女子マラソンの新たなスターを、探し出す(「発掘」というのは、違うと思った。)シリーズ、今回は全て、間もなくスタートする全日本実業団対抗女子駅伝にエントリーしているランナーになった。
④上野理恵(積水化学) 29歳
今回紹介するランナーの中では最年長である。'99年に積水入社した年のユニバーシアードの5000mで金メダルを獲得。シドニー五輪のマラソン代表有力候補を多数抱える名門チームでの飛躍を期待 . . . 本文を読む
氷雨が降りしきるフクオカと言えば、'87年の中山竹通さんの独走を思い出す人も多いだろう。ペースメイカーがルールの上でも公認された今、あのようなレースは国際マラソンではもはや見られないのかもしれない。
氷雨のみならず、スタート直後のランナーたちを激しい向かい風が襲った。今夏の世界選手権5位のラマダーニをも含むペースメイカーも感覚がマヒしたのか、5kmの入りが15分47秒とかなり遅すぎた。2時間12 . . . 本文を読む
毎年、12月になれば、かつての福岡国際マラソンがいかに素晴らしかったかを繰り返してきた。ボストン、コシチと並んで世界3大マラソンと称され、ミュンヘン五輪のマラソン金メダリスト、フランク・ショーターをして
「非公認の世界選手権。」
といわしめた、日本が世界に誇る伝統のマラソン大会。
衰退の原因の一つは、'80年代半ばから始まった、マラソン・ランナーの「プロ化」だろう。欧米のメジャー・マラソンが高額 . . . 本文を読む
(「アイドルを探せ」のvol.2の前に、2日後に迫った福岡国際マラソンへの期待を先に綴りたいと思います。vol.2は、全日本実業団女子駅伝までには必ずUPします。)
毎月14日は、陸上競技専門誌「月刊陸上競技マガジン」と「月刊陸上競技」の発売日である。(松山は1~2日遅れるが。)毎月、定期購読されている方の中には、次号の表紙が誰かを予想するのを楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれない。
た . . . 本文を読む
実は、前回は今回の前フリのつもりだったのだ。北京五輪のマラソン代表に選ばれるのは、まだ、今の時点ではマラソン・デビューしていない選手である可能性が高い事を強調するつもりだった。事実、野口みずきの初マラソンはアテネの2年前にあたる'02年の大阪だった。
ここで、そういった“マラソン・ヴァージン”(誤解を招きそうな言い方?)たちの中から、北京の有力代表候補になりそうな選手を、僕の独断で選び出して紹介 . . . 本文を読む