観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

身近な水辺の小さな生きもの

2024-07-13 21:12:11 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間10時20分 潮位198cm

今日の干潮時間16時20分 潮位111cm

 

今日はお隣の稲永ビジターセンターでNPO法人藤前干潟を守る会が「プランクトン観察会」を開催していました。

稲永ビジターセンター前の庄内川河口の水(汽水)や、野鳥観察館前の水たまり(小鳥の集まる水場)の水(淡水)を採ってきて、顕微鏡で小さな小さな生きものを探し、観察していました。

 

採取する水によっては生きものがなかなかみつからなくて苦戦することもありますが、今年は生きものの密度が高かったようで、たくさんの生きものがみつかっていました。

とても盛り上がっていて、みんな熱心に観察していましたよ。

 

こちらは野鳥観察館の前の水たまりからみつかったヒルガタワムシの仲間と思われる生きものだそうです↓。体をくねらせながらよく動いていました。

 

プランクトンではないですが、カゲロウユスリカの幼虫と思われる生きものも同じ水たまりの水の中からみつかりました↓。

 

この他、水たまりの水からはゾウリムシの仲間、ツリガネムシの仲間などが、汽水からはミカヅキモ、ボルボックス、ミジンコ、フジツボのノープリウス幼生、カニのゾエア幼生などがみつかったそうです。

身近な水辺にも小さいけれどたくさんの様々な生きものがいるんだなぁと実感しました。

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ3、カワウ599、ササゴイ2、ダイサギ14、アオサギ24、マガモ21、カルガモ149、ホシハジロ6、キンクロハジロ2,スズガモ2、ミサゴ5、トビ1、チョウゲンボウ1、ダイゼン2、ケリ2、イソシギ1、ソリハシシギ10、ウミネコ38、コアジサシ3

カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ツバメ、ハクセキレイ、ハシボソガラス

 

明日の満潮時間11時30分 潮位189cm

明日の干潮時間17時08分 潮位131cm

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