うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

冬アニメ最終回⑧&春の新番組⑦

2019年04月16日 20時54分45秒 | アニメ
今日の一番のショックは、ノートルダム寺院が火事で燃えてしまったことでしょうか。
別段パリに行ったこともないし、芸術にも疎いんですが、なにせ日本でいうと平安時代末期に建築が始まって、現代まで続く建物が焼失するって、なんだかとっても重く感じます。
ディズニーを始め、映画でも何度も使われていますし、禁書目録だって登場していますから。
ゴシック建築の貴重な遺物は見るのが結構好きなので、寂しい限りです。

そして、まだ続いていた冬アニメも最終回があって寂しい・・・新番組も始まりましたけど。
『ピアノの森』:漫画原作のアニメ化。今回2期目の最終回まででした。
1期目は主人公の貧しい少年:一ノ瀬海が森のピアノで師匠となる阿字野先生や、ライバルとなる雨宮修平と出会うことで、音楽への世界を広げていく。そして2期目はその最たる「ショパンコンクール」で、1次予選にギリギリ通り、雨宮と共に2次予選に進むところからスタートでした。
1次ではミスが目立った海は、2次予選では森のピアノを思い出し、それをポーランドの情景に溶け込ませて喝采を浴びる演奏をする。一方修平は父親からの呪縛を解き放ち、ようやく「自分の演奏」ができた。聴衆に感銘を与えられたものの、コンクール向きではないとされ、審査のギリギリで敗退してしまう。納得のいく演奏ができたのに落選した修平は、出会った海に対しつらく当たってしまう。しかしパン・ウェイに叱責を受け、父親と正面から話をしたことで自戒することができた。一方修平に憎まれたと思った海はピアノに覇気がなくなる。阿字野先生は、そんな海とワザと距離を空ける。だが最大に落ち込んだ海のピアノを支えたのは修平のバックアップだった。二人は友情を回復させ、修平の支えで海のピアノはまた進化する。一方海と同じく幼少期に酷い人生を送ってきたパン・ウェイも、苦しみと怒りをピアノに表現する。その演奏は聴衆を魅了し、本戦へと進む。そしてポーランドの新星:レフ・シマノフスキは身代わりに事故に遭った姉への悔いをピアノに乗せる。こうして最終選考で残った3人は今まで培った人生をショパンの曲に透写し、見事な演奏を成し遂げる。海は今まで支えてくれた人への感謝。パンは尊敬する阿字野からの言葉でわだかまりを消し、レフは姉が心の中で支えとなった。そしてついに優勝者の発表で海が優勝する。それは奏者、審査員、聴衆全てが納得のいく結果だった。だが優勝発表の場で、阿字野は高名な整形外科医に声を掛けられ、相談を持ち掛けられる。海の手に何かあったのか、不安がる阿字野だったが、実は海から「コンクールに優勝したら、先生の左手を手術して欲しい」という願いを受けたことを知らされる。最初は戸惑う阿字野だったが、海の一番の願いは先生が回復して、一緒にピアノを弾くことだったことを知る。そして手術を受けた阿字野は海に支えられ、リハビリを重ね、ついに二人は同じステージに立つことができた―――というストーリーでした。
いや~いいお話でした。感涙しましたよ;つД`)
今、日本社会は結構貧富格差が酷くって、特に母子家庭のお子さん方は望んだ教育が受けにくい状況になっています。まさに海の家庭そのものの環境。あるいはパン・ウェイも。同じ境遇で、同じ先生に憧れ、ある意味ピアノによって見出された二人ですが、最終的に何が得点の差ができたか・・・やっぱり「感謝の心」の部分かと思います。パンは怒りと絶望しかなかったですけど、海はそこに「辛い境遇を支えてくれる人たちへの感謝」があったことですかね。ショパンの人生とか、曲にかける思いは正直かもしたには判りませんけど、何度も戦火に焼かれたポーランド、苦渋辛酸を味わいつくしたポーランド、でもそれを乗り越えて支え合う暖かさもまたポーランドにはある。最後の部分がきっと「私たちの祖国!」に繋がったのかも。でも最終的にはどの奏者にも抱えていた問題が、ピアノを弾くことで昇華されていったのが良かったですね。コンクールって本当に譜面通りに弾かないと、作曲者の曲への正しい解釈ができない、と言われるんですが(←苦い経験・・・)それを越えてから、自分なりの解釈とか気持ちを乗せると、やっぱりそれが素晴らしい演奏になるので、今回の登場人物たち、みんなそれぞれ良い奏者になれるんじゃないかな。
そして「主人公の優勝!」で幕を閉じるのではなく、最後の願いだった先生の指を元に戻す、ということで素晴らしい恩返しができました。というか「一緒に弾きたい」願いだったんですね。先生は弟子に人生を捧げてくれました。そのお返しに弟子は先生の人生を取り戻させました。―――なんと感動的な 一緒にステージに立つ二人の誇らしくも楽しそうな演奏を聞けて、めでたしめでたし。本当によかったですv

『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』:こちらは新番組ですが、元々は劇場版でしたので、今回が初見でした。
波乱のプリズムキングカップが終わり、華京院学園高等部の1年生となったシン。エーデルローズの新入生たちも、1つずつ学年が上がった。そして新しい寮でも生活は、豪華極まれりという恵まれた環境にあった。はしゃぐシン達。一方、エーデルローズの氷室は運営の面で苦難し、寮長の山田も皆が新しい寮に移ったことで仕事がなくなり、退職することを余儀なくされていた。そんな中、シュワルツローズ総帥:法月仁が再びエーデルローズに宣戦布告。困り果てた氷室たちだが、その前にシン達エーデルローズ生が戻ってきた。ここから始めることをもう一度決意したシンたちは、新たなスタートを切るのだった―――という第1話でした。
劇場版は2作くらい出ているようですので、見たことある人は直ぐにキャラクターの関係や背景、世界感なんかわかるのでしょうが、初見の人にとってはなかなか・・・。登場人物もいきなり結構いる上、シュワルツローズと過去に何があったのかもサラッとしているので、理解できるまでがなかなか難しや(--) でも男子アイドル物って、大体ライバルが登場して、そことガチで戦って・・・というのが割とストーリー構成のお約束なので、その流れで見ていいのかな。
途中にアフレコ体験があったり(←劇場版は視聴者がみんなちゃんと声当てるそうですね。お約束らしい)、ライブがあったり、ストーリー構成が一本化されていない第1話だったので、次回はもうチョイ一本化したストーリーで物語を紡いでほしいかも。


コメント
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