藤前干潟
今日の満潮時間11時29分 潮位194cm
今日の干潮時間15時29分 潮位153cm
大潮が終わり、午後からの干潮時間になりました。
干満の差が今日は41cmしか無く、干潟があまり広がりません。
こんな潮回りの悪い週末は、今が内陸でのピークになるタカの渡りを見にに出かける予定だった方も多かったと思います。
せっかくの連休の日に天気が悪いのは残念です。
天気も潮も悪く、来館者も少ないので、新しく手に入れたフィールドスコープをカメラと同軸で使うための光軸調整です。
時々お客様から質問がありますが、スコープとカメラを同軸で使うと、スコープで探した鳥を見失うことなく撮影に移れます。
カメラとスコープを一緒に持って出かけるのが重くて辛い時のために、軽い50mm口径のスコープが欲しかったのですが、良く見えるフローライトのKOWA TSN-550は高くて手が出ないし、TSN-500は軽くて良いのですが500m先以上先を見るには色の滲みが辛いので(TSN-500は、90m先のアーチェリーの標的を見る為に開発したらしいです)、今回はTSN550とTSN500のちょうど中間の見え具合と軽さのスコープを選びました。
今回新しく手に入れたのは、久しぶりの3本目になるnikonのフィールドスコープです。1本目は使っていたらバラバラに分解してしまい、2本目は使わなくなって何十年も経ち観察館でオブジェと化しています。
光軸調整はスコープが壊れている訳じゃ無いけれど、カメラのファインダーを覗いた時とフィールドスコープを覗いた時の縦方向の光軸の誤差調整をするものです。
カメラのファインダー像の中心を対岸の煙突の先端に合わせた後、スコープで覗くと煙突が下方向にズレてしまいました。
ですので、今回は少し上方向に調整します。
まずカッターナイフの刃を用意して1枚折ります。
横方向の光軸調整は、使うたびにパノラマクランプで調整していますが、縦方向はメーカーによっては誤差が多少あります。
そのままスコープを雲台に固定すると、コーワはほとんど縦方向の光軸調整無しで使用出来ますが、スワロはズレが大きくて刃が2枚重ねて挟まってます。
今回のnikonは刃の厚み1枚でイケそうです。
カッターの刃を1枚適当に置いて、シューに締め付けてはスコープを覗いてを2・3回繰り返し、カメラのファインダー像の中心とスコープを覗いた時の縦方向の差を極力合う様に、カッターの刃を少しづつずらして調整します。
刃を挟んだぶんだけ、スコープの光軸が上に向きます。
べつにスコープを覗きながらシャッターを切るわけじゃ無いので、少々のことは気にしません。
緩まないようにしっかりネジを締めて完成!
これでスコープをセットした後、パノラマクランプで横方向をカメラのファインダー像と同じ方向ににしてクランプを固定すればすぐ使えます。(光軸調整に自由雲台も使ってみましたが、しっかり固定したつもりでも移動した時に光軸がズレる事が多かったので今の形になりました。)
一時期のデジスコブームの時にフィールドスコープを購入した方も多いと思います。今、眠っているスコープがあれば是非ご活用ください。
今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ2,410、ダイサギ32、コサギ11、アオサギ14、カラシラサギ1、マガモ39、カルガモ123、コガモ102、ヒドリガモ1、オナガガモ28、ハシビロガモ14、、スズガモ7、ミサゴ9、ハヤブサ1、シロチドリ18、メダイチドリ1、ダイゼン21、トウネン22、ハマシギ31、コオバシギ1、オバシギ33、アオアシシギ8、コアオアシシギ1、イソシギ2、ソリハシシギ32、オグロシギ9、オオソリハシシギ12、ホウロクシギ6、チュウシャクシギ1、オオセグロカモメ1、ウミネコ50 他
これから少しづつ潮が良くなり、明日から来週の半ばまでは午前中の満ち潮での観察になっていき来週末には再び大潮を迎えます。
9月も後半、秋のシギ・チドリの渡りは2回目のピークを迎える頃です。
22日(日)の干潮時間 4時36分 潮位 88cm
満潮時間11時29分 潮位194cm
23日(月)の干潮時間 6時13分 潮位 91cm
満潮時間13時29分 潮位194cm
※24日、火曜日は野鳥観察館の休館日です。
24日(火)の干潮時間 7時51分 潮位 81cm
満潮時間15時07分 潮位211cm
25日(水)の干潮時間 9時05分 潮位 63cm
満潮時間16時01分 潮位231cm