観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

今日は霞んでいました。

2019-02-07 23:47:40 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時46分 潮位212cm
今日の干潮時間13時29分 潮位 58cm


今日は寒くはありませんでしたが、庄内川河口は霞んでいて、視界がよくありませんでした。

ハマシギは昨日より飛来数が少なかったですが、ダイゼンは昨日より多い70羽ほどが観察できました。

また、カンムリカイツブリは視界が悪かったせいか、今日は野鳥観察館からは150羽ほどしか確認できませんでしたが、藤前干潟全体を巡視で回っていた鳥獣保護区管理員さんの報告では、約350羽をカウントできたそうです。


今日観察できた主な野鳥  ハジロカイツブリ5、カンムリカイツブリ146、カワウ244、ダイサギ1、コサギ1、アオサギ48、マガモ40、カルガモ21、コガモ3、ヒドリガモ18、オナガガモ1,870、ホシハジロ10、キンクロハジロ115、スズガモ250、ホオジロガモ2、ミサゴ10、ハヤブサ1、ハジロコチドリ1、シロチドリ32、ダイゼン72、トウネン1、ハマシギ448、イソシギ2、コアオアシシギ3、ダイシャクシギ3、ユリカモメ89、セグロカモメ15、オオセグロカモメ5、カモメ88、ウミネコ3、ズグロカモメ26


明日の満潮時間 8時12分 潮位208cm
明日の干潮時間13時59分 潮位 56cm

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カンムリカイツブリが増えています。

2019-02-06 23:55:01 | 冬の藤前干潟

藤前干潟 

今日の満潮時間 7時20分 潮位213cm
今日の干潮時間13時00分 潮位 62cm


今日は朝から午後2時過ぎまで冷たい雨が降りました。

お昼頃に広かった干潟には、約750羽のハマシギ、約40羽のダイゼンなどが飛来し、餌を探していましたが、雨が止んですっかり快晴になると、シギ・チドリの群れはシロチドリの群れ(約35羽)を残してすぐにいなくなってしまいました。

 

このところ、飛来数が特に多く、気になっているのはカンムリカイツブリです。

ここ連日、300羽を超える飛来が確認されています。

野鳥観察館の記録としては、300羽を超える記録は過去最大です(過去最大飛来数は昨日の341羽)。

ここ3年、2月初めのこの時期にその秋冬シーズンの最大飛来数を記録しており、2016-17年の最大飛来数は92羽、2017-18年の最大飛来数は219羽でした。

ここ3年を見るだけでも最大飛来数は増えているようです。

理由は分かりませんが、藤前干潟だけでなく他地域でも増えていると聞きます。

国内で繁殖するカンムリカイツブリが増えているのでしょうか。

 

しかし、カンムリカイツブリが藤前干潟に300羽も飛来しているというのは、なかなか実感してもらえないかもしれません。

なぜなら、観察しやすい庄内川の護岸近くで潜水して餌をとっているのはわずかで、カンムリカイツブリの多くは野鳥観察館からは遠くの藤前海岸前の水面にかたまって浮いています。

水面に浮く白色の粒々がカンムリカイツブリ↓。藤前海岸からなら少しは近いかと思いましたが、群れのいる位置は思いのほか遠かったです。

さらに、首を畳んで休んでいる個体が多いので分かりにくいです。

カンムリカイツブリの飛来数は、これからも増えていくのでしょうか。

 


また、今朝知ったのですが、今日(2月6日)は海苔の日だそうです(全国海苔貝類漁業協同組合連合会が定めたそうです)。

日本人にはおにぎりやお寿司などでなじみの深い海苔。

そんな海苔やかつての藤前干潟のことを知るためのイベントが先週末の2月2日に藤前活動センターで行われていました(主催:NPO法人藤前干潟を守る会)。

海苔すきの前に細長い海苔を刻みます。

このイベント、毎年大人気で、今年は40名ほどの参加者がありました。

イベントでは、下之一色の元漁師の犬飼さんから、かつて藤前干潟周辺で行われていた海苔養殖についてお話を聴いた後・・・、

実際に海苔をすきます。お手本を見せる犬飼さんの手さばきは鮮やかです。(現在は、海苔を刻むのも、すくのも、乾燥するも、機械が行っているそうです。)

すいた後、干された海苔がずらっと並びました。 

2月2日はとてもお天気が良かったので、海苔はみるみるうちに乾いていきました。 

青空の下、イベントに参加した子どもたちの賑やかな声が響いていました。


 


明日の満潮時間 7時46分 潮位212cm
明日の干潮時間13時29分 潮位 58cm

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春はすぐそこ?

2019-02-05 23:23:24 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 6時53分 潮位212cm
今日の干潮時間12時31分 潮位 68cm

 

昨日より立春に入り、暦上は春となりました。

確かに昨日、今日は暖かでしたね。

特に今日は風もなく、着るものもいつもより一枚少なくてちょうど良いくらい。

庄内川沿いでものんびり野鳥観察を楽しめました。

 

広がった干潟に集まるオナガガモ↓。カモたちの鳴き声で賑やかです。

ヒドリガモのペア↓。

護岸沿いで餌を食べるコガモのオス↓。

そして、鋭い目つきで干潟を歩いていたコサギ↓。すでに飾り羽が生えてきていて、もうすぐ立派な繁殖羽になりそうです。

 

鳥たちの姿や行動を見ていても春が近づいているのを感じます。

しかし、天気予報ではこの後強い寒気がやってくるとのこと。油断は禁物ですね。

季節の変わり目もみなさん、体調にはお気を付けください。

 

 

【今後の藤前干潟に関するイベント等】 

☆2月16日(土)ごみ非常事態宣言20周年記念イベント「なごやのみらいOpen Together!」@みなとアクルス一帯(主催:「なごや環境大学」実行委員会)→詳細はこちら(名古屋市HP)、もしくはこちら(なごや環境大学HP)

1999年1月に藤前干潟の埋め立てを断念後、名古屋市はごみの減量の必要性を訴えるために「ごみ非常事態宣言」を直後の2月に発表しました。この2月に名古屋市はごみ非常事態宣言から20周年を迎え、これを記念して2月16日(土)にみなとアクルス一帯でイベントが開催されます。


☆2月16日(土)第38回生物多様性カフェ「藤前干潟の生きもの今昔」@みなとアクルス エネルギーセンター(主催:名古屋市環境局「なごや生物多様性センター」)(※申し込み締め切りを2/6まで延長)→詳細はこちら(名古屋市HP)

 

☆3月23日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊@名古屋市野鳥観察館→詳細はこちら(PDF)

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ341、カワウ524、ダイサギ3、コサギ9、アオサギ15、マガモ21、カルガモ66、コガモ20、ヒドリガモ15、オナガガモ1,457、キンクロハジロ18、スズガモ125、ホオジロガモ2、ミサゴ6、シロチドリ35、イソシギ1、ダイシャクシギ3、ユリカモメ8、セグロカモメ12、オオセグロカモメ2、カモメ97、ズグロカモメ20

 

明日の満潮時間 7時20分 潮位213cm
明日の干潮時間13時00分 潮位 62cm

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ズグロカモメが50羽を超えました。

2019-02-03 15:03:49 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 5時55分 潮位201cm

今日の干潮時間11時28分 潮位 86cm

節分の今日は、毎月1回行っている尾張野鳥の会および名古屋鳥類調査会の藤前干潟周辺鳥類調査が行われました。

干潮時間を迎えるお昼頃までは、晴れから曇りの天気で風も無く、葦原の中を飛び回るオオジュリンの群れを良く観察できました。

風のある時は聞こえ辛いですが、今日のような風のない時は葦の茎を嘴で割る音が良く聞こえてきます。(上の写真のオオジュリンは葦の茎を割っているのではなく、穂をくわえていました。)

風のない天気でしたが、葦原上空では何度もチュウヒが姿を見せ、上流で1羽、名四より下流で若い個体を1羽観察できました(上の写真は2枚とも下流で観察できた若い個体)。

チュウヒが良く飛び回ったので、何時も名四より上流で2羽観察できていたコアオアシシギが逃げてきたのか、1羽を河口部でも観察できました。

 

今日行われた藤前干潟周辺鳥類調査では、カンムリカイツブリが過去最高飛来数347羽、ズグロカモメも過去最高の飛来数55羽を記録しました。

また、ここ最近は低調だったダイゼン・ハマシギの飛来数はそれぞれ50羽・550羽と、少し数を増やしました。

 

今日の「尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会」による藤前干潟周辺鳥類調査でカウントされた主な野鳥 ハジロカイツブリ17、カンムリカイツブリ347、カワウ1,027、ダイサギ24、コサギ14、アオサギ84、マガモ160、カルガモ273、コガモ491、オカヨシガモ113、ヒドリガモ246、オナガガモ2,661、ハシビロガモ4、ホシハジロ136、キンクロハジロ308、スズガモ228、ホオジロガモ4、ミサゴ14、オオタカ1、ノスリ1、チュウヒ3、オオバン21、シロチドリ79、ハジロコチドリ3、メダイチドリ1、ダイゼン50、ケリ2、トウネン2、ハマシギ550、コアオアシシギ2、アオアシシギ7、イソシギ12、ダイシャクシギ3、タシギ21、オオハシシギ2、ユリカモメ18、セグロカモメ26、オオセグロカモメ17、カモメ123、ウミネコ6、ズグロカモメ55 他  合計59種7,628羽

 

昨日(2月2日)に野鳥観察館から観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ6、カンムリカイツブリ312、カワウ2,984、ダイサギ2、コサギ24、アオサギ48、マガモ17、カルガモ47、コガモ13、オカヨシガモ13、ヒドリガモ20、オナガガモ1,937、ホシハジロ26、キンクロハジロ125、スズガモ189、ホオジロガモ4、ミサゴ10、オオタカ1(亜成鳥)、チュウヒ1、ハヤブサ1、シロチドリ50、ハマシギ26、イソシギ2、ダイシャクシギ3、ユリカモメ26、セグロカモメ7、オオセグロカモメ17、カモメ46、ウミネコ3、ズグロカモメ31

 

明日2月4日(月曜日)は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間 6時25分 潮位208cm

月曜日の干潮時間12時01分 潮位 76cm

火曜日の満潮時間 6時53分 潮位212cm

火曜日の干潮時間12時31分 潮位 68cm

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ベニマシコ♂

2019-02-01 19:00:16 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 10時03分 潮位107cm

今日の満潮時間 15時37分 潮位175cm

 

早いもので今日から2月です。

今日は晴れましたが、一日中冷たい風が吹き、雨だった昨日よりもかなり寒さを感じました。

しかし、朝、稲永公園の日の当たる芝生では、ツグミの群れがのんびりと餌を探していました。

 

昨日の午前中、ヨシ原では先日は確認できなかったオスの赤色のベニマシコを観察できたそうです。

セイタカアワダチソウの種を食べていました。

先日同様、淡い黄褐色のベニマシコ(3羽)の他、ホオジロ、オオジュリンをヨシ原では観察できました。

 

また、昨日は天気が悪かったせいか、庄内川護岸近くの干潟にハマシギの群れが飛来しました。(今日も飛来しましたが、昨日より数が少なかったです。)

その後、しばらく干潟で餌を探していましたが、ズグロカモメの大きな鳴き声に驚いたのか、一斉に飛び立ってしまいました。

 

なお、昨日は約350羽のハマシギを確認できましたが、今日は38羽のみの確認でした。

また、シロチドリは15羽を観察できました。

 

(※ベニマシコ、ハマシギの写真はHさんに提供いただきました。)

 

 

そして、すでにご案内しているとおり、明日、2月2日(土)は2月の「渡り鳥調査隊」を実施します。

お天気は悪くなさそうですが、防寒・防風対策をしっかりしてお越しください。ご参加お待ちしております。

 【2月の渡り鳥調査隊】
 日時:2月2日(土)10:00~12:00
 場所:名古屋市野鳥観察館
 対象:小学生以上
 定員:20名
 参加費:無料
 持ち物:帽子、水筒、必要に応じて防寒具、双眼鏡(お持ちであれば) 
 申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160

 

明日の干潮時間 10時50分 潮位96cm

明日の満潮時間 16時24分 潮位185cm 

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