藤前干潟
今日の干潮時間 10時25分 潮位 76cm
今日の満潮時間 16時41分 潮位235cm
晴れの日になると思っていたのに、朝から曇ってはっきりしない日。
今日も6時過ぎから8時ごろまで潮の引き始めた干潟を覗いてきました。

庄内川の左岸、東側にあたる稲永公園からは何度も引き返しながらヒヨドリの群れが西にわたっていきます。
カモたちも干潟で休んでいたのに、群れ全体が突然水面に移動することがあります。

そうした時は上空に猛禽類が現れる事が多く上空を探しますが、カモ達のようには簡単に見つける事ができません。
コガモが水面に逃げてくれたので、さっきまで気づかなかったオオソリハシシギが1羽干潟に取り残されてしまいました。

今回は上流からカモやアオアシシギが逃げてきたので、上流を探していると葦原擦れ擦れに飛んできたのはチュウヒの♀です。
最近は近隣で繁殖していることもあって一年中見る機会が増えましたが、本来は冬鳥です。この個体は先週から見かけることが多くなりました。

チュウヒが飛んでくれたお陰で、上流にいたアオアシシギも近くで見る事が出来ました。

もう一度、コガモの群れが逃げ始めると、西からハヤブサが逃げ遅れたコガモに向かって行きました。ぎりぎりで逃げる事ができたようです。

ハヤブサが飛び去った後直ぐにオオソリハシシギが4羽干潟に飛んできました。
木曜日の観察館日記でほとんどのシギ・チドリが藤前干潟から抜けたようだと報告しましたが、今日は少し数種類が復活したようで、ダイゼン12、シロチドリ34、イソシギ2、アオアシシギ27、オオソリハシシギ7が観察できました。
明日も干潮時間が午前中で観察に適した日になります。春から夏の大潮と違って、最大干潮時間になっても潮位が高いため、干潟が小さく鳥たちが散ることなく長い時間観察できます。
現在、今年の探鳥週間に行っている、写真展の作品を現在募集しています。
もうすぐ締め切りになりますが、「みんなに魅せたい藤前干潟」の作品が少ないようです。作品展示日の16日金曜日ぎりぎりまでお持ちしますので、是非ご参加ください。締め切り後の作品提出のさいには、事前に野鳥観察館へ連絡ください。
今回のテーマは「狩りをする鳥たち」と11月18日に藤前干潟がラムサール条約登録湿地に決まった藤前干潟の日に合わせて「みんなに魅せたい藤前干潟」のテーマで行います。
「狩りをする鳥達」は国内で撮影された、生態系の頂点である猛禽類をテーマに募集します。
また「みんなに魅せたい藤前干潟」は、皆さんだけが知っている藤前干潟の魅力を写真を通して紹介していただけるような写真をお願いします。撮影対象は風景・生き物等幅広く募集します。
応募用紙は野鳥観察館に設置の他、明日中に野鳥観察館HPからもダウンロードが出来ます。
写真展作品募集チラシpdf直接リンク→ http://www.inae-bird-watching-place.org/2015photo_ta.pdf
明日の干潮時間 11時00分 潮位 72cm
明日の満潮時間 17時07分 潮位242cm