観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

晴れの日に見たかったです。

2019-02-16 17:28:29 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時29分 潮位108cm

今日の満潮時間15時02分 潮位175cm

春と秋のシギ・チドリのシーズンは短いですが、冬鳥が観察できる期間は他の時期に比べ長く段々と緊張感に欠けてきます。 

昨日の記事の写真で、あまりにも遠くてトリミングも出来なくて、ホシハジロの群れの中に混じっていた、パッと見キンクロハジロのメスにしか見え無い1羽のカモ、気付かれてましたか?

こちら↓。

今日は昨日とは違う場所で再び観察できました。

他の人は行かない場所だし、遠くて他の人には見つけられない妙な自信があったのですが。

「変なカモがいる!」とカウントをされていたFさんから連絡がありました。

ホシハジロやキンクロハジロの群れと一緒に行動してきたようです。

近いと言っても200m以上離れています。

居るとわかっていたら何とか双眼鏡で探せる距離ですが、知らなければフィールドスコープで探さないと難しい距離です。

あいにくの曇った天気でしたが、白い虹彩と時々光が当たると赤褐色の胸が目立ちました。

きっと他の探鳥地では珍しくも無い種類のカモかも知れませんが、
基本的には鳥が遠い藤前干潟では認識できる近さに居ることが珍しい事です。(それでも200~300mは、ありますが・・・)

藤前干潟で鳥を探すときは、是非フィールドスコープをご活用ください。

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ9、カンムリカイツブリ307、カワウ4,534、ダイサギ1、コサギ6、アオサギ48、マガモ15、カルガモ133、コガモ6、オカヨシガモ15、ヒドリガモ8、オナガガモ877、アカハジロ1、ホシハジロ16、キンクロハジロ33、スズガモ502、ホオジロガモ2、ミサゴ9、ハジロコチドリ1、シロチドリ42、ハマシギ20、イソシギ1、ダイシャクシギ3、ユリカモメ10、セグロカモメ28、オオセグロカモメ21、カモメ89、ウミネコ3、ズグロカモメ28

明日の干潮時間10時32分 潮位 94cm

明日の満潮時間16時07分 潮位193cm

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ハマシギの群れが飛来しました。

2019-02-15 21:33:54 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 7時50分 潮位116cm
今日の満潮時間13時30分 潮位164cm

 

今日は風がなく穏やかで、庄内川の水面も凪いでいました。

午前中、潮が満ちて小さくなっていく干潟では、ダイシャクシギ3羽が並んで、羽繕いをしているのを観察できました。

今日は、開館後はすでに干潟が満ち始めていて、シギ・チドリはほとんど観察できませんでしたが、夕方、再び干潟が広がり始めると、多数のシギ・チドリが飛来しました。

今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ19、ダイゼン4、ハマシギ654、ダイシャクシギ3 でした。

600羽を超えるハマシギの群れが干潟を駆けるのを見たのは久しぶりなような気がします。

 

また、今季はホシハジロの飛来数が少ないようだという声を聞いていましたが、久しぶりにホシハジロの群れを観察できました。

 

昨日もご案内しましたが、明日はみなとアクルスにて「ごみ非常事態宣言20周年記念イベント」が開催されます。

ぜひ足をお運びください。

 

☆2月16日(土)ごみ非常事態宣言20周年記念イベント「なごやのみらいOpen Together!」@みなとアクルス一帯(主催:「なごや環境大学」実行委員会)

1999年1月に藤前干潟の埋め立てを断念後、名古屋市はごみの減量の必要性を訴えるために「ごみ非常事態宣言」を直後の2月に発表しました。この2月に名古屋市はごみ非常事態宣言から20周年を迎え、これを記念して2月16日(土)にみなとアクルス一帯でイベントが開催されます。

→イベント全体の詳細はこちら(名古屋市HP)、もしくはこちら(なごや環境大学HP)

→出展ブースの詳細はこちら(なごや環境大学HP)

→トークショーの詳細はこちら(なごや環境大学HP)


 

☆ミュージカル「天使が町にやってきた~藤前干潟から~」(本多”taco-bow”正典・劇団シンデレラ)
 上演日時:2月16日(土)12:30~13:15(予定)
 場所:ららポートなごやみなとアクルス 1階 センターコート

 

明日の干潮時間 9時29分 潮位108cm
明日の満潮時間15時02分 潮位175cm

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明後日は「ごみ非常事態宣言20周年記念イベント」

2019-02-14 23:59:24 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 5時42分 潮位107cm
今日の満潮時間11時50分 潮位165cm

 

今日は晴れましたが、風が強く吹きました。

そんな中、庄内川の上をチュウヒが飛んでいるのを数回観察できました。 

そのうち1回は、チュウヒとハヤブサがバトルしながら飛んでいました。(上がハヤブサ、下がチュウヒ↓。) 

 

さらにバトルと言えば、1月31日同様、野鳥観察館近くの松の上で巣作り中のハシボソガラスをハイタカが今日も何度も攻撃していました。 

ハシボソガラスを追って松林から飛び出てきたハイタカ↓。 

 (※チュウヒとハヤブサの写真はHさんに提供いただきました。)

 

さて、明後日の2月16日(土)は港区のみなとアクルス一帯で「ごみ非常事態宣言20周年記念イベント」が開催されます。

みなとアクルスには、昨年秋にオープンした「ららぽーと名古屋みなとアクルス」などがあります。)

今から20年前の1999年1月に藤前干潟の埋め立てを断念後、名古屋市はごみの減量の必要性を訴えるために「ごみ非常事態宣言」を直後の2月に発表しました。

その後、名古屋市の市民が一体となってごみの分別リサイクルを推進し、ごみ減量に成功しました。

名古屋市のごみに関する行政、さらには環境行政の転機となった「藤前干潟の埋め立て断念」と「ごみ非常事態宣言」。

「ごみ非常事態宣言20周年記念イベント」はこのことを振り返り、さらにこれからの環境やごみについて考える機会となるはずです。

ぜひ、2月16日は、みなとアクルスへ足をお運びください。

 

☆2月16日(土)ごみ非常事態宣言20周年記念イベント「なごやのみらいOpen Together!」@みなとアクルス一帯(主催:「なごや環境大学」実行委員会)

→イベント全体の詳細はこちら(名古屋市HP)、もしくはこちら(なごや環境大学HP)

→出展ブースの詳細はこちら(なごや環境大学HP)

→トークショーの詳細はこちら(なごや環境大学HP)


 

そして、野鳥観察館も協力している「藤前干潟ふれあい事業実行委員会」は、このイベントの中で上演されるミュージカル「天使が町にやってきた~藤前干潟から~」 をお手伝いします。

 ミュージカルに出演するのは、パーカッショニストの本多”taco-bow”正典さんと、劇団シンデレラのみなさん。

taco-bowさんは、ここ数年、藤前干潟ふれあい事業で毎年開催している「干潟を音であそぼ」の講師をしてくれています。

劇団シンデレラさんは、藤前干潟をはじめ、全国各地のラムサール条約登録湿地を回り、その湿地のミュージカル等を多数公演してきています。先の3連休は、昨年新しくラムサール条約登録湿地に登録された志津川湾のある南三陸町で公演をしてきたそうです。

そんな藤前干潟に関わりのあるtaco-bowさんと、劇団シンデレラさんのコラボレーションは今回が初!

しかし、昨年12月から今まで、打合せや練習を重ねてきて、taco-bowさんの奏でる音と、劇団シンデレラのみんなの歌、踊り、演劇の息はぴったりです。

 

稲永ビジターセンターでの初めての練習↓。 

藤前活動センターでの練習↓。 

劇団シンデレラの拠点である、一宮市木曽川庁舎での最後の練習↓。 

 

本番はいよいよ明後日。

打合せから練習まで立ち合い、準備をしてきた藤前干潟ふれあい事業のスタッフは、本番がトラブルなくうまくいきますようにと祈る気持ちと、楽しみな気持ちが混ざり合い、今はドキドキ、ワクワクが交互に襲ってきています。

今回のミュージカル「天使が町にやってきた~藤前干潟から~」は、藤前干潟に住む「天使」が藤前干潟の生きものたちの協力を得ながら町へ行く物語。

ミュージカルを見ながら藤前干潟について楽しく学べますし、taco-bowさんの力強い音と、劇団シンデレラのみんなの一生懸命な姿と笑顔に元気をもらえると思います。

ぜひ、かわいい藤前干潟の天使たちを応援しに、ミュージカルにも足を運んでみてください。 

 ☆ミュージカル「天使が町にやってきた~藤前干潟から~」(本多”taco-bow”正典・劇団シンデレラ)
 上演日時:2月16日(土)12:30~13:15(予定)
 場所:ららポートなごやみなとアクルス 1階 センターコート

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ349、カワウ1,855、ダイサギ1、コサギ20、アオサギ18、マガモ85、カルガモ142、コガモ5、ヒドリガモ11、オナガガモ1,259、ホシハジロ57、キンクロハジロ12、スズガモ231、ホオジロガモ3、ミサゴ8、チュウヒ2、ハイタカ1、ハヤブサ1、シロチドリ47、ハマシギ194、イソシギ2、ダイシャクシギ1、タシギ2、ユリカモメ4、セグロカモメ12、オオセグロカモメ8、ズグロカモメ14、カモメ31

※記事内容及びカウントデータの無断転載はお断りします。

 

明日の干潮時間 7時50分 潮位116cm
明日の満潮時間13時30分 潮位164cm

明後日の干潮時間 9時29分 潮位108cm
明後日の満潮時間15時02分 潮位175cm

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のんびりツグミ

2019-02-13 23:08:39 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間10時46分 潮位173cm
今日の干潮時間17時59分 潮位 62cm

 

この3連休は、関東などで雪が降るほど寒かったそうですね。

ここ名古屋はそこまで寒くありませんでしたが、冷たい風が吹きすさぶ日もあり、寒さが沁みました。

さらに周囲では、風邪やインフルエンザにかかったという方をまたちらほらと耳にするようになっています。

これから寒暖差が激しくなるとも言いますので、みなさんも体調にはお気を付けください。

 

今日の稲永公園では、シジュウカラ、ジョウビタキ、メジロ、シロハラ、ツグミ、アオジ、キジバト、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハシボソガラスなどを観察できましたが、じっくり姿を観察させてくれたのはツグミでした。

正面から見ると、丸いお腹が愛らしいです。

 しばらくぼーっとしているように見えましたが、急に地面を見て、

土を掘り返し、 

 餌を探していました。

ツグミは、今日も野鳥観察館の水たまりでのんびり水を飲んでいるのも観察できています。

 

また、ヨシ原では、またベニマシコが観察できたそうです。

オスとメスのツーショット↓。

草の実を頬張っていました↓。

(※ベニマシコの写真はHさんから提供いただきました。)

 

また、今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ28、ハマシギ172、ダイシャクシギ3 でした。

潮が悪くなってきたので、シギ・チドリは観察しづらくなってきていますが、飛来数は相変わらず安定していません。

 

【今後の藤前干潟に関するイベント等】 

☆2月16日(土)ごみ非常事態宣言20周年記念イベント「なごやのみらいOpen Together!」@みなとアクルス一帯(主催:「なごや環境大学」実行委員会)→詳細はこちら(名古屋市HP)、もしくはこちら(なごや環境大学HP)

1999年1月に藤前干潟の埋め立てを断念後、名古屋市はごみの減量の必要性を訴えるために「ごみ非常事態宣言」を直後の2月に発表しました。この2月に名古屋市はごみ非常事態宣言から20周年を迎え、これを記念して2月16日(土)にみなとアクルス一帯でイベントが開催されます。


☆2月16日(土)第38回生物多様性カフェ「藤前干潟の生きもの今昔」@みなとアクルス エネルギーセンター(主催:名古屋市環境局「なごや生物多様性センター」)→詳細はこちら(名古屋市HP)

☆3月23日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊@名古屋市野鳥観察館→詳細はこちら(PDF)

☆3月24日(日)さわやかウォーキング「桜の名所荒子川公園からリニア・鉄道館を目指して」(スタート:あおなみ線「荒子川公園駅」)詳細はこちら(JR東海のHP)

 

 

2月11日(月・祝)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ189、カワウ1,036、ダイサギ3、コサギ1、アオサギ14、マガモ15、カルガモ41、コガモ2、ヒドリガモ6、オナガガモ1,069、キンクロハジロ12、スズガモ241、ホオジロガモ1、ミサゴ6、ハヤブサ1、シロチドリ15、ダイゼン54、ハマシギ504、ダイシャクシギ2、ユリカモメ17、セグロカモメ11、オオセグロカモメ2、カモメ21、ズグロカモメ5、ウミネコ1

 

2月10日(日)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ86、カワウ1,129、ダイサギ2、コサギ2、アオサギ3、マガモ39、カルガモ125、ヒドリガモ8、オナガガモ947、キンクロハジロ6、スズガモ232、ホオジロガモ1、ミサゴ3、ハヤブサ1、シロチドリ22、ハマシギ6、ダイシャクシギ2、ユリカモメ8、セグロカモメ7、オオセグロカモメ2、ズグロカモメ8、カモメ42

 

2月9日(土)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ139、カワウ324、ダイサギ3、コサギ1、アオサギ25、マガモ14、カルガモ22、ヒドリガモ13、オナガガモ1,217、ホシハジロ3、キンクロハジロ13、スズガモ138、ホオジロガモ3、ミサゴ9、チュウヒ1、ハヤブサ1、シロチドリ25、ダイゼン21、ケリ1、ハマシギ247、イソシギ1、コアオアシシギ2、アオアシシギ2、ダイシャクシギ3、タシギ1、ユリカモメ32、セグロカモメ3、オオセグロカモメ2、ズグロカモメ18、カモメ38、ウミネコ2

※記事内容及びカウントデータの無断転載はお断りします。

 

明日の満潮時間11時50分 潮位165cm
明日の干潮時間19時33分 潮位 53cm

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水辺とヨシ原

2019-02-08 21:08:30 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 8時12分 潮位208cm

今日の干潮時間13時59分 潮位 56cm

 

昨日と比べて風もあり、寒い一日となりました。

最近気温差が激しいため、体調管理には充分気をつけていきたいです。

最近多くの姿を見せるカンムリカイツブリ↑。

午前中には大きな魚を捕まえて、丸飲みしていたところを見かけました。

相変わらず豪快な食べっぷりです。

 

また先日より、ヨシ原にて、ベニマシコとホオジロをよく見かけます。以下の写真は昨日撮影したものです。

ホオジロ♀↑。

ベニマシコ♂↑。赤色がとっても綺麗ですね。

 

また、昨日は護岸近くの干潟でコアオアシシギ3羽を観察できたそうです。

なお、今日、野鳥観察館から観察できたシギ・チドリは、シロチドリ22、ハマシギ49、ダイシャクシギ3 でした。

(※カンムリカイツブリ、ホオジロ、ベニマシコ、コアオアシシギの写真は全て地元Hさんよりご提供いただきました。)

 

今日は、野鳥観察館前の水たまりにツグミがピョンピョンと跳ねながらやって来て、しばらく過ごしているのを観察できました。

明日は全国的にさらに寒くなるそうです。

徐々に春の気配を感じさせる藤前干潟ですが、野鳥観察の際はあたたかくして観察を楽しみたいです。

 

明日の満潮時間 8時37分 潮位204cm

明日の干潮時間14時31分 潮位 56cm

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