観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ボラの群れを狙って

2017-06-15 22:52:34 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時42分 潮位209cm
今日の干潮時間15時17分 潮位 63cm

 

今日もよく晴れ、堤防にいると太陽に照らされて暑いくらいでした。

野鳥観察館前のアジサイは、日に日に開いた花やガク(装飾花)が増え、色が鮮やかになっています。 

 

11時頃、野鳥観察館前の庄内川沿いを歩いていると、水深が浅くなった護岸近くにボラの稚魚の群れがいくつも見られました。川底や石をつついて餌を食べているようでした。

ボラの稚魚の群れは、広がったり、密集したり、様々な形になりながらも、ひとつの塊で動いており、まるで群れがひとつの生きもののようでした。

 

そして、この魚の群れを狙って飛来していたのが、ササゴイ。

干出したばかりの干潟の縁で、魚の群れが近寄ってくるところを低姿勢で待ちかまえ・・・、 

首をぐっと伸ばして魚を捕らえます。この写真を捕ったときは空振りでしたが、この直前には3匹連続してボラの稚魚を捕まえていました。この後、飛び立ち、川を離れていったので、雛が待つ巣へ戻って行ったのではないかと思われます。

 

この近くには、今日もツバメが多数飛来しているのが観察できました。干潟の泥を集めに来たり、ヨシ原や川面のすぐ上を飛んで虫を捕まえているようでした。 

 

また、野鳥観察館前の水たまりは今日も鳥たちで大変にぎわいました。

シジュウカラの成鳥(↓)、そして幼鳥が水浴びに来た他、カワラヒワとスズメが頻繁に訪れていました。 

お昼過ぎには、暑くて待ちきれなかったのでしょうか。ドバトがすでに水に入っているところにキジバトが入っていき、ドバト(写真の後方)とキジバト(写真の手前)が混浴しているのが見られました。 

 

さらに、今日は野鳥観察館からミサゴが11羽もカウントできました。この時期に11羽ものミサゴが見られるのは珍しいことです。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ607、ササゴイ3、ダイサギ18、コサギ2、アオサギ9、マガモ24(♂20、♀4)、カルガモ45(内、雛7、中雛2)、ホシハジロ4(♂2、♀2)、スズガモ18(♂13、♀5)、ミサゴ11、イソシギ1、ウミネコ1

この他、野鳥観察館周辺の松林では、コゲラ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、キジバト、ドバトなどが確認できました。

 

明日の満潮時間 9時36分 潮位199cm
明日の干潮時間16時04分 潮位 75cm

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