観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ヒヨドリの渡り

2015-10-03 10:38:25 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  9時29分 潮位226cm

今日の干潮時間 14時59分 潮位126cm

今日は昨日のような強風も無く、無風の晴天になりました。

先週から少しずつ始まっていたヒヨドリの渡りは、早朝から50~100羽程の群れが鳴き交わしながら、稲永公園の松林から飛び出し庄内川を西に渡っていきました。

早朝の2時間だけでも500羽以上の群れが西に渡って行きました。

内陸のタカの渡りも終盤になって、今頃は太平洋沿いのタカの渡りがピークを迎え、きっと今日は伊良湖岬には多くの人が集まっていることでしょう。
そして今日の藤前干潟のヒヨドリの群れより、もっと大きなヒヨドリの群れが伊勢湾を超えて渡っています。

伊良湖のヒヨドリ達もハヤブサやタカなどに怯えながら渡っていきますが、今日の藤前干潟もハヤブサやチョウゲンボウ・オオタカが現れ、怯えて再び戻ってくる群れも多く、しばらくすると、もっと大きなヒヨドリの群れとなって庄内川を越えて三重方面に移動していきました。

藤前干潟ではヒヨドリの渡りは11月過ぎまで観察出来ます。

ただ襲う方の猛禽もヒヨドリに近づく前にカラスに発見されて逆に追われる方が多く、今日もヒヨドリの群れの飛び出しと同時に現れたオオタカの幼鳥もハシブトガラスに追われ逃げていきました。

今日観察出来た主な野鳥 カワウ3370、ダイサギ16、コサギ5、カラシラサギ1、アオサギ36、マガモ83、カルガモ151、コガモ609、ヒドリガモ13、オナガガモ410、ホシハジロ1、キンクロハジロ1、スズガモ21、ミサゴ23、トビ1、オオタカ1、チュウヒ1、ハヤブサ1、シロチドリ8、ダイゼン36、ケリ2、コオバシギ2、オバシギ9、コアオアシシギ8、アオアシシギ4、イソシギ3、ソリハシシギ7、オグロシギ22、オオソリハシシギ7、チュウシャクシギ2、セグロカモメ2、オオセグロカモメ2、ウミネコ81、ヒヨドリ500+

※干潮時間が午後過ぎで、正確なカウントが出来ず、少し数が少なめです。
今日は久しぶりにアシ原でチュウヒが観察できた他、午後からミサゴの数も増えてきて23羽になりました。
カモ類もコガモ・オナガガモに次いでヒドリガモの群れが飛来しました。

現在、今年の探鳥週間に行っている、写真展の作品を現在募集しています。

今回のテーマは「狩りをする鳥たち」と11月18日に藤前干潟がラムサール条約登録湿地に決まった藤前干潟の日に合わせて「みんなに魅せたい藤前干潟」のテーマで行います。
「狩りをする鳥達」は国内で撮影された、生態系の頂点である猛禽類をテーマに募集します。
また「みんなに魅せたい藤前干潟」は、皆さんだけが知っている藤前干潟の魅力を写真を通して紹介していただけるような写真をお願いします。撮影対象は風景・生き物等幅広く募集します。

 応募用紙は野鳥観察館に設置の他、明日中に野鳥観察館HPからもダウンロードが出来ます。
写真展作品募集チラシpdf直接リンク http://www.inae-bird-watching-place.org/2015photo_ta.pdf

明日の満潮時間 10時26分 潮位208cm

明日の干潮時間 15時45分 潮位144cm

コメント
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