観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

今日も赤い実をめぐって

2021-02-10 23:35:54 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間11時28分 潮位100cm

今日の満潮時間16時58分 潮位209cm

 

昨日、今日と寒さが戻りましたね。

昨日、今日は、導流堤の脇に現れた干潟にトモエガモを8羽ほど見ることができました。

また、今日はシロカモメの若い個体も観察できています。

 

野鳥観察館の入り口前では、相変わらずピラカンサの赤い実をめぐってヒヨドリ、シロハラ、ジョウビタキが攻防を繰り広げています。

ピラカンサ近くの手すりに居座って、見張るヒヨドリ↓。

ヒヨドリなどをうかがいながら、木の下の方から現れたジョウビタキ↓。

赤い実はまだ残っているので、まだしばらくはこの争いが見られそうです。

 

続いて、こちらは先週土曜日(6日)の水たまり周辺の写真↓。ちょっとわかりにくいのですが、キジバトが9羽も来ていました。

その先週土曜日ですが、予定通り、藤前干潟ふれあい事業として「蟹の惑星」の上映&監督トークショーがエコパルなごやで開催されました。

☆2月6日(土)藤前干潟映画会「蟹の惑星 上映&監督トークショー」@エコパルなごや(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)→詳細はこちら(名古屋市HP藤前干潟ふれあい事業)

今回は子どもから大人まで、40名ほどの参加者があったそうです。

映画「蟹の惑星」を見た後、この「蟹の惑星」を撮影された村上監督とオンラインで会場をつないで(コロナ禍のため)、村上監督からこの映画を撮影した経緯や思いなどを聞くことができました。

映画では、多摩川河口の干潟にすむ様々なカニ(これらのカニは藤前干潟でも見ることができます)の美しい鮮明な姿がたくさん映し出されて、今まで知っていると思っていたカニについて新たな発見や気づきがたくさんありました。

また、監督から直接、話を聞くことで、干潟の魅力についても改めて感じることができました。

参加者の方々も非常に熱心に映画を鑑賞し、監督のトークを聞いていました。

この映画を見たことで、藤前干潟にカニなどを見に来たいとか、藤前干潟のことも知りたいと思ってくださった方もいたようで、嬉しく思っています。

 

【今週末の藤前干潟のイベントのご案内】

☆2月13日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

 

☆2月14日(日)「カモのカップルを探せ!」@稲永ビジターセンター(NPO法人藤前干潟を守る会主催、なごや環境大学共育講座)→詳細はこちら(藤前干潟を守る会HP)

 

 

2月6日(土)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ1,846、カワウ1,496、ダイサギ2、アオサギ28、マガモ18、カルガモ64、コガモ5、オカヨシガモ3、ヒドリガモ13、オナガガモ3,471、ホシハジロ16、キンクロハジロ39、スズガモ206、ホオジロガモ2、ミサゴ9、オオタカ1、シロチドリ7、ダイゼン41、ハマシギ282、コアオアシシギ3、アオアシシギ3、イソシギ1、ユリカモメ302、セグロカモメ7、オオセグロカモメ5、シロカモメ1、カモメ30、ウミネコ1、ズグロカモメ8

 

明日の干潮時間12時05分 潮位 87cm

明日の満潮時間17時40分 潮位220cm

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春の気配を感じながら

2021-02-05 23:59:06 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

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藤前干潟

今日の満潮時間10時56分 潮位194cm

今日の干潮時間18時02分 潮位 67cm

 

今日は時折冷たい風が吹きましたが、晴れて、穏やかな日でした。

干潟がまだほとんど出ていないお昼過ぎ、永徳スリップにはオナガガモなどが集まって休んでいました。

近くにはキンクロハジロなどの姿も。

餌を食べているオナガガモもいました。

さらに、すでに夏羽が生えてきているカンムリカイツブリも発見。カンムリカイツブリは連日2,000羽を超えています。この他、冠羽が伸びかかったコサギも近くに観察できました。

 

今日は、穏やかで静かな時間帯が多かったので、小鳥たちの声や気配もたくさん感じることができました。

野鳥観察館前の水たまりにやってきたヤマガラ。

1番奥の個体がしきりに鳴いていました。

コゲラが木をつつく音も響いていました。辺りにはメジロ、シジュウカラも見られました。

こちらは野鳥観察館の入り口前のマツの木にいたヒヨドリ↓。ピラカンサを見張っており、ツグミやシロハラが来ると、追い払っていました。

 

さらに、夕方の風景を紹介します。今日は夕日の落ちる時間に干潟が広く出ており、その周辺には多くのカモの姿が見られました。

永徳スリップ(戦跡)も夕日に照らされていました。

陽が落ちた後のトリトン(名港西大橋)と干潟↓。水面にはカモがたくさん浮いていますが、これは直前にハヤブサが上空を舞い、干潟の縁にいたオナガガモなどが一斉に水面に飛んだためです。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ2,182、カワウ224、ダイサギ2、コサギ20、アオサギ17、マガモ28、カルガモ61、コガモ7、オカヨシガモ2、ヒドリガモ6、オナガガモ539、ホシハジロ10、キンクロハジロ128、スズガモ175、ホオジロガモ1、ミサゴ7、ハヤブサ1、シロチドリ15、ダイゼン7、ハマシギ173、アオアシシギ1、コアオアシシギ2、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ122、セグロカモメ8、オオセグロカモメ2、カモメ10、ズグロカモメ12

ツグミ、モズ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、シロハラ、メジロ、ヒヨドリ、キジバト、ヤマガラ、シジュウカラ、コゲラ、ジョウビタキ

他 タヌキ2

 

明日の干潮時間 6時03分 潮位120cm

明日の満潮時間11時53分 潮位184cm

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減っていくピラカンサの実

2021-02-04 20:35:48 | 冬の藤前干潟

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藤前干潟

今日の満潮時間10時15分 潮位205cm

今日の干潮時間16時43分 潮位 67cm

 

今日もやや薄暗く、気温の上がらない日でした。

野鳥観察館の入口前にあるピラカンサには、ここ数日、ヒヨドリやシロハラなどが頻繁に赤い実を食べに来ています。

なぜなら、周辺のピラカンサはすでに全て実がなくなっており、実が残っているのはここのピラカンサのみ。

入口は人通りが多いので、毎年、最後まで実が残っています。

しかし、人の気配を感じるとすぐにヒヨドリなどは飛び立ってしまうので、食べているところをなかなか観察できません。

しかし、ピラカンサの実は毎日、減っているのがわかります。

 

水たまりに現れたシロハラはしっかり姿を見ることができました。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ5、カンムリカイツブリ2,291、カワウ1,380、ダイサギ2、コサギ1、アオサギ35、マガモ26、カルガモ60、コガモ23、ヒドリガモ25、オナガガモ573、オカヨシガモ2、ホシハジロ18、キンクロハジロ155、スズガモ45、ホオジロガモ2、ミサゴ9、ハヤブサ1、シロチドリ26、ダイゼン31、ハマシギ464、イソシギ1、ダイシャクシギ3、ユリカモメ19、セグロカモメ18、オオセグロカモメ5、カモメ32、ズグロカモメ5

シロハラ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、ツグミ、ヒヨドリ、キジバト

 

明日の満潮時間10時56分 潮位194cm

明日の干潮時間18時02分 潮位 67cm

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カンムリカイツブリが2,000羽越え

2021-02-03 19:52:45 | 冬の藤前干潟

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藤前干潟

今日の満潮時間 9時40分 潮位216cm

今日の干潮時間15時47分 潮位 65cm

 

今日は立春というのに、気温の上がらず、寒い日でした。

しかし、日差しは日に日に力強さを増しているのを感じます。

 

今日は、遂にカンムリカイツブリが2,000羽を越え、2,234羽をカウントしました。

今冬はどこまで増えるでしょうか。

また、昨日に引き続きシロカモメの若い個体を観察できています。

 

以下は2月1日(月)の庄内川左岸の干潟の様子です。

まだ干潟が現れる前の浅い場所にアオアシシギとコアオアシシギが姿を現しました。

小魚などを捕まえていました。

ズグロカモメは護岸沿いをゆっくりと飛んでいました。

ゴカイなどを食べているのを観察できました。

干潟が現れると、ハマシギやユリカモメが飛来。

ハマシギの捕らえたゴカイをユリカモメが執拗に狙って追いかけていました。

こちらでは、ユリカモメは口を開けて必死に追いかけ回していました。

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2,234、カワウ271、ダイサギ2、アオサギ25、マガモ10、カルガモ20、ヒドリガモ5、オナガガモ1,076、ホシハジロ14、キンクロハジロ29、スズガモ62、ホオジロガモ2、ミサゴ7、シロチドリ3、ダイゼン5、ハマシギ530、ダイシャクシギ3、ユリカモメ86、セグロカモメ23、オオセグロカモメ10、シロカモメ1、カモメ36、ズグロカモメ7

 

明日の満潮時間10時15分 潮位205cm

明日の干潮時間16時43分 潮位 67cm

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今日は節分、そして世界湿地の日

2021-02-02 22:25:16 | 冬の藤前干潟

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藤前干潟

今日の満潮時間 9時07分 潮位204cm

今日の干潮時間15時02分 潮位 64cm

 

今日はとても強い風の吹く日でした。

しかし、風には冷たさはあまり感じませんでした。

今日の干潟にはとにかくカワウでいっぱいでした。その数は8,000羽を超えました。

また、日曜日にもトモエガモが野鳥観察館から観察されていますが、今日もカワウの群れの間にトモエガモを観察できました。

さらに、最近、度々確認されているシロカモメの若い個体も見られました。このシロカモメは、干潟を動き回って近くにいるカワウやオオセグロカモメの尾をくわえて怒らせたりしていました。

 

今日、2月2日は節分。124年ぶりの2月2日の節分ということが話題になっていますね。

そして、先週も紹介したように今日は「世界湿地の日 World Wetlands Day (WWD)」でもあります。

藤前干潟も登録されている湿地の保全に関する国際条約である「ラムサール条約」が

1971年の2月2日にイランのラムサールという都市で採択されたことを記念して定められたものです。

毎年の「世界湿地の日」にはテーマがあり、昨年のテーマは「湿地と生物多様性(Wetlands and biodiversity)」でしたが、今年のテーマは「湿地と水」だそうです。

水は生きものに欠かせないもの。もちろん、人間にもです。

水の重要性、湿地の重要性に少しでも思いを馳せてみたいと思います。

 

そして、藤前干潟ふれあい事業実行委員会では、世界湿地の日にあわせて、2月6日(土)に「蟹の惑星」という映画上映会&監督トークショーを開催します。

干潟にすむカニの姿をとても鮮明な映像で見ることができます。

☆2月6日(土)藤前干潟映画会「蟹の惑星 上映&監督トークショー」@エコパルなごや(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)→詳細はこちら(名古屋市HP藤前干潟ふれあい事業)

 

明日の満潮時間 9時40分 潮位216cm

明日の干潮時間15時47分 潮位 65cm

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