名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の干潮時間11時32分 潮位 15cm
今日の満潮時間18時19分 潮位260cm
今日も曇り空で今にも雨が降りそうかと思えば、青空がちらりと見えたりと、安定しないお天気でした。
しかし、お昼頃、干潟はとても広がりました。
現在は野鳥の姿が少なく、干潟が広がれば広がっただけ、さみしい雰囲気もあります。
鳥が少なくなって、重たいフィールドスコープとカメラを持って出かけるのが辛くなったので、館内からスマスコデビューしました。
スマスコとは、スマートフォンのレンズをフィールドスコープの接眼レンズに固定して、撮影するごく簡単な撮影方法です。
以前流行った、デジスコ(フィールドスコープにコンパクトデジタルカメラをつけるシステム)に比べて、安価に始めることができます。
ここから先はスマスコデビュー写真です。
約500m先のカワウ、アオサギ、マガモを撮影。
約800m先のミサゴを撮影。
こちらは約300m先のアオサギ。
実は以前にも安い汎用スマートフォンアダプターを手に入れたことがあったにですが、ネジがズレたりして光軸を合わせるのが面倒ですぐやめてしまいました。
今回はアメリカの天体望遠鏡メーカー「セレストロン」のスマートフォンアダプターを手に入れました。
少し大きく大袈裟ですが、このアダプターはスマートフォンのレンズと、フィールドスコープの接眼レンズとの光軸を合わせるのが大変楽です。
さすが天体望遠鏡メーカーだけあって縦・横をラックピニオンギアで微調整が簡単にでき、他の汎用スマートフォンアダプターには無い機能であるフランジバック(スマートフォンと接眼レンズまでの距離)もピニオンギアで調整できます。
また、最近増えてきた広角・標準・望遠と3つのレンズが付いたスマートフォンでは、標準・望遠レンズ側で撮影するとケラレ無しで使用できる事も分かりました。
「セレストロン」のスマートフォンアダプターは少し値段は張りますが、以前流行ったデジスコのカメラアダプターに比べたら数分の1の価格で手に入れられます。
今現在の藤前干潟は、留鳥がメインで飛来数も少なくなり、遠くの鳥たちしか居ない事が多くなっています。
こんな時にはスマスコが活躍すると思います。
ただ日中の陽炎が目立つ日には、どんなレンズやカメラを持ってきても、メラメラゆらゆらの写真になると思うので素直に諦めてください。
昨日観察できた主な野鳥 カワウ263、ササゴイ2、ダイサギ15、アオサギ11、マガモ11、カルガモ22、ミサゴ3、トビ1、チョウゲンボウ3
明日の干潮時間13時06分 潮位 12cm
明日の満潮時間 6時09分 潮位249cm