観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

アオアシ・キアシ

2015-08-02 22:20:17 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  6時44分 潮位259cm

今日の干潮時間 13時17分 潮位 16cm

毎日少しずつ種類や数が増えてきました。

ここ数日で比較的近くで見られる機会も増えて、干潟に出ても空振りが少なくなりました。

昨日は目の前にアオアシシギの群れが入ったのに、今日は9時近くなっても入ってきません。
風もなく湿気の多い天気で、もうすぐ堤防下の日影が無くなります。
お昼前に周辺のカウントがあるので太陽の下には長い間居たくありません

やっとアオアシシギ2羽とキアシシギが1羽、目の前にやってきました。干潟にはもう日が差しているので、近い距離なのに陽炎で写真を撮るとはっきり写りません。

体の大きさも脚の長さも違う種類ですが、この時期はそれぞれの種類が少ないためか一緒に行動しているようです。

アオアシシギは体長32cm、キアシシギ25cmとずいぶん大きさが違いますね。ともに繁殖地はロシア北東部と比較的近く、オオソリハシシギなど北極圏で繁殖する種類に比べ早く藤前干潟に戻ってきます。ただし繁殖地が近い分だけ春に藤前干潟に飛来する時期も一番遅いです。

餌を捕る場所が違うので、キアシシギを置いて2羽で水際を進んでいきます。右の個体は背の上面に冬羽に換羽が進んできています。

キアシシギの近くにイソシギが近づいてきました。キアシシギ手前にいるヤマトオサガニ2匹は餌の対象には大きいのを知っているのか巣穴に逃げていませんね。

イソシギは国内での繁殖が終えたようで今日の周辺カウントでも10羽が数えられています。

明日から干潮時間が14時過ぎになり、干潟の観察には適さない日が続きますが、2週間後の16日前後は再び観察に適した週になります。その頃にはもっと種類・数共に多くなっているでしょう。

尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同藤前干潟周辺鳥類調査でカウント出来た主な野鳥
カワウ609、ササゴイ5、ダイサギ66、チュウサギ1、コサギ19、アオサギ56、マガモ59、カルガモ1347、コガモ4、ホシハジロ16、キンクロハジロ9、スズガモ13、ミサゴ5、トビ1、チョウゲンボウ1、コチドリ3、ダイゼン4、ケリ55、アオアシシギ34、キアシシギ1、イソシギ10、ソリハシシギ59、オグロシギ1、ホウロクシギ1、ウミネコ672、コアジサシ1、他   合計39種 3,216羽

明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間  7時31分 潮位256cm

月曜日の干潮時間 13時56分 潮位 28cm

火曜日の満潮時間  8時18分 潮位247cm

火曜日の干潮時間 14時24分 潮位 47cm

コメント (1)
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