観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

秋の写真展、終了しました。

2017-09-24 22:21:11 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時07分 潮位240cm
今日の干潮時間14時00分 潮位 91cm

 

今日はよく晴れ、絶好の行楽日和となりました。

そして、約1ヶ月前から開催していた秋の写真展は今日で終了しました。

作品を応募くださったみなさま、写真展に足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。

次回の写真展は来年の春に実施予定です。その際もどうぞよろしくお願いします。

 

さて、今年の秋はサギの仲間、特にダイサギの飛来数が多いです。

理由はわかりませんが、繁殖期が終わった頃から多くのダイサギが藤前干潟に飛来し、餌を探しています。

そして、サギが餌を探している干潟や浅瀬ではサギの密度が高いので、サギ同士での小競り合いをいつもより頻繁に見かけます。

魚をくわえたダイサギを追いかけるダイサギ。

この後、このダイサギを追いかけるサギはさらに増えて、最終的には、ダイサギ2羽とアオサギ2羽が追いかけていました。 

 

昨日(23日に)観察できた主な野鳥 カワウ3,360、ダイサギ68、コサギ31、アオサギ21、マガモ37、カルガモ143、コガモ146、オナガガモ53、ハシビロガモ13、スズガモ13、ミサゴ16、トビ3、シロチドリ52、メダイチドリ5、ダイゼン82、トウネン501、ハマシギ53、コオバシギ2、オバシギ4、アオアシシギ2、ソリハシシギ1、オグロシギ2、オオソリハシシギ1、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ1、オオセグロカモメ2、ウミネコ65

 

※明日(25日(月))は休館日です。
明日の満潮時間 8時43分 潮位227cm
明日の干潮時間14時28分 潮位108cm

26日(火)の満潮時間 9時24分 潮位212cm
26日(火)の干潮時間14時59分 潮位125cm

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秋の写真展は明後日までです。

2017-09-22 22:52:04 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 6時58分 潮位258cm
今日の干潮時間13時04分 潮位 62cm

 

今日は、朝から曇りで、午後からは雨がパラパラと降ってきました。

視界は悪かったですが、雨が降り出すと、シギ・チドリの群れが入ってきて、干潟はにぎやかになりました。

その中には、まだ黒色の夏羽が残り、鮮やかな赤い肢が目立つツルシギ1羽が混じっていました。

 

雨が降る前に干潟を覗きに行くと、トウネンの群れを近くに観察できました。

 

さらにホウロクシギのくちばしの短い若い個体を2羽。

2羽のうち1羽は、かなり護岸の近くでヤマトオサガニを探して、豪快に食べていました。

 

 もう1羽のホウロクシギはこちら↓。

 

今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ40、メダイチドリ3、ダイゼン54、トウネン393、ハマシギ122、オバシギ4、ツルシギ1、オオソリハシシギ2、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ1 でした。

  

【藤前干潟のイベント等のお知らせ】

☆8月26日(土)~9月24日(日) 秋の野鳥写真展~シギ・チドリ~&藤前干潟写真展詳細はこちら(PDF)  

秋の野鳥写真展は明後日までです(最終日は15時まで)。まだご覧になっていない方は、ぜひ足をお運びください。

 

☆9月29日(金)締切 名古屋・ジロング湿地提携 人的交流事業「平成29年度派遣中学生の募集」詳細はこちら(名古屋市HP)

☆10月7日(土) 藤前干潟の渡り鳥調査隊~10月~
 
渡り鳥調査隊は、野鳥観察と鳥類調査を行う野鳥観察館のイベントです。→詳細はこちら(PDF)

☆10月8日(日) 22世紀奈佐の浜プロジェクト「奈佐の浜海岸清掃」詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

☆10月21日(土) 2017年秋 藤前干潟クリーン大作戦詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

☆11月18日(土) チュウヒサミット2017詳細はこちら(日本野鳥の会三重)

 

明日の満潮時間 7時33分 潮位250cm
明日の干潮時間13時33分 潮位 76cm

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秋の野鳥イベント2日目のご報告

2017-09-21 22:40:46 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 6時23分 潮位261cm
今日の干潮時間12時34分 潮位 50cm

 

秋の野鳥イベント2日目の18日(月・祝)は、台風18号の影響が心配されましたが、朝までに台風は東海地方を抜け、18日は朝から晴れて、無事予定通りイベントを実施することができました。

台風直後にも関わらずイベントに参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

(今回の台風では雨は多くは降らず、庄内川がひどく濁ったり、漂着物が大量に流れ着くことはありませんでしたが、風がかなり強く吹いたようで、稲永公園ではところどころでマツが倒れたり、大量の松葉やマツの枝が落下していました。)

18日の午前中は探鳥会を開催しました。風が少し強かったですが、この季節だからこそ見られるシギ・チドリをみつけに干潟近くまで護岸沿いを歩きました。

探鳥会前にハヤブサが現れた影響で、多くのシギ・チドリを近くで見ることはできませんでしたが、近くでトウネンやアオアシシギを観察することができ、特に間近にいるトウネンを見て参加者のみなさんは喜んでみえました。

今回の探鳥会では、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ミサゴ、トビ、ハチクマ(上空)、トウネン、アオアシシギ、チュウシャクシギ、ハシボソガラス、ハクセキレイ を観察できました。

 

野鳥観察館内では、小学生以下のお子さんを対象に「野鳥ビンゴゲーム」も実施しました。

家族みんなで夢中になって望遠鏡をのぞきながら、ビンゴカードに載っている野鳥を探してくれるご家族もありました。

 

午後からは、「野鳥のおはなし」を実施。日本野鳥の会三重の近藤義孝さんをお招きして「三重のシギ・チドリたち」というテーマでお話を伺いました。

三重県で見られる主なシギ・チドリや三重県の探鳥地の紹介の他、近藤さんたちが長年行っている木曽岬干拓地(きそざきかんたくち)のチュウヒの保護活動についても詳しく聴くことができました。

チュウヒは、今日(9月21日)から種の保存法に基づく国内希少野生動植物種に追加された希少なタカの仲間です(新聞報道等でご存知の方も多いと思いますが、同時に、オオタカが国内希少野生動植物種から削除されました)。→詳しくはこちら(環境省HP)

木曽岬干拓では、昨年までずっとチュウヒの繁殖(営巣と子育て)が確認されており、全国でも貴重な繁殖地のひとつです。この場所を守るために、近藤さんたちは毎月、チュウヒの調査を続けているそうです。

タカの仲間の中では知名度が低めのチュウヒですが、チュウヒは藤前干潟にも飛来する野鳥です。チュウヒが飛来するということは、その場所の自然の豊かさを示すものでもあります。

チュウヒを守るために、「ぜひチュウヒに興味だけでも持ち続けてほしい」という近藤さんの言葉が印象的でした。

今年の11月18日(土)には、近藤さんの所属する日本野鳥の会三重などによって名古屋市内で「チュウヒサミット2017」が開催されます。全国からチュウヒの専門家が集まるそうです。

チュウヒに興味のある方であればどなたでも参加できるそうですので(申込み不要)、ぜひ足を運んでいただければと思います。

※「チュウヒサミット2017」の詳細はこちら(日本野鳥の会三重HP)をご覧ください。

 

 

また、今日(21日)の庄内川河口の様子の紹介です。

今日はまさに秋晴れの気持ち良いお天気で、潮も良く、バードウォッチング日和でした。バードウォッチャーやカメラマンの方が大勢訪れていました。

干潟にはトウネンの群れの他、今日は約50羽のシロチドリの群れが飛来しました。

干潟に降りるトウネンの群れ↓。

トウネンとシロチドリなど↓。

シロチドリ↓。

 

しかし、台風が去り、天気が良い日があったので、シギ・チドリは一部抜けた(さらに渡った)ようで、先週より観察できる種類が減りました。

9月も後半に入りシギ・チドリの秋の渡りもいよいよ終盤です。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ3,194(974)、ダイサギ81(67)、コサギ20(13)、アオサギ35(7)、マガモ23(18)、カルガモ307(88)、コガモ55(3)、オナガガモ34(1)、ホシハジロ1、スズガモ12、ミサゴ16(22)、トビ1(3)、ハチクマ0(2(上空))、ツミ0(1(上空))、ハヤブサ0(1)、シロチドリ58(24)、メダイチドリ2(2)、ダイゼン25(19)、トウネン188(269)、ハマシギ47(10+)、キリアイ1(0)、コアオアシシギ1(0)、アオアシシギ1(3)、イソシギ1(0)、ソリハシシギ2(0)、ダイシャクシギ1(1)、ホウロクシギ1(1)、チュウシャクシギ9(3)、セグロカモメ1(0)、ウミネコ160(163)、アジサシ0(1)、クロハラアジサシ5(0)

※()内の数字は18日に観察できた飛来数です。


明日の満潮時間 6時58分 潮位258cm
明日の干潮時間13時04分 潮位 62cm

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明日の秋のイベント実施につきまして。

2017-09-17 15:41:53 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 9時51分 潮位 58cm
今日の満潮時間16時32分 潮位242cm

 

【臨時閉館のお知らせ】

本日(17日)13時20分頃、名古屋市に暴風警報が発表されたことから、

名古屋市野鳥観察館は14時35分に閉館しました。ご了承ください。

 

【明日(18日)の野鳥イベントの実施につきまして】

台風18号は明日朝までに東海地方を抜けるとの予報であることから、

明日の探鳥会、野鳥のおはなし、野鳥ビンゴゲームについては、

現在のところ、予定どおり開催予定です。

 

※台風が通過しても、明日は風が強く吹くようです。

川沿いは特に風が強く吹きやすいですので、野鳥観察館に来館される際はくれぐれもお気を付けください。

また、探鳥会に参加される方は上着を一枚余分に持ってくるなど、体温調整のしやすい恰好で来ていただく他、

帽子は風で飛ばされにくいものを用意いただくことをお勧めします。

 

☆「9月17日(日)・18日(月・祝)秋の野鳥イベント2017~藤前干潟でシギ・チドリを見よう!~」
 探鳥会や野鳥のおはなしなどのイベントを野鳥観察館で行います。→詳細はこちら(PDF)  

 

 

さて、今日の日中は雨がほとんど降らず、台風が近づいているとは思えないほど穏やかな天気で午前中は野鳥観察に来館された方が比較的多くみえました。

そして、臨時閉館までは予定通り、野鳥イベントを実施しました。

野鳥ミニ講座「チドリの仲間 ダイゼンってどんな鳥?」では、干潟にいるダイゼンを望遠鏡で観察した後(とても遠くて小さかかったですが)、ダイゼンのクイズや渡りについての説明を行いました。

その後、ダイゼンのペーパーキャップを作ったりもしました。

 

庄内川河口の干潟には、トウネンが300羽以上、ハマシギが100以上飛来しました。

満ち潮の時間帯の護岸では、かなり近くにトウネンを観察できました。

潮が満ちてきて、石や干潟から飛んで移動するトウネン↓。

ソリハシシギ(左)とキアシシギ(右)も護岸近くで餌を探していました。

※今日の野鳥の写真はすべて地元のHさんに提供いただきました。

 

台風が通過した明日はどんな鳥たちが見られるでしょうか。

台風18号の被害・影響がなく、無事にイベントが実施できるようスタッフ一同願っています。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,396、ダイサギ53、コサギ8、アオサギ15、マガモ27、カルガモ251、コガモ45、オナガガモ11、ホシハジロ2、ミサゴ16、トビ3、シロチドリ32、メダイチドリ5、ダイゼン81、トウネン304、ハマシギ114、オバシギ5、キアシシギ1、イソシギ3、ソリハシシギ4、オグロシギ2、オオソリハシシギ2、ダイシャクシギ1、チュウシャクシギ5、ウミネコ117

 

明日の干潮時間10時40分 潮位 48cm
明日の満潮時間17時09分 潮位254cm

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明日、明後日の秋のイベントの実施につきまして。

2017-09-16 17:25:28 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 8時50分 潮位 72cm
今日の満潮時間15時48分 潮位226cm

 

今日はまだほとんど風は吹いていませんが、一日中雨が降っていました。

外へ野鳥観察に行くことができなかったので、昨日撮影した野鳥を紹介します。

庄内川護岸にいたイソシギ↓。(イソシギの写真は地元のHさんに提供いただきました。)

稲永公園には先日紹介したコムクドリの他、渡り途中の小鳥たちを観察できました。

キビタキのオス↓。

コサメビタキ↓。

この他、稲永公園ではムシクイの仲間もみつけることができました。

 

今日の庄内川河口の干潟は、とても視界が悪かったですが、今季初めてコオバシギを確認できました。

また、久しぶりのオグロシギ2羽も飛来しました。

さらに、渡ってきたコガモ、オナガガモの数が徐々に増えている他、ハシビロガモも昨日観察できました。

台風18号が過ぎ去ると、鳥たちが大きく移動して、見られる鳥に変化があるかもしれません。

 

【明日、明後日の秋の野鳥イベントの実施につきまして】

明日(17日)、明後日(18日)はご案内していたとおり、野鳥観察館において秋の野鳥イベントを開催する予定です。

☆「9月17日(日)・18日(月・祝)秋の野鳥イベント2017~藤前干潟でシギ・チドリを見よう!~」
 探鳥会や野鳥のおはなしなどのイベントを野鳥観察館で行います。→詳細はこちら(PDF)  

 

台風18号の影響が心配されますが、現在のところ、以下のようにイベントの実施の可否を判断する予定です。

17日午前中のイベント―現在のところ、予定どおり実施予定です。

17日午後のイベント―17日の11時半頃に実施の可否を判断します。

18日午前・午後のイベント―17日の15時半頃に実施の可否を判断します。

イベントを中止すると判断した場合にのみ、すでに申込みいただいている方には直接電話(電話に出られなかった場合はメール)にて、中止のご連絡をさせていただく予定です。(このブログ上でもお知らせします。)

また、名古屋市に暴風警報が発表された場合は、野鳥観察館は閉館となりますので、その際もイベントは中止となります。ご了承いただきますようお願いします。

イベントに参加予定、もしくは来館予定の皆様におかれましては、台風通過後でも、くれぐれも気を付けて野鳥観察館までお越しください。(川沿いは風が強く吹きます。)

なお、どのイベントもまだ定員に若干の余裕がありますので、参加受付を継続しています。

台風18号の被害・影響がなく、無事にイベントが実施できるようスタッフ一同願っています。

 

また、もう一点お知らせです。

昨日、稲永公園の草刈作業をしていた業者さんが、野鳥観察館から少し北に歩いたところにオオスズメバチの巣をみつけました。

土に埋まっているコンクリートの穴の奥に巣があるそうです。

現在、下の写真のように巣のある場所をコーンとトラロープで囲んでもらっており、近づかないように喚起してあります。

この巣は来週、専門の業者さんによって撤去される予定ですが、それまでは、公園にお越しの際は巣に近づかないようお願いいたします。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,008、ダイサギ52、コサギ15、アオサギ24、マガモ63、カルガモ231、コガモ7、オナガガモ16、ホシハジロ5、キンクロハジロ3、スズガモ12、ミサゴ11、トビ1、チュウヒ1、バン1、シロチドリ12、メダイチドリ2、ダイゼン83、トウネン271、ハマシギ42、コオバシギ1、オバシギ3、アオアシシギ3、イソシギ1、ソリハシシギ2、オグロシギ2、オオソリハシシギ2、ダイシャクシギ2、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ7、ユリカモメ1、ウミネコ239

 

明日の干潮時間 9時51分 潮位 58cm
明日の満潮時間16時32分 潮位242cm

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