おはようございます。
さいたま市のピアノ教室、カナリア音楽教室の増田玲子です。
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秋の音楽祭の伴奏者のオーディションに向けて、生徒さん達が頑張っています。
昨日、その内の一人から連絡がありました、結果は残念ながら選ばれませんでした。
でも、お母さまのメールの内容は清々しいものでした。
なぜなら、頑張ったからです。物凄く頑張ったからです。だから悔いはなく、その文章はやり遂げた充実感で満たされてました。
4年生の男の子です。
オーデションを受ける、と聞いた時、若干驚きました。楽譜を見て更に驚きました。
今年受ける子達の中で一番難しい曲でした。それも2曲です。
オーデションの日までそんなに期間はないです。その日まで弾けるようになるか、でも、本人は絶対受ける!と言ってる。どうしたらいいか・・・
その時、頭をよぎったのは、その子のお兄ちゃんの時の事でした。
お兄ちゃんも、挑戦しました。物凄く本当に物凄く頑張りました。でも、結果は残念でした。わんわん泣きました。辛かったです。
でも、今回お母さまはその時の事をこうおっしゃってました。
「玲子先生と一緒に頑張った事が中学1年生になった今でも大切な良い思い出として心に残っているそうです。
結果ではなく、その時努力した事が大切な記憶になっている事がとても嬉しかったです。」と・・・
お兄ちゃんにとって良い経験になった、という事が分ってらっしゃるから、弟君の挑戦したい、という気持ちに背中を押したんだ、と思いました。
オーデションを受けることを決めた日から1か月。。。レッスンに来るたび着実に「弾けてる箇所」が増えてました。
本気モードでした。私も本気モードになりました。夜遅くや休日も一緒に頑張りました。
お母さまとは、ずっとメールでやり取りをしました。
昨日頂いたメールから一部紹介させて頂きます。。。
今日、結果が出ました。残念ですが選ばれませんでした。
玲子先生には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でも、努力すれば、諦めなければ出来るようになるんだ。と、言うことを、息子や玲子先生に、私や主人、お兄ちゃんは、今回教えてもらえた。と、思っています。
息子の実力で、あの2曲が弾ける事は奇跡のように思えてしまいます。
先生に一生懸命、愛を込めて教えて頂いたのに、結果が残念になってしまいすみませんでした。
でも、お兄ちゃんの時同様、一生素敵な想い出になります 。
本当に本当にありがとうございました。
私からの返事の抜粋です。。。
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