今回のレース、当初は1km4分30秒以内のペースを維持して、1時間35分以内のゴールを目標としていた。しかし、年末に寒さのせいで風邪をひき、さらに1月の中旬にはインフルエンザにも罹ってしまった。(東京から来られるお2人に、余計な心配をかけてはいけないと思い、完治するまでは公表しなかった。)そんなわけで、12月と1月には、当初の半分の予定しか練習ができなかった。そのため、不安を抱えてのスタートとなった。
1時間40分は悪くても切りたい。10月には久万高原のハーフを1時間38分台で走っているので、せめてその記録は切りたいと思っていた。旧国道11号線を規制して、坂出までを往復するコースの沿道で小旗を振りながら応援する人たち。毎年、少しずつ増えてきている。シドニー五輪の翌年、金メダリストがお目見えした時は、丸亀市の人口よりも多くの観衆が集まったというが、沿道の人たちも応援が「達者」になったなと、走っていて感じられた。かつては、無言でランナーが走り過ぎるのを眺めていただけだったのだが、大きな声で声援を送ったり、思いっきり小旗を振ったりと、ランナーを応援する楽しみ方を覚えてきたようだ。
某サイトの掲示板にも、地元に住む方から
「年配の方が懸命に走る姿に元気をもらいます。」
という書きこみがあった。僕も既に「年配」の仲間だろう。
寒い中、ランナーに声援を送る皆さんに、深く感謝したい。でも、ひとつだけ、お願いしたい。
タバコは、ランナーが通りすぎるまで我慢して欲しい。
ランナーは鼻が敏感なのだ。
5kmを23分4秒で通過した。スタートラインを通過するのに25秒ほどロスがあったから、目標より少し遅れている。練習不足のせいで、追いこむ走りをする勇気が起こらない。
反対車線で広報車がすれ違う。そろそろ、先頭集団とすれ違うようだ。テレビ中継車が見えてきた。先頭は意外にも集団でやってきた。今年の箱根の2区で快走した留学生、モグスがエントリーしていて、1時間切りを狙ってくるかと期待したが、欠場していたようだ。集団の中心にいたのは、コニカミノルタのサムエル・ムツリ。日本人の優勝候補、松宮隆行は集団の後ろにいた。強豪実業団や大学のランナーたちが、テレビのマラソン&駅伝中継でおなじみのユニフォーム姿で次々と通りすぎていく。これもまた、このレースを走る楽しみの1つだ。
女子のトップを中継するための車が近づいてきた。はたして、女子のトップは・・・・。
福士だった!中間点を過ぎて、なおトップを確保している。しかも2位の野口にもかなりの差をつけている。かなりいい記録が出るのではないか?ヤマウチ、ミリイ・ワンガリら外国人選手が通りすぎ、弘山晴美も駆け抜けて行った。
知り合いの元・実業団ランナーも通りすぎて行った。昨年のこの大会では女子のトップの横に位置取り、テレビに映りまくっていた。去年の北海道マラソンで、千葉真子にぴったりとついていたあの「のり子大すき」さんを思い出させる。こうした、男女混合レースにおいて、女子のトップについて走る、というのはなかなかできることではない。少なくとも、市民ランナーとしてはかなり高いレベルの実力でないと無理だ。ベルリンマラソンの「黄色いシャツ」氏のようにお邪魔虫扱いされた人もいるが、かつては中継でも無視されていたのに、昨年の北海道の中継ではちゃんと名前も紹介されていた。これももしかしたら、「のり子大好き」さんの功績?と言えるかもしれない。
今回、元・実業団ランナー氏は自らのプログで、無茶はしないと書いていた。今日の福士についていくのを止めたのは賢明な判断だと思う。(彼のハーフのベスト記録を上回る。)
10kmを45分50秒で通過。少し、目標から離れてきた。しかし、去年よりはずっといい。折り返しを通過。反対車線にはたくさんのランナーたち。お2人を見つけ出すことができなかった。ナンバーを覚えておくべきだったと思う。Sさんは、フルマラソンで4時間を切ったこともあったというし、初ハーフのHさんも皇居を1km5分を切るペースで走っているという。終盤、ガクっときたら、追いぬかれてもおかしくない。
平坦なコースだと長年思っていたが、今はかつては何でもなかった上り坂に苦しめられる。
じわじわとペースは落ちてはいるが、それでもまだ、1時間40分切りは可能だ。レース終盤は時計との闘い。去年はそれさえもできなかった。気温は低かったが、風が無かったのに救われたかもしれない。
スタート地点が競技場の外になった分、トラックを走る距離も長くなった。1時間39分18秒でゴール。久万高原のタイムは切れなかったが、最低限の目標(サブ100分)はクリアできた。
Hさんもゴールに戻ってきた。初ハーフとしては立派なタイムだ。Sさんとはかなり離れてしまったという。汗に濡れたシャツ姿で待っているのも身体に悪いので、着替えに戻ることにした。
着替えを終えて、Sさんの帰りを待っていると、
「〇〇(僕の本名)さん。」
と声をかけられた。
(つづく)
1時間40分は悪くても切りたい。10月には久万高原のハーフを1時間38分台で走っているので、せめてその記録は切りたいと思っていた。旧国道11号線を規制して、坂出までを往復するコースの沿道で小旗を振りながら応援する人たち。毎年、少しずつ増えてきている。シドニー五輪の翌年、金メダリストがお目見えした時は、丸亀市の人口よりも多くの観衆が集まったというが、沿道の人たちも応援が「達者」になったなと、走っていて感じられた。かつては、無言でランナーが走り過ぎるのを眺めていただけだったのだが、大きな声で声援を送ったり、思いっきり小旗を振ったりと、ランナーを応援する楽しみ方を覚えてきたようだ。
某サイトの掲示板にも、地元に住む方から
「年配の方が懸命に走る姿に元気をもらいます。」
という書きこみがあった。僕も既に「年配」の仲間だろう。
寒い中、ランナーに声援を送る皆さんに、深く感謝したい。でも、ひとつだけ、お願いしたい。
タバコは、ランナーが通りすぎるまで我慢して欲しい。
ランナーは鼻が敏感なのだ。
5kmを23分4秒で通過した。スタートラインを通過するのに25秒ほどロスがあったから、目標より少し遅れている。練習不足のせいで、追いこむ走りをする勇気が起こらない。
反対車線で広報車がすれ違う。そろそろ、先頭集団とすれ違うようだ。テレビ中継車が見えてきた。先頭は意外にも集団でやってきた。今年の箱根の2区で快走した留学生、モグスがエントリーしていて、1時間切りを狙ってくるかと期待したが、欠場していたようだ。集団の中心にいたのは、コニカミノルタのサムエル・ムツリ。日本人の優勝候補、松宮隆行は集団の後ろにいた。強豪実業団や大学のランナーたちが、テレビのマラソン&駅伝中継でおなじみのユニフォーム姿で次々と通りすぎていく。これもまた、このレースを走る楽しみの1つだ。
女子のトップを中継するための車が近づいてきた。はたして、女子のトップは・・・・。
福士だった!中間点を過ぎて、なおトップを確保している。しかも2位の野口にもかなりの差をつけている。かなりいい記録が出るのではないか?ヤマウチ、ミリイ・ワンガリら外国人選手が通りすぎ、弘山晴美も駆け抜けて行った。
知り合いの元・実業団ランナーも通りすぎて行った。昨年のこの大会では女子のトップの横に位置取り、テレビに映りまくっていた。去年の北海道マラソンで、千葉真子にぴったりとついていたあの「のり子大すき」さんを思い出させる。こうした、男女混合レースにおいて、女子のトップについて走る、というのはなかなかできることではない。少なくとも、市民ランナーとしてはかなり高いレベルの実力でないと無理だ。ベルリンマラソンの「黄色いシャツ」氏のようにお邪魔虫扱いされた人もいるが、かつては中継でも無視されていたのに、昨年の北海道の中継ではちゃんと名前も紹介されていた。これももしかしたら、「のり子大好き」さんの功績?と言えるかもしれない。
今回、元・実業団ランナー氏は自らのプログで、無茶はしないと書いていた。今日の福士についていくのを止めたのは賢明な判断だと思う。(彼のハーフのベスト記録を上回る。)
10kmを45分50秒で通過。少し、目標から離れてきた。しかし、去年よりはずっといい。折り返しを通過。反対車線にはたくさんのランナーたち。お2人を見つけ出すことができなかった。ナンバーを覚えておくべきだったと思う。Sさんは、フルマラソンで4時間を切ったこともあったというし、初ハーフのHさんも皇居を1km5分を切るペースで走っているという。終盤、ガクっときたら、追いぬかれてもおかしくない。
平坦なコースだと長年思っていたが、今はかつては何でもなかった上り坂に苦しめられる。
じわじわとペースは落ちてはいるが、それでもまだ、1時間40分切りは可能だ。レース終盤は時計との闘い。去年はそれさえもできなかった。気温は低かったが、風が無かったのに救われたかもしれない。
スタート地点が競技場の外になった分、トラックを走る距離も長くなった。1時間39分18秒でゴール。久万高原のタイムは切れなかったが、最低限の目標(サブ100分)はクリアできた。
Hさんもゴールに戻ってきた。初ハーフとしては立派なタイムだ。Sさんとはかなり離れてしまったという。汗に濡れたシャツ姿で待っているのも身体に悪いので、着替えに戻ることにした。
着替えを終えて、Sさんの帰りを待っていると、
「〇〇(僕の本名)さん。」
と声をかけられた。
(つづく)
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