今日は東日本大震災から12年。今年と同じ兎年だったあの日は金曜日でしたね。その頃は公僕として働いておりました故、市内の安全健康確認したり、2日後には福島から避難してきた方の受け入れをしたり。土日夜関係なく、何から手を付けるべきかマニュアルもないため全部手探りでした。
健康管理は基本母子担当だったんですが、被災者にそんな区別はつけられず、年齢関係なく相談に応じたり対策講じたり。
中でも一番困ったのは「入れ歯を忘れてきたので、ご飯が支給されても食べられない💦」「自分が飲んでいた薬の名前がわからない💧」でした💦
特に薬は「赤いカプセルだったんですが・・・」と言われても、赤いカプセルはごまんとあるので訪問診療の医師と二人で顔見合わせて「・・・(==;)」でした。結局一から診察して診断、薬処方という形で一日何十人見て回る。
そして「入れ歯無い問題」は地元の小売店の方と相談して、煮物やお粥のように柔らかくできるものの提供協力をお願いしたり。
この時の学びとして「絶対、『お薬手帳』と『父ちゃんの入れ歯』と『保険証とカードと現金』は持って逃げよう!」と心に決めましたもの。実際に体験してみてわかることってあるんですね。
もう12年経っても、まだこれだけ仕事の内容とか大変さとか覚えているってことは、本当にこれこそ「心に刻まれる」ということなんでしょうね。
今日も毎年恒例14:47に黙とうしました(ー人ー)
最近あちこちで地震が起きていますし、南海トラフも間もなくでは、と囁かれております。ともかく「備えあれば患いなし」ということで、非常袋は毎日枕元に用意。ちなみにPCのデータも全部USBに落としているので、それも入れてます。PC本体は持ち出せなくてもデータさえあればなんとかなるから。
でも起きないに越したことはないですから、今日もまた無事に過ごせる穏やかな日であることに感謝です✨
そんな穏やかにアニメを見続ける日々が一番幸せ( ̄▽ ̄)♥
そのアニメの最終回が一つありましたので、ちょこっとだけ感想。
『異世界おじさん』:漫画原作のアニメ化作品でした。
いわゆる「異世界もの」なのですが、他の作品と圧倒的に違うのは「転生して能力を得たのち、異世界で大活躍!」という王道ではなく、「意識不明の間に異世界に行っていた。現世に帰ってきてもその魔法能力は引き継がれているけれど、別段悪役がいる訳でも魔族がいる訳でもないし、おじさんも普通の日常を何事もなかったかのように当たり前のように受け入れている」ということでしょうか。
主人公のおじさんの甥っ子である「たかふみ」君ですが、彼の叔父さんが交通事故で17年間意識不明であり、身元引受人もいなくなっていく中、いきなり目を覚ましたため病院に引き取りに行ったところ、「意識不明ではなく異世界に行っていた」というもの。夢だと一掃するたかふみの前で、おじさんは見事に魔力を使って現世でありえないことをする。しかもその魔力で自分の体験をモニターに映し出すことができるという。おじさんを引き取ったたかふみと、彼の友人である藤宮澄夏と共に、おじさんは自分が体験してきた世界を公開することに。そこは異世界:グランバハマルというところで、基本ソシャゲはソロプレイヤーだったおじさん(※子供の頃からいじめられっ子で、一人のことが多かったため)はとてつもない魔力と戦闘力を持っていたものの、「顔がオーク顔!」と言われたことで、行く先々で大体人間扱いされない酷い日々。たかふみと澄夏はドン引きなのだが、そこにおじさんに好意を寄せるエルフが登場。物語が一気にRPG化してきたため、おじさん以外の二人は子の展開にのめり込むようになっていくが、子供の頃からヲタク過ぎて周囲から距離を置かれていたため、自分に関心を寄せる人間がいることに気づかず、自身も相手に対し全く関心を持たない性格になってしまったため、美味しい場面♥をことごとく逃していくおじさんに、二人は更にドン引き💧 やがてエルフ以外にメイベル・アリシア・エドガー・ライガと言った旅仲間ができるのだが、おじさんは仲間になった意識もなく、相変わらず行く先でオーク顔として人間扱いされない状況が続く。しかも本人がそれを変えようとしない&他人ごとのように気にしないため、必死に現状打破を説明するたかふみやすみかの話も本気で取り合わない。17年前のセガサターンなどのゲーム以前の知識しか持っていないため、最新ゲームにもあまり興味がなく、Going my wayがぶれないおじさん。最終的に最大級のボスキャラを倒し、ツンデレエルフさんにもメイベルにもわかりやすい好意を示されるが、やっぱりそれに気づかないまま、おじさんの通常運転冒険記は続くらしい―――というストーリーでした。
最近、異世界転生チートものばかりで段々設定に飽きてきたんですが(正直言うと)、この作品は同じでありながら全く逆転発想な話故か、めっちゃ面白かったです!しかも無駄にイケボ(子安声)のため、おじさん確かにちょっと見た目キモイのですが、画面見なきゃカッコいいヒーローですよ(笑) ただいかんせん、ゲームの追随体験としか思ってなかったり、人の感情に疎かったりするもんだから、全部客観的でここまでくると自己肯定感の外側にいる(ある意味達観された✨)のが、なんとも悲しい( ;∀;) とりあえず現世でたかふみとすみかちゃんという友達感覚で話せる仲間ができてよかったねw これでセガサターンのソフトがまだあれば、おじさんはそれで幸せならいいと思いますw
話は面白かったですが、大変だったのはアニメ化したものの、途中からコロナで休止状態になり、再開のめどが立たない中、急に最終回みたいになってしまったこと。原画海外発注だったから、コロナで全く動けなくなっちゃったんですよね💦 この作品に限らず本当に沢山の作品が尻切れトンボ状態なので、早くコロナが落ち着いてくれることを祈ってます。<(_ _)>