーで助けたことから、そこでラプラスの箱を開ける鍵であるMS『ユニコーンガンダム』のパイロットとなり、連邦とネオジオン残党、ビスト財団らラプラスの箱を巡る戦いに巻き込まれていく。
最初はミネバを助けることを目的としていたバナージは、やがてたくさんの人たちとの出会いの中で自らの意思でラプラスの箱へとたどり着く。ラプラスの箱の真実にたどり着いたバナージとミネバは、ラプラスの箱=宇宙世紀創設時の条文(本物)を開示することを決意するが、そこに書かれた条文にはジオン公国立国の正当性を述べる文章が書かれているため、それを消したい地球連邦政府によって大量破壊兵器であるコロニーレーザーをも相殺するほどの未曾有のサイコ・フィールドを命懸けで発生させ、「ラプラスの箱」を護り抜いたバナージだったが、その代償にニュータイプとサイコフレームの未知の領域にまで足を踏み入れてしまう。その結果バナージはユニコーンに取り込まれ完全に一体化した、人の思惟を受け止め叶える“器”として、もはや万能と言えるほどの力を持った人を遥かに超えた存在になりかける。しかしマリーダの残留思念に語り掛けられ、自分を待っている人たちがそこにいることを思い出し、バナージは無事皆の元へ帰還する―――というストーリーでした。
最初に見たのは劇場公開版の第5シリーズまでを深夜にTV放送していたので、そこまでは見ていました。テレビ版になって、劇場公開版よりいくつか追加修正シーンが加わっていたので、やっぱりつくりは丁寧になっていたと思います。
一番の涙はやっぱりマリーダさんが亡くなってしまったシーンでしょうか(ノД`)・゜・。人工ニュータイプとして生み出され、最初に意識にあったものは殺戮のみ。戦争が終わって廃棄され、何度もひどい目にあいながら、スベロアに救われたことで、人としての温かさに触れられたこと。でも戦いにしか存在価値がないと洗脳されながら、最後は人格を失っていたリディに武器ではなく両手を広げて迎えてあげられたこと・・・彼女が何より「人」であったシーンだと思います。最後はそのリディに撃たれてしまい、命を散らすことになってしまいますが、それでも彼女は満足していた。それが切なく、でも感動的なシーンでしたね。
リアルでもまだまだ人種や宗教による紛争が後を絶えませんけれど、少しでも明るい未来を繋ぐためにはどうしたらいいのか、考えさせられる作品でした。