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観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

大雨

2019-10-25 19:44:07 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時39分 潮位 56cm

今日の満潮時間16時08分 潮位242cm

 

今日はとても強い雨が長時間降りましたね。

こんなに降って驚くほどでした。

大雨の被害がなかったのか(ないのか)、心配です。

野鳥観察館周辺の松林内は水がたまって、少し外を歩くだけで足元がびしょびしょに。

こんなお天気だったのですが、犬山からグループ学習で訪れた中学生や、名古屋市内の環境保健委員の団体などの来館がありました。

あまりの雨で視界がとても悪かったのですが、カワウの大群が飛び立つ光景やヘラサギの独特の採餌、ユリカモメやウミネコの群れが野鳥観察館のすぐ前を飛んでいる様子を観察でき、喜んでもらえました。

野鳥観察館前を群れで飛んで、大雨で流れてくる水面の何かをつまんで食べていたユリカモメ↓。今日は多くのユリカモメが飛来していました。

同じく、野鳥観察館前を飛んでいたウミネコの若い個体↓。

そして、夕方、雨はやっとやみましたが、藤前干潟に注ぐ庄内川や新川はかなり増水しており、たくさんのごみが帯状になって流れてきていました。

流れていくごみの中にはヨシ屑などの植物もたくさんありましたが、ペットボトルなどのプラスチックごみもいくつも目の前を流れていきました。

 

昨日もご案内したとおり、明日は(10月26日(土))は「秋の藤前干潟クリーン大作戦」が開催されます(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)。

今日の増水で、またたくさんのごみが漂着しているかもしれません。

明日のクリーン大作戦の開催可否は明朝に判断することとなりましたが(川の水位や堤防コンクリートの乾き具合を確認してから判断します)、開催の場合はぜひたくさんの方に参加、協力いただきたいと思っています。

(※実施可否の判断は明日の朝6時までに藤前干潟クリーン大作戦のHPに掲載されます。

※風が吹くと堤防上は寒いですので、上着が一枚あると安心だと思います。参加の際は体温調整のしやすい格好でお越しください。)

 

そして、今日は雨の降る中、明日のクリーン大作戦の準備が行われました。

せっかく準備したので、何とか明日は開催できると良いのですが・・・。

準備から帰ってくると、西の空には夕焼けが見えました。

そして、この頃、藤前干潟周辺ではコハクチョウ2羽が確認されました。あまりの雨に立ち寄ったのでしょうか。

 

なお、明日は10月12日(土)から台風で延期した「渡り鳥調査隊」も行います。

藤前干潟クリーン大作戦の清掃活動は、野鳥観察館から5分程度上流に歩いた場所にある庄内川護岸の「野跡会場」でも9時から開催されます。

野跡会場で清掃活動に参加される方は、お時間があれば、その後、野鳥観察館にもお寄りください。

☆10月26日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF) 

  

 

明日の干潮時間10時29分 潮位 49cm

明日の満潮時間16時44分 潮位253cm

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明後日は藤前干潟クリーン大作戦へ

2019-10-24 18:09:39 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 8時39分 潮位 67cm

今日の満潮時間15時26分 潮位226cm

 

今日は午前中は曇りでほとんど雨が降りませんでしたが、午後からは雨が降りました。

開館直後には、庄内川の中ほどに干出していた干潟にハマシギの群れが入っていました↓。

今日、カウントできたハマシギは約400羽。今季最大の数となりました。

この他、シロチドリ、ダイゼン、オバシギ、アオアシシギ、イソシギ、オグロシギ、オオソリハシシギ、ホウロクシギなどを観察できました。

こちらは干潟を走って、小さなカニを捕まえたシロチドリ↓。

また、カンムリカイツブリが目立つようになってきました。カンムリカイツブリは全身が白っぽくて首が長いので、茶色っぽいカモの群れの中にいてもよく分かります。

今日は野鳥観察館前でカンムリカイツブリが魚を捕まえているのも観察できました。

 

なお、ヘラサギは今日も1日中、野鳥観察館から観察できましたし、庄内川護岸に近い干潟にも一時、飛来して餌を探していました。

 

 

そして、明後日(10月26日(土))はいよいよ「秋の藤前干潟クリーン大作戦」が開催されます(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)。

藤前干潟クリーン大作戦は、毎年、春と秋の2回、藤前干潟で行われている大規模な清掃活動です。

今日はその中堤会場の下見に行ってきました。

堤防下とヨシ原の間には主にプラスチックごみ(発泡スチロールやビニール袋、ペットボトル)などがありました。

写真↓では、あまりごみがないように見えるかもしれませんが(確かに去年の台風で現れたものすごい量のごみは今までの活動や庄内川河川事務所の維持管理によってだいぶ減りました)、ヨシ原をかき分けると次々ごみが出てきますし、小さなごみもたくさんみつかります。

特にマイクロプラスチックと呼ばれる5mm以下(もしくは1mm以下)の小さな小さなプラスチックごみはとても拾いきれていません。

藤前干潟の漂着ごみを減らすと、その先の海(伊勢湾)へ流れるごみも減らすことになります。

また、ごみ清掃の後には、中堤会場では「干潟観察会」と「ヨシ植栽を見守る会」が開催されます。

こちらは観察会を行う庄内川の干潟↓。

今日は干潟表面を確認しただけですが、ヤマトオサガニ、チゴガニ、ベンケイガニ、カワザンショウガイ、フトヘナタリ、トビハゼなどを観察できました。

また、干潟の水たまりには、モクズガニも発見↓。

この他、タヌキの足跡もみつけました。

さらには、こんなものも↓みつけました。干潟の上にカモの羽根がいっぱい・・・。どうも猛禽類に襲われたようです。

今日は、野鳥観察館からはチュウヒとハヤブサが確認されていますが、こういった食痕の跡をみつけると冬が近づいたなぁ、とも感じます。

 

明日は雨のようですが、明後日は天気が回復するようです。

明後日の藤前干潟クリーン大作戦への参加、お待ちしています。

(※風が吹くと堤防上は寒いですので、体温調整のしやすい格好でお越しください。

※実施可否の最終判断は当日朝6時までに藤前干潟クリーン大作戦のHPに掲載されます。)

※詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)をご覧ください。

 

<明後日に野鳥観察・撮影を予定されている方へ>

明後日10月26日(土)午前中は、藤前干潟周辺全域(庄内川左岸含む)で、多くの人によって清掃活動が行われる予定です。 清掃活動により野鳥を飛ばす可能性が予想されますが、年に2回しか行われない藤前干潟の大規模な清掃活動です。 ご理解・ご協力をお願いします。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ5、カワウ538、ダイサギ18、コサギ6、アオサギ37、ヘラサギ1、マガモ19、カルガモ46、コガモ513、ヒドリガモ15、オナガガモ826、ハシビロガモ47、ホシハジロ22、キンクロハジロ48、スズガモ415、ミサゴ9、トビ2、チュウヒ1、ハヤブサ1、シロチドリ20、ダイゼン36、ハマシギ421、オバシギ4、アオアシシギ2、イソシギ2、オグロシギ1、オオソリハシシギ32、ホウロクシギ1、セグロカモメ17、オオセグロカモメ1、ウミネコ79

 

明日の干潮時間 9時39分 潮位 56cm

明日の満潮時間16時08分 潮位242cm

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ハマシギの群れが今日も

2019-10-23 21:44:32 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 7時24分 潮位 79cm

今日の満潮時間14時31分 潮位209cm

 

今日は朝から気持ちよく晴れました。

バードウォッチャーやカメラマンの姿も多かったです。

庄内川護岸からは伊吹山がきれいに望めました。

 9月に入って少し黄色味がかってきたと思っていたヨシ原は(↓9月12日撮影)、

さらに黄色味が増して、穂の色も変わってきました。ヨシ原の色も季節とともに移ろっています。

こちらは、今が銀色に光ってきれいなオギの穂↓(稲永スポーツセンター前で撮影 )。

午前中に干出していた干潟には、ハマシギ、オオソリハシシギ、カモの仲間がたくさん観察できました。干潟の上のたくさんの白いツブツブがハマシギです↓。 

餌を食べるハマシギ↓。昨日に引き続き、150羽を超えるハマシギの群れが飛来していました。

また、オオソリハシシギとオグロシギの群れも飛来し、干潟の泥の中からゴカイのようなものを引っ張りだして食べているのが頻繁に見られました。

こちらは、潮が満ちて干潟が小さくなり、飛び去るオオソリハシシギの群れ↓。

潮が満ちてくると、ダイサギ2羽が木の枝やヨシ屑の筏に乗って、川をゆっくりさかのぼっていました↓。

 

今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ3、ダイゼン33、ハマシギ187、オグロシギ4、オオソリハシシギ15、ホウロクシギ1 でした。

また、今日もヘラサギは一日中、野鳥観察館から観察することができました。

10月後半になるとぐっと数を増やしてくるミサゴは、今日は16羽を数えました。

 

 

明日の干潮時間 8時39分 潮位 67cm

明日の満潮時間15時26分 潮位226cm

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ヘラサギも、秋のシギ・チドリも、まだ観察できました。

2019-10-22 16:34:38 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 5時44分 潮位 83cm

今日の満潮時間13時00分 潮位197cm

 

昨日の天気予報では今日は雨が予想されていましたが、明け方には雨は止んで時間が経つとともに曇りから快晴へと天気は回復していきました。

今日は小潮で干潮時間は明け方前の5時過ぎと夜の7時過ぎでした。

観察館が開館する頃には最大干潮時間が終わって3時間程経った後で、満潮に向けて潮位が上がり干潟が小さくなってくる時間でした。

導流堤の干潟も小さくなって、土曜日・日曜日に観察されたヘラサギは上流部でサギの仲間と休息に入っていました。

ヘラサギによく似たクロツラヘラサギは嘴から目元まですべて黒いですが、ヘラサギは黒い嘴の先端が黄色く、白い頭部に小さな黒い目が目立ちます。

さらに導流堤の干潟が小さくなってくるとオオソリハシシギとハマシギの群れが左岸に飛来しました。

10月も後半になってシギ・チドリの渡りは終わりを迎えたと思っていましたが、昨晩の強い雨で移動中のシギ達が新たに藤前干潟に避難してきたのでしょうか?

群れの中には一度すべて抜けたオグロシギも確認できます。(写真↑左オグロシギ・右3羽オオソリハシシギ・下ハマシギ)

例年、秋はオオソリハシシギよりもオグロシギの方が飛来数が多めなのですが、珍しく10月後半に30羽を超えるオオソリハシシギが飛来しました。

続いてはオグロシギを主とした群れが飛来しました。

名前通りに飛翔時には黒い尾羽が目立ちます。

10月11日以降藤前干潟から抜けてしまったオグロシギですか、今日は11羽を確認できました。

干潟に下りて餌を探すオグロシギの横には、ハマシギの姿もありました。

ダイゼンも飛来。ダイゼンは21羽を確認しています。

日曜日に確認されていたオオハシシギは、今日も観察できました。(写真↑左オオハシシギ、右ハマシギ)

他の場所でもオオハシシギが3羽観察できて、全部で4羽を見ることが出来ました。河口部で、まとまった数を見ることは稀な事です。

まだ冬鳥として飛来するハマシギは飛来数が伸びませんが、今日は112羽をカウント出来ています。

ハマシギはこれから11月末ごろに飛来数のピークを例年は迎えます。

 

20日(日)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ3、カワウ1,665、ダイサギ25、コサギ4、アオサギ29、ヘラサギ1、マガモ18、カルガモ22、コガモ530、ヒドリガモ22、オナガガモ1,097、ホシハジロ10、キンクロハジロ2、スズガモ168、ミサゴ10、トビ1、シロチドリ5、ダイゼン23、ハマシギ40、コオバシギ1、オバシギ5、オオハシシギ1、イソシギ2、オオソリハシシギ22、ホウロクシギ2、ユリカモメ7、セグロカモメ4、オオセグロカモメ1、ウミネコ23

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ699、ダイサギ22、コサギ7、アオサギ37、シマアジ5、マガモ12、カルガモ73、コガモ513、ヒドリガモ63、オナガガモ1,089、ホシハジロ8、キンクロハジロ3、スズガモ289、ミサゴ9、トビ1、ノスリ4、ダイゼン21、ハマシギ112、コオバシギ1、オバシギ4、オオハシシギ4、コアオアシシギ1、アオアシシギ4、オグロシギ11、オオソリハシシギ37、ホウロクシギ1、セグロカモメ1、ウミネコ5

 

【今週末(10/26)の藤前干潟のイベント】   

☆10月26日(土) 2019年秋の藤前干潟クリーン大作戦(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

 

☆10月26日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF) 

 

 

明日の干潮時間 7時24分 潮位 79cm

明日の満潮時間14時31分 潮位209cm

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ヘラサギ飛来

2019-10-19 19:10:43 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 9時06分 潮位223cm

今日の干潮時間14時33分 潮位120cm

 

今日もよく雨が降りました。

干潟が広がり始めたお昼過ぎ、頭を下げたまま歩く白色の大きな鳥を干潟に発見。

頭を上げるとシャモジ型のくちばしが見えました。

ヘラサギです。 

その後もずっと、暗くなるまで干潟の水際でくちばしを横に振りながら餌を探していました。 

ヘラサギは今年の4月18日に飛来して以来の確認になります。その前の確認はそれより13年前のことでした。

また、今年の5月2日にはクロツラヘラサギが8年ぶりに確認されています。

今年はヘラサギ、クロツラヘラサギの飛来が続けてある年になりました。 

 

この他、今日はハジロカイツブリ3羽、ユリカモメ35羽が観察された他、オナガガモが1,500羽を超えました。

冬鳥がぞくぞくと渡ってきています。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ3、カンムリカイツブリ2、カワウ373、ダイサギ14、コサギ4、アオサギ13、ヘラサギ1、マガモ18、カルガモ40、コガモ191、オカヨシガモ3、ヒドリガモ18、オナガガモ1,573、ハシビロガモ7、ホシハジロ22、キンクロハジロ36、スズガモ390、ミサゴ13、ハヤブサ1、シロチドリ21、メダイチドリ1、ダイゼン32、ハマシギ43、オバシギ2、アオアシシギ2、イソシギ2、オオソリハシシギ19、ホウロクシギ2、ユリカモメ35、セグロカモメ5、オオセグロカモメ1、ウミネコ92

 

 

明日の満潮時間 9時59分 潮位209cm

明日の干潮時間15時15分 潮位137cm

 

※明後日(21日(月))は休館日です。

明後日の満潮時間11時14分 潮位198cm

明後日の干潮時間16時32分 潮位151cm

 

22日(月)の満潮時間13時00分 潮位197cm

22日(月)の干潮時間19時19分 潮位149cm

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