観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

小春日和

2023-01-08 22:32:52 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時15分 潮位224cm

今日の干潮時間12時47分 潮位104cm

 

今日は2023年になって、最初の月例調査の日でした。

毎年この時期には、北西から吹く伊吹おろしに凍えながら、さらに風で揺れるスコープを押さえつけながらカウントをしていたのに、今日は手袋も必要とせずにカウンターを持っていられました。

ほぼ無風な葦原では葦の穂先に集まるオオジュリンが目立ちます。

風も無いのでオオジュリン♂の特徴である黒い喉も良く観察できました。

 

最大満潮時間が終わって、2時間ほどたつと上流からアオアシシギの群れが飛来して来ます。

アオアシシギの他にはオオハシシギやコアオアシシギも混ざっています。

干潟が干出し始めると、アオアシシギは群れになって小魚を追いかけています。

今日のコアオアシシギは左岸で1羽、他の場所で5羽観察できています。

今日のズグロカモメは31羽。
冬場、冬眠中のカニが多いのでゴカイを捕食している個体が多いようです。

干潮時間が近づき干潟が広がると、さらにハジロコチドリが2羽飛来しました。

ハジロコチドリは満潮時間近隣の田んぼにいて干潮時間が近づくと干潟に飛来して来ます。

 

 

今日のカウント結果は例年と同じ傾向で、最も寒い1月はカモ類の飛来数が減少しています。

ハマシギも厳冬期に当たる1月は例年通り飛来数が激減しています。

昨シーズンは飛来数が1,000羽を超える事が少なかったカンムリカイツブリが今シーズンは再び1,000羽を超えました。

今日の名古屋鳥類調査会・尾張野鳥の会実施 藤前干潟周辺鳥類調査でカウントされた主な野鳥 ハジロカイツブリ5、カンムリカイツブリ1,385、カワウ874、ダイサギ5、コサギ2、アオサギ29、マガモ68、カルガモ67、コガモ145、オカヨシガモ150、ヒドリガモ134、オナガガモ855、ホシハジロ163、キンクロハジロ246、スズガモ821、ホオジロガモ3、ミサゴ18、トビ1、オオタカ1、ノスリ2、ハヤブサ1、オオバン50、ハジロコチドリ2、ダイゼン45、ハマシギ80、アカアシシギ1、コアオアシシギ6、アオアシシギ28、イソシギ12、クサシギ1、ダイシャクシギ3、タシギ3、オオハシシギ4、ユリカモメ378、セグロカモメ9、オオセグロカモメ7、カモメ6、ウミネコ40、ズグロカモメ31 他 計54種、5,841羽

 

明日の満潮時間 7時44分 潮位222cm

明日の干潮時間13時16分 潮位100cm


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