観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

だいぶ賑やかになってきました。

2015-08-06 15:18:44 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 10時03分 潮位219cm

今日の干潮時間 15時53分 潮位102cm

先週に大潮が終わり、毎日干潮時間が遅くなってきました。
観察する方は午前中の干潮時間が適していますが、鳥たちにとってはあまり関係がありません。

まだピークには2~3週間ほど早いですが、日々シギ・チドリ達の数が増えてきています。
先週末4羽だけだったダイゼンは火曜に9羽、今日は11羽、火曜日に9羽入ってきたチュウシャクシギは14羽になり少しずつ数を増やしてきています。

今日は秋の渡りとしては、キョウジョシギが8羽初めて観察できました。

今日観察できた主な野鳥 カワウ348、ササゴイ1、ダイサギ21、コサギ8、アオサギ30、マガモ58、カルガモ462、ホシハジロ14、キンクロハジロ1、スズガモ24、ミサゴ7、ダイゼン11、ケリ1、キョウジョシギ8、イソシギ1、ソリハシシギ81、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ14、ウミネコ222

今週末は干潮時間が早朝なので、週明けの中潮になる8月11日(火)から大潮の16日(日)までが、秋のシギ・チドリの観察に適していると思います。

明日の満潮時間 11時10分 潮位202cm

明日の干潮時間 16時45分 潮位127cm

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アオアシ・キアシ

2015-08-02 22:20:17 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  6時44分 潮位259cm

今日の干潮時間 13時17分 潮位 16cm

毎日少しずつ種類や数が増えてきました。

ここ数日で比較的近くで見られる機会も増えて、干潟に出ても空振りが少なくなりました。

昨日は目の前にアオアシシギの群れが入ったのに、今日は9時近くなっても入ってきません。
風もなく湿気の多い天気で、もうすぐ堤防下の日影が無くなります。
お昼前に周辺のカウントがあるので太陽の下には長い間居たくありません

やっとアオアシシギ2羽とキアシシギが1羽、目の前にやってきました。干潟にはもう日が差しているので、近い距離なのに陽炎で写真を撮るとはっきり写りません。

体の大きさも脚の長さも違う種類ですが、この時期はそれぞれの種類が少ないためか一緒に行動しているようです。

アオアシシギは体長32cm、キアシシギ25cmとずいぶん大きさが違いますね。ともに繁殖地はロシア北東部と比較的近く、オオソリハシシギなど北極圏で繁殖する種類に比べ早く藤前干潟に戻ってきます。ただし繁殖地が近い分だけ春に藤前干潟に飛来する時期も一番遅いです。

餌を捕る場所が違うので、キアシシギを置いて2羽で水際を進んでいきます。右の個体は背の上面に冬羽に換羽が進んできています。

キアシシギの近くにイソシギが近づいてきました。キアシシギ手前にいるヤマトオサガニ2匹は餌の対象には大きいのを知っているのか巣穴に逃げていませんね。

イソシギは国内での繁殖が終えたようで今日の周辺カウントでも10羽が数えられています。

明日から干潮時間が14時過ぎになり、干潟の観察には適さない日が続きますが、2週間後の16日前後は再び観察に適した週になります。その頃にはもっと種類・数共に多くなっているでしょう。

尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同藤前干潟周辺鳥類調査でカウント出来た主な野鳥
カワウ609、ササゴイ5、ダイサギ66、チュウサギ1、コサギ19、アオサギ56、マガモ59、カルガモ1347、コガモ4、ホシハジロ16、キンクロハジロ9、スズガモ13、ミサゴ5、トビ1、チョウゲンボウ1、コチドリ3、ダイゼン4、ケリ55、アオアシシギ34、キアシシギ1、イソシギ10、ソリハシシギ59、オグロシギ1、ホウロクシギ1、ウミネコ672、コアジサシ1、他   合計39種 3,216羽

明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間  7時31分 潮位256cm

月曜日の干潮時間 13時56分 潮位 28cm

火曜日の満潮時間  8時18分 潮位247cm

火曜日の干潮時間 14時24分 潮位 47cm

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夏羽から冬羽へ換羽が始まっています。

2015-08-01 09:52:54 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  5時58分 潮位260cm

今日の干潮時間 12時36分 潮位 17cm

大潮になって引き始めが9時ぐらいになり、涼しい早朝の時間は潮の高い時間になってきました。なので何時もとは違う場所を周ってきました。
数も多くなってきたし、一応近くのソリハシシギ狙いです。

一番最初に目についたのはイソシギです。先月の中頃から数を増やしてきて、この場所でも幼鳥混じりで5羽が観察出来ました。何時もの護岸下でみる成鳥は近づいても逃げることは少ないのですが、幼鳥を守るためかこの時期、警戒心がとても強くなっています。

ソリハシシギと一緒に居たのはキアシシギです。朝陽が当たって変な色になっていますが、名前の通り黄色い足が目立ちます。

足元を動く、フナムシを捕らえました。
まだ夏羽の特徴である胸の横縞が分かりますが、9月ぐらいになると地味な冬羽に換羽する個体や、幼鳥が増えてきます。

8時を過ぎて干潟が出始める頃、何時もの庄内川左岸に戻ってきました。

水際にチドリの声、足もとを見るとコチドリが2羽。 ↑手前は今年生まれの幼鳥で、後は成鳥のようです。

春に何時もいた個体でしょうか?成鳥も繁殖期が終わって春に見た夏羽と違い胸の黒い帯が褐色に変ってきています。

9時ちかくなるとアオアシシギの群れが15羽入ってきました。
いま観察できるアオアシシギは夏羽が目立ちますが徐々に灰色が目立つ冬羽へ換羽してきます。

夏羽の個体が観察したければ9月を待たず、お早めに干潟にお出かけください。

明日の日曜日は、今日よりも40分程干潮時間が遅くなるので、10時ぐらいからの観察をお勧めします。

早朝散々廻ったのに見れなかったソリハシシギですが、干潮時間にはソリハシシギとアオアシシギが観察館前の干潟にやってきました。だた昼間なので、逆光・陽炎ゆらゆらで見づらい条件でした。

他には今日新にダイゼンが4羽、藤前干潟に入ってきました。

明日の日曜日は、今日よりも40分程干潮時間が遅くなるので、10時ぐらいからの観察をお勧めします。

 今日観察出来た主な野鳥 カワウ131、ササゴイ3、ダイサギ14、コサギ5、アオサギ28、マガモ53、カルガモ520、ホシハジロ11、スズガモ20ミサゴ8、トビ1、コチドリ2、ダイゼン4、ケリ3、アオアシシギ19、キアシシギ2、ソリハシシギ70、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ2、ウミネコ466、ハクセキレイ3

明日の満潮時間  6時44分 潮位254cm

明日の干潮時間 13時17分 潮位 21cm

 

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