『恋する小惑星』:今期きらら枠のアニメ化作品でした。
主人公の「みら」と友人の「あお」は小学生の時に一緒に小惑星を見つけ、「あお」と名付ける約束をしていた。以降別れて互いの所在をつかめなかった二人は、高校の地学部で再会。二人は3年の森野とともに天文分野を。更に地質で猪瀬、桜井の5人メンバーで地学部として活動。文化祭やイベントに参加し、楽しい一年を過ごす。3年生が卒業し、新たに一年生2人が加入。そんな中みらとあおは石垣島で行われる「きら星チャレンジ」に参加を希望し小惑星発見への夢を膨らませるが、あおは落選。それでも石垣島まで乗り込み、その熱意に特例で参加を認められる。グループメンバーとともに新たな惑星発見に燃える二人でしたが、ほぼ既知の惑星で成果なく終了。だが、まだ夢が続いていくこと、地学の分野への興味を更に抱いたことを知る二人だった―――というストーリーでした。
『地学』って高校の時必須科目で取らなきゃいけなかったんですが、天文は好きだったんですけど地質とかは全く興味なかったので、あんまり面白くなかった学科(好きな人に失礼<(_ _)>)でした。教員必須科目として合宿にも行きましたけど、まーとにかく「計算式」「計算式」で、天文やる人って物理と数学ができないと無理、ということだけ思い知ったかもしたにとっては、ほんと「目からうろこ」な作品でした。これ見て地学に興味持つ子いるんじゃないかな。こんな風に楽しみたかった!新惑星は簡単には見つかりません。かなーり運がないと無理ですが、夢はそう簡単に叶っちゃ面白くない!ずっと二人で追ってほしいですね。
『理系が恋に落ちたので証明してみた』:web漫画原作のアニメ化でした。
国立彩玉大学理工学部研究科を舞台に、大学院1年生:氷室菖蒲は同研究メンバーの雪村心夜とは犬猿の仲のように思われたが、実は氷室は恋心として雪村を思っていると告白。だが恋愛感情を理解できない左脳型の二人は、恋愛感情が本物なのか、どういうことが恋愛感情なのか、数学的に証明すべく、後輩の奏、先輩の棘田、犬飼らを巻き込んで、恋愛絡みの実験に取り組んでいく。ところが沖縄合宿&研究発表で、奏の緊張をとろうとしてやった雪村の姿を見た氷室が嫉妬。さらに仲直りしようと氷室が差し出したプレゼントは壊れており、傷ついた氷室は一人飛び出してしまう。数学的賢知から彼女を探し出した雪村は、そこでようやく感情に任せて氷室とキス。仲直りできたものの、やはりキスの理想角度などを追及してしまい、恋愛はこの先も難解なものになりそうだった―――というストーリーでした。
↑も理系分野でしたが、すごいキャッキャ楽しい雰囲気なのに、こっちはどこまでツンツントゲトゲしているんだか…。いわゆる「恋愛不器用」を理系で表してみた感じですかね。こんなに戦みたいな恋愛話、あんまり見たことないわw 一時「感情を数値化」(だったかな?)みたいにしてイグ・ノーベルだったか結構有名な賞をもらった研究がありましたが、現在介護ロボットとか、癒しロボットとかに転用されているんですよね。―――こういう時こそ、雪村の研究が役に立つのでは!?と言ってやりたいです(笑) 感情を常に客観視している感じですから。感情は主体だよ。…ちなみに雪村よ。乙女の感情はさらに難解だから、その辺りもうちょい柔軟に受け止めてやってな( ̄ー ̄)フッ
『織田シナモン信長』:漫画原作のアニメ化作品でした。
なぜか現世で柴犬に転生した織田信長が、飼い主の市子に連れられたドッグランで出会った(再会した)犬転生武将たちとともに、現代でほのぼの暮らしてい。無論、犬故扱いに対し怒ることもあるが、自分が犬であることを自覚しているため、概ね自重しながら前世より案外仲良く暮らしている。無論、いまだに火と光秀は苦手なのだが、何故か光秀(という名の人間)に好かれまくり、愛情を押し付けられるので、それだけが悩みの種。ちなみに光秀本人の魂は光秀(人間)が飼っているリス。でも種族の違いか光秀であることは知らないまま、それなりに満足している犬生を送っている―――というストーリーでした。
いや~ほのぼのです( ̄▽ ̄)♥ ワンコ好きにはたまらない作品でしたね。ちなみに柴犬って気分屋らしいので、信長さまに性格似ているんじゃw でも何より凄いのは、声優さんがみんな超ベテランの方々ばかりなのに、可愛いワンコの声を当てられていらっしゃって✨ ポメラニアン玄田さん、BASARAじゃ同じ武田信玄の役ですよ。あの「ゆぅううううきぃいいいいむぅううううらぁあああああああああ!!!!(訳:「幸村!」)」の御屋形様と同じなのに違いすぎる!シュワちゃんもびっくり!(笑)声優さんってすごいなぁ✨ でも皆さんあれだけ域すか死ぬかの戦国時代を戦ってきた猛者なのに、犬になったらまったりされてますね。前世の分も良い余生を送っていただきたいです。とりあえず私もモフりたい♥ いい息抜き番組でした。
『歌舞伎町シャーロック』:オリジナルアニメでした。
新宿区のイースト「歌舞伎町」は怪し気な風俗店の並ぶ貧民街。そこに数々の殺人事件を起こしている「切り裂きジャック」の被害者検死を行った医師ワトソンが、自分が付け狙われていることを知り、歌舞伎町にいる名探偵に依頼のためやってくる。そこはマダム・ハドソンの経営するバーで6人の名探偵がいた。その中の一人「シャーロック」は落語大好き(だが自分は下手)な変人探偵。ただ推理力は抜群で、ワトソンは彼の家に居候をしながら事件を解決してもらうことにする。様々な事件に遭遇しながら、切り裂きジャックを追い詰めるが、モリアーティことモランが妹も殺された敵として彼を殺害。モリアーティは逮捕される。その後、再び歌舞伎町周辺で不穏な空気が。区長選を前にモリアーティが出所してくるものの、選挙戦絡みの連続殺人事件が発生。その犯人はモリアーティ。彼は快楽殺人者の人格を持っており、切り裂きジャックを殺したのは、自分が妹を殺そうとしていたのに横取りされたから。シャーロックとワトソンに追い詰められた彼はビルの高所から身を投げる。しかし、その後も殺人事件は続き、その場にはことごとくシャーロックが居合わせていた。警察はシャーロックが犯人と睨み、彼を追う。無論信じないワトソンは探偵たちの協力を仰ぎ、彼を探す。シャーロックはモリアーティが生きていると確信し、彼の後を追っていたが、ついにモリアーティの居場所を突き止める。モリアーティは自身で手は下さず、キーワードによって被害者自身が命を絶つような洗脳をしていたのだった。彼の魂をどうにか救いたいシャーロックとワトソンは謎を解くことと、妹が生きていたら彼の救いの存在になりえたことを伝え、モリアーティは敗北する―――というストーリーでした。
かなり奇をてらった作品だったと思います。登場人物の個性が強いので、作品を引っ張ったのはストーリーよりむしろキャラクターでしたね。なので視聴者がついていけるか否かで結構別れたと思います。かもしたはシャーロックシリーズ(本物のコナンドイル作)は読んだことないのですが、モリアーティ教授が永遠のライバルなのは知っていましたので、黒幕はすべて彼なんだろうなとは思いながら見てました。本作と違って、敵であると同時に最高の友人であったので、手の内というより、相手の性格を知り尽くしている分、推理というより心理戦に近かったかな。オリジナリティ強かったですが、最近は原作付きの総合メディア作品が多い中、世界観とか一本筋を通して最後まで描き切った感じがよかったと思います。…ただ一言。「シャーロック、もっと落語は勉強しないとだめ!昇太師匠に座布団全部持っていかれるよ。」
『ランウエィで笑って』:少年漫画原作のアニメ化作品でした。
モデル事務所「ミルネージュ」の社長令嬢で主人公の藤戸千雪は、スーパーモデルになってパリ・コレクションに出演することを目指しているが、身長に恵まれず、事務所のオーディションを突破できずにいた。
もう一人の主人公で手芸好きの同級生:都村育人がファッションデザイナーを志望していることを知った千雪はオーーディションに合格するために「自分に似合う服」が必要と考えた千雪は、育人に服の制作を依頼する。そして、育人が作った服を着て再びオーディションに臨み、契約を勝ち取る。一方、育人は生家の貧しさから夢を諦めようとしていたが、ミルネージュの社長に才能を評価され、柳田一というデザイナーの下で働くことになる。 育人が柳田の下で働き始めた翌日、東京コレクションが開催される。柳田もこのコレクションに参加するが、モデルに欠員が出るというトラブルに見舞われる。この事態に千雪が代役のモデルを務めることになり、育人は柳田から、千雪に合わせて服を直すよう指示される。育人はこれに応え、柳田も成功を収める。 東京コレクション終了後、服飾芸華大学という服飾大学の学生が2人、柳田のチームに加わる。1人はデザイナー志望のモデル・長谷川心、もう1人は大学随一の実力者・綾野遠だった。服飾芸華大学は秋にファッションショーを開催しており、そのショーに外部生も参加できると知った育人はショーにエントリーする。一方、心のマネージャーは、心がデザイナーを志していることを快く思わず、資金難に苦しむ育人に「心の夢を諦めさせることができたら資金を援助する」と持ちかけるなど暗躍する。マネージャーの暗躍を知った心は、千雪をモデルに起用した上でショーのグランプリを取り、マネージャーに自分の夢を認めさせることを決意する。 そしてショー当日、育人は万人が受け入れやすいコレクションで、心はモデルの千雪を幾通りの別人に見せるがごとくのコレクション。そして遠は圧倒的な演出を含めたショーと見せる。優勝したのは心。ようやくマネージャーからも認められた。千雪もショーを見た編集者から雑誌モデルにスカウトされ、育人は柳田とともに遠の祖母のデザイナー事務所へと進むのだった―――というストーリーでした。
少年漫画でファッションの世界って案外珍しい(東京ジュリエットとか、大体少女漫画向けだよね)ですが、ファッションという眩しい世界の裏側はとんでもなく濃い影があって、むき出しのライバル心や金銭による汚いやり取りも描かれていて「これは確かに少年漫画に負けないど根性の世界だ」と思いました。かもしたはファッションに多分一番縁遠いので(苦笑)、パリコレだのミラノコレクションだの、新聞でしか見たことなかったんですけど、ランウエィを歩くってどれだけ厳しい世界なのか、よくよく知りました。服って着るだけじゃなく、機能や自己表現もあるので、この作品を見てからよくよく新聞のコレクション記事、読もうと思いました。デザイナーさんもモデルさんもすごい✨ 知らない世界を知ることができて勉強になりました。
『22/7』:デジタルアイドルグループでドラマも先に放送されました、総合メディア作品でした。
主人公の滝川 みうは内向的でシングルマザーの母が資金ぶりに苦労していることを知り、アルバイトを必死にこなしていたが、ある日突然受けてもいないオーディションの合格通知が届く。疑いのまま所定の動物園に行くと、そこにはみうと同じ理由で全員で8人の仲間がいた。そこにG.I.P.所属のマネージャー:合田によって「既に「壁」によって決められたメンバーであり、デビューも決まっていること」を告げられる。
壁の意思に流されるままみうたちメンバーは仕事をこなし、苦労もあったが単独ライブの成功と、デビュー1周年ライブが決まる。喜ぶメンバーの元に届いた壁からの指令は「解散せよ」。G.I.P.は彼女たちの意思と関係なく解散し、22/7のメンバーも散り散りとなるが、1周年のある日、みうが元事務所のあった場所に行くと、そこには全員メンバーが集まっていた。そこで壁は「あくまで無作為に選出した人間がアイドルになって、人心をどこまで動かせるかの実験をしていただけ」と告げる。これに反発したみうは壁を壊す。壁の奥にはメンバーが幼少期から過ごしてきたデータや写真があり、更にその奥に階段が続いて居た。恐る恐る進んだ先に待っていたのは、満員の観客に溢れたステージ。そこで彼女たちは「自らの意思でアイドルをつづける」ことを選択したのだった―――というストーリーでした。
自主性のなく、ただ流されるだけだった少女たちが、自らの意思で道を選択していく、という成長ストーリーでした。結局「壁」って何だったのか…無論人間がやっていたことだと思いますが、ぶっちゃけ秋〇康Pのことではないかと(笑)やっていることはプロデューサーですもんね。ただ何のためにそれをやったのか。「人間観察のため」とは言ってますけれど、採算の取れない賭けみたいなこと&8人の人生を考えるとリスク高すぎるきがします。無論秋〇康Pならその位わけないか(笑) でも8人の少女の人生を有意義に変えたのは壁ですし、きっかけを基に成長したのは8人の力。誰か壁みたいな人がかもしたの人生にもいてくれたら…ってもう遅いか^^;
『マギアレコード』:まどマギの外伝アプリゲームのアニメ化作品でした。
主人公:環いろはは、自分が何を願ったかわからないまま魔法少女をつづけていた。そんなとき神浜市で小さいきゅうべえが謎を知っていると聞き、神浜市に向かう。そこで魔法少女の七海やちよと出会い、神浜から去るよう宣告される。だがきゅうべえと出会い、いろはは妹のういの病を治すことを願ったことを思い出す。神浜に妹がいると信じたいろはは、「うわさ」によってういが行方不明になっていることを知り、「うわさ」の調査のためにほかの魔法少女たちとともに戦う。そこでいろは達は「マギウスの翼」という組織が噂に関係していることを知り、本部まで戦いに挑む。そこでは「魔法少女の救済」を目的に、最終的に魔女となってしまう魔法少女を止めさせる方法を探しているという。しかし「自分がリーダーとして生き残ること」を願ったやちよはこれに反目。救済方法を探していた巴マミと戦いとなり、いろははやちよのピンチを救うがマミとともに奈落へと落下する―――というストーリーでした。
まどマギ本編が魔女との戦いと、過酷な運命を一本の直線的なストーリー展開で描いていたので非常に分かりやすかったのですが、こちらは色々と伏線が多かったです。
多分視聴者が既にきゅうべえの目的や魔女の正体を知っているという上で話が進んでいるからかもしれませんが、登場人物でのいろはのようにまったく事情を知らないキャラと、やちよのように知りながらも戦っているキャラが混在しているので、目的がいろいろ変わるので、ちょっとストーリーは入りにくかったかも。特にまどマギ本編を知らない人は。魔女との戦いも少しでしたし。ゲームプレイしている人は動画になって面白かったでしょうね。最後は結局問題が解決しないまま終わってしまったので、続編があるのかな?奈落に消えたいろはとマミや、マギウスたちの状況、できれば消化したいです。
『虚構推理』:小説原作のアニメ化でした。
高校生の主人公:岩永琴子は、幼い頃神隠しに合う。妖怪たちの知恵の神様になってほしい、という要望を聞き届け、現世に戻ると妖怪たちの語っていた、一つ目一本足の姿になっていた。
琴子は病院に通っている最中、大学生の桜川九郎を見かけ、一目ぼれする。彼は実は祖母から人魚の肉を食べさせられてしまい、「不老不死の身体」と「未来を自分の望むものに決定できる能力」を得ていた。病院には彼の初恋の相手である六花が入院しており、そのため病院に通っていたのだった。
琴子は九郎が恋人の紗季に振られたのを知って、猛アタックをかけ、恋人を名乗る。九郎の体質を知り、近いものを感じた琴子は怪異絡みのトラブルを九郎と解決する日々を送っていた。
ある日、琴子のもとに、怪異から相談が持ち込まれる。それは、真倉坂市という地方都市で「鋼人七瀬」と呼ばれる怪異が暴れているので対処してほしい、というものだった。琴子は真倉坂市に赴き、現地で出会った弓原紗季という警官に協力を要請する。
同じころ九郎は、突如消息を絶った従姉の六花を探す途中、真倉坂市に立ち寄り、そこで鋼人七瀬と遭遇する。九郎は鋼人七瀬と戦うが、鋼人七瀬を退治することはできなかった。その現場を目撃した琴子と紗季は九郎と合流し、3人で鋼人七瀬を退治する策を練り始める。一方、鋼人七瀬は力を増していき、紗季の同僚を殺害するに至る。インターネット上には鋼人七瀬のまとめサイトがあり、殺人事件を受けて書き込みが多数寄せられていた。琴子は、六花がこのサイトを管理しており、サイトの閲覧者の想像力を膨らませることで鋼人七瀬を実体化させたのだと気づく。そして、4つの「虚構の推理」をまとめサイトで披露し、「鋼人七瀬は実在しない」と閲覧者に思わせることで鋼人七瀬を消滅に導く―――というストーリーでした。
実はこのアニメを見るちょっと前に、既に小説を読んでいるミステリースキーの友人から「結構わかりづらいよ💦」という感想を聞いていたんです。でも見てる限りそんなに違和感感じなかったんですが、原作の第1話に当たる「鋼人七瀬」の回くらいから、友人の言っている意味が分かってきました。多分アニメは直ぐに七瀬編には入らず、オリジナルで世界観説明を作ってくれていたからとも思いますが、推理を楽しみに読んでいる人は、「道理の通らなさ」が摑みづらいのではないかな。何しろ相手は物の怪ですからね。人間の道理は通じないんですよ。たとえ物証があっても「怪異が何かをした跡」だったとしても、人間世界では「証拠がある以上人間の犯人がいる」と断定して物事を勧めますから。だから推理が好きな現実派の人にはあるいは謎解きのすっきり感はないかもしれません。かもした的には面白かったですけど。
多分現実主義の警官である紗希さんの視点のほうが受け入れやすいかな。岩永ちゃんと紗希さんは九郎先輩を挟んでのライバルですけど、あの二人が組んだら結構いいパートナーになって面白くなりそうな気がしますので、そんなストーリー展開も原作に期待したいところです。
『僕の隣に暗黒破壊神がいます』:漫画原作のアニメ化でした。
主人公の小雪 芹は高校2年生。普通の学園生活を営みたいのだが、同じクラスで隣の席の暗黒破壊神ミゲルを名乗る中二病の花鳥 兜に「ゲシュテイバー」と呼ばれ仲間のように接してくるため、突っ込み癖に火が付き、結局首を突っ込んでしまう。そんな小雪にサディスト発言をかます月宮や、吸血鬼を名乗る後輩の君屋、剣士の最上も加わってさらに小雪の状況は悪化。それでも片思いの澄楚さんとの学園ライフを手に入れたい小雪の我慢の日々は続く―――というストーリーでした。
うん、ここまで中二病こじらせると大変ですね(きっぱり) てか、学校の先生も大変。話が合う人とだと公共の場所でなければそれなりに楽しく過ごせますけど。でも大体中二病のひとは、あとで「常識」「一般社会」を認識すると、今までしてきたことが見事に『黒歴史』に代わりますんで、小雪くんは突っ込まなくても大丈夫だよ♪ 一時になると、ずぅ~~~~っと気にしちゃうから難しいんですけどね^^; 私的には花鳥くんより月宮君のほうがストレスになりそう(苦笑) 早く小雪君に平穏が訪れるといいですね。…その前に、勉強やらないと、きっと彼らから離れられない。一生ついて回ってきそうだからガンバレ~~。
『ドロヘドロ』:漫画原作のアニメ化作品でした。
魔法使いによって、頭を爬虫類に変えられ、記憶を失った男、カイマンと、その友人で中華屋を営むニカイドウ。二人はカイマンは自分の頭を元に戻すために、そして記憶を取り戻すためにニカイドウと共に「ホール」にやって来る魔法使いを狩っていく。カイマンの中にいる謎の男の正体を聞き、答えられなかった魔法使いはそのまま食ってしまうことを繰り返していたが、やがてカイマンの呪いは「目が十字の男」とわかり、その男を探してカイマンは魔法使いの世界に足を踏み入れる。一方、カイマンに舎弟を殺された魔法使いの煙ファミリーは、カイマンを狙う。ボスの煙はかつて十字目の男に舎弟を殺されており、十字目の男を仕留めたことがあるが記憶が定かではないため、時間遡行の魔法使いを探していた。その際、ニカイドウが時間を操れる魔法使いであり、彼女を自分のパートナーにしてしまう。契約による支配を受けたニカイドウが教会でカイマンに襲い掛かるが、ニカイドウはアスに助けられ、自我を取り戻す。カイマンの中にいる男が栗鼠という男に似ていることを突き止めた二人は、アスの助力で煙ファミリーから抜け出し、更に十字目の男や栗鼠について追いかけるのだった―――というストーリーでした。
とにかく血みどろヘドロな作品でスプラッタ&ホラーが苦手な人は視聴大変だったでしょうね^^;そんな中でも面白いのは敵である魔法使いたちが案外ギャグなのと(でも命の軽視は否めない)、なによりカイマン役の高木渉さんのキャラ作りのおかげですね。高木さんのおかげで決して明るく無い世界観が妙に明るくなりました。話が結構飛ぶのですが、それでも謎がいくつも残ったままなので、これは原作を追うしかないかな。まさに混沌、ドロヘドロな状態で終わっちゃったのが悔しい!
主人公の「みら」と友人の「あお」は小学生の時に一緒に小惑星を見つけ、「あお」と名付ける約束をしていた。以降別れて互いの所在をつかめなかった二人は、高校の地学部で再会。二人は3年の森野とともに天文分野を。更に地質で猪瀬、桜井の5人メンバーで地学部として活動。文化祭やイベントに参加し、楽しい一年を過ごす。3年生が卒業し、新たに一年生2人が加入。そんな中みらとあおは石垣島で行われる「きら星チャレンジ」に参加を希望し小惑星発見への夢を膨らませるが、あおは落選。それでも石垣島まで乗り込み、その熱意に特例で参加を認められる。グループメンバーとともに新たな惑星発見に燃える二人でしたが、ほぼ既知の惑星で成果なく終了。だが、まだ夢が続いていくこと、地学の分野への興味を更に抱いたことを知る二人だった―――というストーリーでした。
『地学』って高校の時必須科目で取らなきゃいけなかったんですが、天文は好きだったんですけど地質とかは全く興味なかったので、あんまり面白くなかった学科(好きな人に失礼<(_ _)>)でした。教員必須科目として合宿にも行きましたけど、まーとにかく「計算式」「計算式」で、天文やる人って物理と数学ができないと無理、ということだけ思い知ったかもしたにとっては、ほんと「目からうろこ」な作品でした。これ見て地学に興味持つ子いるんじゃないかな。こんな風に楽しみたかった!新惑星は簡単には見つかりません。かなーり運がないと無理ですが、夢はそう簡単に叶っちゃ面白くない!ずっと二人で追ってほしいですね。
『理系が恋に落ちたので証明してみた』:web漫画原作のアニメ化でした。
国立彩玉大学理工学部研究科を舞台に、大学院1年生:氷室菖蒲は同研究メンバーの雪村心夜とは犬猿の仲のように思われたが、実は氷室は恋心として雪村を思っていると告白。だが恋愛感情を理解できない左脳型の二人は、恋愛感情が本物なのか、どういうことが恋愛感情なのか、数学的に証明すべく、後輩の奏、先輩の棘田、犬飼らを巻き込んで、恋愛絡みの実験に取り組んでいく。ところが沖縄合宿&研究発表で、奏の緊張をとろうとしてやった雪村の姿を見た氷室が嫉妬。さらに仲直りしようと氷室が差し出したプレゼントは壊れており、傷ついた氷室は一人飛び出してしまう。数学的賢知から彼女を探し出した雪村は、そこでようやく感情に任せて氷室とキス。仲直りできたものの、やはりキスの理想角度などを追及してしまい、恋愛はこの先も難解なものになりそうだった―――というストーリーでした。
↑も理系分野でしたが、すごいキャッキャ楽しい雰囲気なのに、こっちはどこまでツンツントゲトゲしているんだか…。いわゆる「恋愛不器用」を理系で表してみた感じですかね。こんなに戦みたいな恋愛話、あんまり見たことないわw 一時「感情を数値化」(だったかな?)みたいにしてイグ・ノーベルだったか結構有名な賞をもらった研究がありましたが、現在介護ロボットとか、癒しロボットとかに転用されているんですよね。―――こういう時こそ、雪村の研究が役に立つのでは!?と言ってやりたいです(笑) 感情を常に客観視している感じですから。感情は主体だよ。…ちなみに雪村よ。乙女の感情はさらに難解だから、その辺りもうちょい柔軟に受け止めてやってな( ̄ー ̄)フッ
『織田シナモン信長』:漫画原作のアニメ化作品でした。
なぜか現世で柴犬に転生した織田信長が、飼い主の市子に連れられたドッグランで出会った(再会した)犬転生武将たちとともに、現代でほのぼの暮らしてい。無論、犬故扱いに対し怒ることもあるが、自分が犬であることを自覚しているため、概ね自重しながら前世より案外仲良く暮らしている。無論、いまだに火と光秀は苦手なのだが、何故か光秀(という名の人間)に好かれまくり、愛情を押し付けられるので、それだけが悩みの種。ちなみに光秀本人の魂は光秀(人間)が飼っているリス。でも種族の違いか光秀であることは知らないまま、それなりに満足している犬生を送っている―――というストーリーでした。
いや~ほのぼのです( ̄▽ ̄)♥ ワンコ好きにはたまらない作品でしたね。ちなみに柴犬って気分屋らしいので、信長さまに性格似ているんじゃw でも何より凄いのは、声優さんがみんな超ベテランの方々ばかりなのに、可愛いワンコの声を当てられていらっしゃって✨ ポメラニアン玄田さん、BASARAじゃ同じ武田信玄の役ですよ。あの「ゆぅううううきぃいいいいむぅううううらぁあああああああああ!!!!(訳:「幸村!」)」の御屋形様と同じなのに違いすぎる!シュワちゃんもびっくり!(笑)声優さんってすごいなぁ✨ でも皆さんあれだけ域すか死ぬかの戦国時代を戦ってきた猛者なのに、犬になったらまったりされてますね。前世の分も良い余生を送っていただきたいです。とりあえず私もモフりたい♥ いい息抜き番組でした。
『歌舞伎町シャーロック』:オリジナルアニメでした。
新宿区のイースト「歌舞伎町」は怪し気な風俗店の並ぶ貧民街。そこに数々の殺人事件を起こしている「切り裂きジャック」の被害者検死を行った医師ワトソンが、自分が付け狙われていることを知り、歌舞伎町にいる名探偵に依頼のためやってくる。そこはマダム・ハドソンの経営するバーで6人の名探偵がいた。その中の一人「シャーロック」は落語大好き(だが自分は下手)な変人探偵。ただ推理力は抜群で、ワトソンは彼の家に居候をしながら事件を解決してもらうことにする。様々な事件に遭遇しながら、切り裂きジャックを追い詰めるが、モリアーティことモランが妹も殺された敵として彼を殺害。モリアーティは逮捕される。その後、再び歌舞伎町周辺で不穏な空気が。区長選を前にモリアーティが出所してくるものの、選挙戦絡みの連続殺人事件が発生。その犯人はモリアーティ。彼は快楽殺人者の人格を持っており、切り裂きジャックを殺したのは、自分が妹を殺そうとしていたのに横取りされたから。シャーロックとワトソンに追い詰められた彼はビルの高所から身を投げる。しかし、その後も殺人事件は続き、その場にはことごとくシャーロックが居合わせていた。警察はシャーロックが犯人と睨み、彼を追う。無論信じないワトソンは探偵たちの協力を仰ぎ、彼を探す。シャーロックはモリアーティが生きていると確信し、彼の後を追っていたが、ついにモリアーティの居場所を突き止める。モリアーティは自身で手は下さず、キーワードによって被害者自身が命を絶つような洗脳をしていたのだった。彼の魂をどうにか救いたいシャーロックとワトソンは謎を解くことと、妹が生きていたら彼の救いの存在になりえたことを伝え、モリアーティは敗北する―――というストーリーでした。
かなり奇をてらった作品だったと思います。登場人物の個性が強いので、作品を引っ張ったのはストーリーよりむしろキャラクターでしたね。なので視聴者がついていけるか否かで結構別れたと思います。かもしたはシャーロックシリーズ(本物のコナンドイル作)は読んだことないのですが、モリアーティ教授が永遠のライバルなのは知っていましたので、黒幕はすべて彼なんだろうなとは思いながら見てました。本作と違って、敵であると同時に最高の友人であったので、手の内というより、相手の性格を知り尽くしている分、推理というより心理戦に近かったかな。オリジナリティ強かったですが、最近は原作付きの総合メディア作品が多い中、世界観とか一本筋を通して最後まで描き切った感じがよかったと思います。…ただ一言。「シャーロック、もっと落語は勉強しないとだめ!昇太師匠に座布団全部持っていかれるよ。」
『ランウエィで笑って』:少年漫画原作のアニメ化作品でした。
モデル事務所「ミルネージュ」の社長令嬢で主人公の藤戸千雪は、スーパーモデルになってパリ・コレクションに出演することを目指しているが、身長に恵まれず、事務所のオーディションを突破できずにいた。
もう一人の主人公で手芸好きの同級生:都村育人がファッションデザイナーを志望していることを知った千雪はオーーディションに合格するために「自分に似合う服」が必要と考えた千雪は、育人に服の制作を依頼する。そして、育人が作った服を着て再びオーディションに臨み、契約を勝ち取る。一方、育人は生家の貧しさから夢を諦めようとしていたが、ミルネージュの社長に才能を評価され、柳田一というデザイナーの下で働くことになる。 育人が柳田の下で働き始めた翌日、東京コレクションが開催される。柳田もこのコレクションに参加するが、モデルに欠員が出るというトラブルに見舞われる。この事態に千雪が代役のモデルを務めることになり、育人は柳田から、千雪に合わせて服を直すよう指示される。育人はこれに応え、柳田も成功を収める。 東京コレクション終了後、服飾芸華大学という服飾大学の学生が2人、柳田のチームに加わる。1人はデザイナー志望のモデル・長谷川心、もう1人は大学随一の実力者・綾野遠だった。服飾芸華大学は秋にファッションショーを開催しており、そのショーに外部生も参加できると知った育人はショーにエントリーする。一方、心のマネージャーは、心がデザイナーを志していることを快く思わず、資金難に苦しむ育人に「心の夢を諦めさせることができたら資金を援助する」と持ちかけるなど暗躍する。マネージャーの暗躍を知った心は、千雪をモデルに起用した上でショーのグランプリを取り、マネージャーに自分の夢を認めさせることを決意する。 そしてショー当日、育人は万人が受け入れやすいコレクションで、心はモデルの千雪を幾通りの別人に見せるがごとくのコレクション。そして遠は圧倒的な演出を含めたショーと見せる。優勝したのは心。ようやくマネージャーからも認められた。千雪もショーを見た編集者から雑誌モデルにスカウトされ、育人は柳田とともに遠の祖母のデザイナー事務所へと進むのだった―――というストーリーでした。
少年漫画でファッションの世界って案外珍しい(東京ジュリエットとか、大体少女漫画向けだよね)ですが、ファッションという眩しい世界の裏側はとんでもなく濃い影があって、むき出しのライバル心や金銭による汚いやり取りも描かれていて「これは確かに少年漫画に負けないど根性の世界だ」と思いました。かもしたはファッションに多分一番縁遠いので(苦笑)、パリコレだのミラノコレクションだの、新聞でしか見たことなかったんですけど、ランウエィを歩くってどれだけ厳しい世界なのか、よくよく知りました。服って着るだけじゃなく、機能や自己表現もあるので、この作品を見てからよくよく新聞のコレクション記事、読もうと思いました。デザイナーさんもモデルさんもすごい✨ 知らない世界を知ることができて勉強になりました。
『22/7』:デジタルアイドルグループでドラマも先に放送されました、総合メディア作品でした。
主人公の滝川 みうは内向的でシングルマザーの母が資金ぶりに苦労していることを知り、アルバイトを必死にこなしていたが、ある日突然受けてもいないオーディションの合格通知が届く。疑いのまま所定の動物園に行くと、そこにはみうと同じ理由で全員で8人の仲間がいた。そこにG.I.P.所属のマネージャー:合田によって「既に「壁」によって決められたメンバーであり、デビューも決まっていること」を告げられる。
壁の意思に流されるままみうたちメンバーは仕事をこなし、苦労もあったが単独ライブの成功と、デビュー1周年ライブが決まる。喜ぶメンバーの元に届いた壁からの指令は「解散せよ」。G.I.P.は彼女たちの意思と関係なく解散し、22/7のメンバーも散り散りとなるが、1周年のある日、みうが元事務所のあった場所に行くと、そこには全員メンバーが集まっていた。そこで壁は「あくまで無作為に選出した人間がアイドルになって、人心をどこまで動かせるかの実験をしていただけ」と告げる。これに反発したみうは壁を壊す。壁の奥にはメンバーが幼少期から過ごしてきたデータや写真があり、更にその奥に階段が続いて居た。恐る恐る進んだ先に待っていたのは、満員の観客に溢れたステージ。そこで彼女たちは「自らの意思でアイドルをつづける」ことを選択したのだった―――というストーリーでした。
自主性のなく、ただ流されるだけだった少女たちが、自らの意思で道を選択していく、という成長ストーリーでした。結局「壁」って何だったのか…無論人間がやっていたことだと思いますが、ぶっちゃけ秋〇康Pのことではないかと(笑)やっていることはプロデューサーですもんね。ただ何のためにそれをやったのか。「人間観察のため」とは言ってますけれど、採算の取れない賭けみたいなこと&8人の人生を考えるとリスク高すぎるきがします。無論秋〇康Pならその位わけないか(笑) でも8人の少女の人生を有意義に変えたのは壁ですし、きっかけを基に成長したのは8人の力。誰か壁みたいな人がかもしたの人生にもいてくれたら…ってもう遅いか^^;
『マギアレコード』:まどマギの外伝アプリゲームのアニメ化作品でした。
主人公:環いろはは、自分が何を願ったかわからないまま魔法少女をつづけていた。そんなとき神浜市で小さいきゅうべえが謎を知っていると聞き、神浜市に向かう。そこで魔法少女の七海やちよと出会い、神浜から去るよう宣告される。だがきゅうべえと出会い、いろはは妹のういの病を治すことを願ったことを思い出す。神浜に妹がいると信じたいろはは、「うわさ」によってういが行方不明になっていることを知り、「うわさ」の調査のためにほかの魔法少女たちとともに戦う。そこでいろは達は「マギウスの翼」という組織が噂に関係していることを知り、本部まで戦いに挑む。そこでは「魔法少女の救済」を目的に、最終的に魔女となってしまう魔法少女を止めさせる方法を探しているという。しかし「自分がリーダーとして生き残ること」を願ったやちよはこれに反目。救済方法を探していた巴マミと戦いとなり、いろははやちよのピンチを救うがマミとともに奈落へと落下する―――というストーリーでした。
まどマギ本編が魔女との戦いと、過酷な運命を一本の直線的なストーリー展開で描いていたので非常に分かりやすかったのですが、こちらは色々と伏線が多かったです。
多分視聴者が既にきゅうべえの目的や魔女の正体を知っているという上で話が進んでいるからかもしれませんが、登場人物でのいろはのようにまったく事情を知らないキャラと、やちよのように知りながらも戦っているキャラが混在しているので、目的がいろいろ変わるので、ちょっとストーリーは入りにくかったかも。特にまどマギ本編を知らない人は。魔女との戦いも少しでしたし。ゲームプレイしている人は動画になって面白かったでしょうね。最後は結局問題が解決しないまま終わってしまったので、続編があるのかな?奈落に消えたいろはとマミや、マギウスたちの状況、できれば消化したいです。
『虚構推理』:小説原作のアニメ化でした。
高校生の主人公:岩永琴子は、幼い頃神隠しに合う。妖怪たちの知恵の神様になってほしい、という要望を聞き届け、現世に戻ると妖怪たちの語っていた、一つ目一本足の姿になっていた。
琴子は病院に通っている最中、大学生の桜川九郎を見かけ、一目ぼれする。彼は実は祖母から人魚の肉を食べさせられてしまい、「不老不死の身体」と「未来を自分の望むものに決定できる能力」を得ていた。病院には彼の初恋の相手である六花が入院しており、そのため病院に通っていたのだった。
琴子は九郎が恋人の紗季に振られたのを知って、猛アタックをかけ、恋人を名乗る。九郎の体質を知り、近いものを感じた琴子は怪異絡みのトラブルを九郎と解決する日々を送っていた。
ある日、琴子のもとに、怪異から相談が持ち込まれる。それは、真倉坂市という地方都市で「鋼人七瀬」と呼ばれる怪異が暴れているので対処してほしい、というものだった。琴子は真倉坂市に赴き、現地で出会った弓原紗季という警官に協力を要請する。
同じころ九郎は、突如消息を絶った従姉の六花を探す途中、真倉坂市に立ち寄り、そこで鋼人七瀬と遭遇する。九郎は鋼人七瀬と戦うが、鋼人七瀬を退治することはできなかった。その現場を目撃した琴子と紗季は九郎と合流し、3人で鋼人七瀬を退治する策を練り始める。一方、鋼人七瀬は力を増していき、紗季の同僚を殺害するに至る。インターネット上には鋼人七瀬のまとめサイトがあり、殺人事件を受けて書き込みが多数寄せられていた。琴子は、六花がこのサイトを管理しており、サイトの閲覧者の想像力を膨らませることで鋼人七瀬を実体化させたのだと気づく。そして、4つの「虚構の推理」をまとめサイトで披露し、「鋼人七瀬は実在しない」と閲覧者に思わせることで鋼人七瀬を消滅に導く―――というストーリーでした。
実はこのアニメを見るちょっと前に、既に小説を読んでいるミステリースキーの友人から「結構わかりづらいよ💦」という感想を聞いていたんです。でも見てる限りそんなに違和感感じなかったんですが、原作の第1話に当たる「鋼人七瀬」の回くらいから、友人の言っている意味が分かってきました。多分アニメは直ぐに七瀬編には入らず、オリジナルで世界観説明を作ってくれていたからとも思いますが、推理を楽しみに読んでいる人は、「道理の通らなさ」が摑みづらいのではないかな。何しろ相手は物の怪ですからね。人間の道理は通じないんですよ。たとえ物証があっても「怪異が何かをした跡」だったとしても、人間世界では「証拠がある以上人間の犯人がいる」と断定して物事を勧めますから。だから推理が好きな現実派の人にはあるいは謎解きのすっきり感はないかもしれません。かもした的には面白かったですけど。
多分現実主義の警官である紗希さんの視点のほうが受け入れやすいかな。岩永ちゃんと紗希さんは九郎先輩を挟んでのライバルですけど、あの二人が組んだら結構いいパートナーになって面白くなりそうな気がしますので、そんなストーリー展開も原作に期待したいところです。
『僕の隣に暗黒破壊神がいます』:漫画原作のアニメ化でした。
主人公の小雪 芹は高校2年生。普通の学園生活を営みたいのだが、同じクラスで隣の席の暗黒破壊神ミゲルを名乗る中二病の花鳥 兜に「ゲシュテイバー」と呼ばれ仲間のように接してくるため、突っ込み癖に火が付き、結局首を突っ込んでしまう。そんな小雪にサディスト発言をかます月宮や、吸血鬼を名乗る後輩の君屋、剣士の最上も加わってさらに小雪の状況は悪化。それでも片思いの澄楚さんとの学園ライフを手に入れたい小雪の我慢の日々は続く―――というストーリーでした。
うん、ここまで中二病こじらせると大変ですね(きっぱり) てか、学校の先生も大変。話が合う人とだと公共の場所でなければそれなりに楽しく過ごせますけど。でも大体中二病のひとは、あとで「常識」「一般社会」を認識すると、今までしてきたことが見事に『黒歴史』に代わりますんで、小雪くんは突っ込まなくても大丈夫だよ♪ 一時になると、ずぅ~~~~っと気にしちゃうから難しいんですけどね^^; 私的には花鳥くんより月宮君のほうがストレスになりそう(苦笑) 早く小雪君に平穏が訪れるといいですね。…その前に、勉強やらないと、きっと彼らから離れられない。一生ついて回ってきそうだからガンバレ~~。
『ドロヘドロ』:漫画原作のアニメ化作品でした。
魔法使いによって、頭を爬虫類に変えられ、記憶を失った男、カイマンと、その友人で中華屋を営むニカイドウ。二人はカイマンは自分の頭を元に戻すために、そして記憶を取り戻すためにニカイドウと共に「ホール」にやって来る魔法使いを狩っていく。カイマンの中にいる謎の男の正体を聞き、答えられなかった魔法使いはそのまま食ってしまうことを繰り返していたが、やがてカイマンの呪いは「目が十字の男」とわかり、その男を探してカイマンは魔法使いの世界に足を踏み入れる。一方、カイマンに舎弟を殺された魔法使いの煙ファミリーは、カイマンを狙う。ボスの煙はかつて十字目の男に舎弟を殺されており、十字目の男を仕留めたことがあるが記憶が定かではないため、時間遡行の魔法使いを探していた。その際、ニカイドウが時間を操れる魔法使いであり、彼女を自分のパートナーにしてしまう。契約による支配を受けたニカイドウが教会でカイマンに襲い掛かるが、ニカイドウはアスに助けられ、自我を取り戻す。カイマンの中にいる男が栗鼠という男に似ていることを突き止めた二人は、アスの助力で煙ファミリーから抜け出し、更に十字目の男や栗鼠について追いかけるのだった―――というストーリーでした。
とにかく血みどろヘドロな作品でスプラッタ&ホラーが苦手な人は視聴大変だったでしょうね^^;そんな中でも面白いのは敵である魔法使いたちが案外ギャグなのと(でも命の軽視は否めない)、なによりカイマン役の高木渉さんのキャラ作りのおかげですね。高木さんのおかげで決して明るく無い世界観が妙に明るくなりました。話が結構飛ぶのですが、それでも謎がいくつも残ったままなので、これは原作を追うしかないかな。まさに混沌、ドロヘドロな状態で終わっちゃったのが悔しい!