観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ダイシャクシギが3羽に

2021-12-19 23:31:37 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日干潮時間12時00分 潮位104cm

今日の満潮時間17時36分 潮位218cm

 

今日の午前中は風はあまり吹きませんでしたが、冷え込みました。

12月の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同の定例調査が、今日は行われました。

昨日、観察できたクロツラヘラサギ2羽は、今日は見られませんでしたが、3羽のダイシャクシギが確認されました。

近年、大型のシギの飛来数、飛来頻度が減っているので、3羽でも嬉しいです。

導流堤の前の干潟に飛来したダイシャクシギ↓。

 

さらに、今日は毎年恒例のカワザンショウガイ調査が稲永ビジターセンターで行われました(NPO法人藤前干潟を守る会主催、なごや環境大学共育講座)。

NPO法人藤前干潟を守る会では、毎年この時期にこの貝の調査をし、藤前干潟の環境を見守っています。→昨年の調査の様子はこちら

まずは講師の和田太一さんから、この調査の目的と昨年までの調査結果について報告がありました。

その後、今日の調査方法について説明があり、干潟へ出かけました。

干潟の表面にいるカワザンショウガイ(黄色の矢印の下)。

サンプリングする地点を決めているところ↓。

その後、カワザンショウガイを含む泥などをサンプリング↓。

採取されたサンプル↓。この袋全てをひとつひとつ濾して、カワザンショウガイを見つけ出します。

参加者みんな、カワザンショウガイを見逃すまいと目を凝らして作業しました。

中には、泥だけでなく、ヨシくずやごみが混じっている地点のサンプルもありました。

参加者みんなの力で、全てのサンプルからカワザンショウガイを取り出した後、講師の和田さんから、最後にも解説がありました。(※メーテレさんが取材に来ていました。)

参加されたみなさん、寒い中、お疲れ様でした。

カワザンショウガイ調査が開始されて10年以上が経ち、来年度は今までのカワザンショウガイ調査結果を振り返る機会が設けられるかもしれないとのことです。

野鳥についてもそうですが、こういった調査が継続されていくことはとても重要なことですし、カワザンショウガイの10年以上の調査結果から何を知ることができるのか、楽しみです。

 

今日の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同の定例調査で観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ171、カワウ314、ダイサギ17、コサギ5、アオサギ43、マガモ170、カルガモ290、コガモ287、トモエガモ4、オカヨシガモ144、ヒドリガモ212、オナガガモ969、ホシハジロ47、キンクロハジロ494、スズガモ934、ミサゴ22、トビ3、オオタカ1、チュウヒ1、ハイタカ1、クイナ1、オオバン62、ハジロコチドリ3、シロチドリ14、ダイゼン43、ハマシギ961、コアオアシシギ6、アオアシシギ4、イソシギ7、ダイシャクシギ3、タシギ3、オオハシシギ4、ユリカモメ66、セグロカモメ15、オオセグロカモメ6、カモメ3、ズグロカモメ47 他、55種、5,770羽

 

明日の干潮時間12時32分 潮位103cm

明日の満潮時間18時05分 潮位218cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする