観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

telephoto lens carrierのご紹介

2023-07-12 16:49:03 | 観察機材

藤前干潟

今日の干潮時間 7時39分 潮位 82cm

今日の満潮時間14時12分 潮位187cm

 

今日はとても暑い日でしたが、新川河口の鳥類調査をしているとカルガモの群れの近くにカンムリカイツブリが3羽浮かんでいました。

カンムリカイツブリは藤前干潟を代表する冬鳥ですが、例年数羽が夏も藤前干潟に滞在しています。

 

そして、15時近くになると西の空から黒い雲が近づいてきて、強い風雨と雷の嵐のようなお天気になりました(一旦やみましたが、16時半ころにまた雷雨になりました)。

今週の月曜日も激しい雨と風の時間帯がありましたが、こんなに激しい雨と風と雷が続くのは驚きです。

 

さて、今日の本題の「telephoto lens carrier」のご紹介です。

例年、この時期と年末に当ブログではスコープリュックサックとかKITE OPTICS Viato Tripod Backpackとかの検索ワードが増えてきます。

今までは観察するためのグッズを紹介してきましたが、今回観察機材のカテゴリーで初めて?の撮影のためのグッズを紹介します。

残念ながら、これを使うと「フォーカスが早くなる」とか「陽炎が有ってもきれいな写真が写せる」等々のカメラマンが喜びそうな素敵な商品ではありません。

 
基本、車や観察館から干潟に出かける時はカメラバッグやリュックなどの収納を使わず機材を剝き出しで運んでいます。

プロミナーを付けた三脚をスコープリュックサックViking S'Port Tripod and Spotting Scope Carrierのポケットに小物を入れて背中に背負い、カメラとレンズ(6.04kg)は左肩にかけていましたが、左肩に長時間物をかけていると左指先まで痺れが来るようになったので、最近は右肩にかけるようになりました。
 
しかし、右肩だけにカメラとレンズの重さがかかるのもつらいです。
 
スコープリュックのように両肩にかけれたら肩が楽になるのにと思い、ネットを彷徨いました。
 
日本では流通していなくても、世界中を探せば何処かに条件に当てはまる物があるものです。

 
スコープリュックサックは主にイギリス、KITE OPTICS Viato Tripod Backpackはベルギーからでしたが、今度は東欧のスロバキア共和国からポチってちょうど7日で届きました。
MrJanGear Lens Carrier System
 
そして届いた「レンズキャリアシステム」は長い望遠レンズ付きのカメラを持って長距離を快適に歩くために、双眼鏡ハーネスのようにレンズの重量を両肩に分散させるシステムです。

「防弾チョッキみたい!」
と思っていた通りに言われました。

 
スコープリュックサックもかなり恥ずかしい恰好かも知れませんが
今回のレンズキャリアシステムもスコープリュックサックに匹敵する恥ずかしさです。
だけど本当に肩が痛いんです。
 
ただ前者と同じく両手が塞がらないので、双眼鏡も自由に使えたり、長いレンズをキャリアで保持したまま両手でテレコンバーターを装着したり外したり出来る様になります。
 
またハーネス状なので歩いても揺れず、ハーネスを外せばリュックのショルダーに直接取り付ける事もできます。
 
暑くて汗をかくときは、スコープリュックサックを背負うのも嫌で三脚を担いで、肩にカメラを掛けていますが、シギチドリの秋の渡が始まれば、野外で使っていこうと思い、肩の痛みも抑えられればと期待しています。
 
本体の価格は約90ユーロ(7月11日現在1ユーロ約155円)ですが、いつも通り海外からの購入は国際送料や輸入内国消費税・建替納税手数料等がかかって結構な金額になってしまいました。

送料がもったいなくて1個余分に輸入したので、興味はあるが個人で海外のサイトから購入は怖いと思われる方は野鳥観察館へお問い合わせください。
 
現在の在庫及び価格等は「両手は自由に」の記事を参照ください
 
※R5年12月15日現在、MrJanGear Lens Carrier System カモ柄・黒が共に少数ですが新たに観察館に届いています。
今回も数が少ないので、ご興味ある方は観察館でお試しください。
 
R6年2月7日現在、Lens Carrier Systemカモ柄の在庫は無くなりました。黒1のみ在庫、次回入荷まで1~2週間お待ちください。
R06.02.12、黒の在庫も無くなりました。今週末に届く予定のLens Carrier Systemは全てカモ柄となります。
黒をご希望の方はお知らせくだされば再度輸入をおこないます。


R06年02月17日現在、2口の荷物でスロバキアから配送されたLens Carrier Systemですが、何故か1口(カモ柄5)だけが観察館に届いています。
(もう1口は、何故か現在ロスト中です。何回か輸入してるとたまに遭います。ひどい時はロシアに荷物が行ったきりになったり。)
 
6月1日現在、レンズキャリアのカモ柄は残り在庫1個になりました。
6/6 カモの在庫は無くなりました。現在の在庫は黒のみとなります。
R06.06.12現在、カモ柄入荷しました。
R06.07.10現在在庫、カモ1・黒4
R06.07.14カモ柄入荷しました。
R06.08.09現在、在庫カモ1・黒1です。
次回の入荷は8月18日頃です。
※ 在庫を切らしていました、MR JAN GEAR レンズキャリアシステム カモ柄入荷しました。
                                 黒色は残り在庫1個のみ。

R06.09.06 現在MR JAN GEAR レンズキャリアシステム 現在カモ柄2個、黒色は残り在庫切れ。
 
 
今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ4、カワウ1,000、ササゴイ1、ダイサギ44、アオサギ39、マガモ10、カルガモ91、ホシハジロ5、スズガモ9、ミサゴ6、トビ1、コチドリ2、ダイゼン5、ケリ1、ソリハシシギ3、チュウシャクシギ5、ウミネコ72、コアジサシ3
ヒヨドリ、ムクドリ、ツバメ、ハクセキレイ、ハシボソガラス
 
 
明日の干潮時間 8時42分 潮位 70cm
 
明日の満潮時間15時38分 潮位197cm
コメント (4)
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満潮のササゴイ

2023-07-11 19:05:35 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 6時27分 潮位102cm

今日の満潮時間12時36分 潮位196cm

 

今日もとても暑い日でした。

熱中症に気をつけないといけない日が続きますね。

 

今日は潮が悪く、お昼頃にちょうど満潮。

干潟が出ていないので、ササゴイは野鳥観察館の前の護岸の上を歩いていました。

キョロキョロと下を見て、護岸の壁を這っていたフナムシと思われる生きものを捕まえていました。

 

 

【8月1日(火)開催の夏休みイベントのご案内】

8月1日に「真夏の大冒険!海にワクワク 夏休み体験イベント in 藤前干潟 レゴランド®・ジャパン・ホテル シーライフ名古屋 supported by 進研ゼミ」が

株式会社JTB名古屋事業部と海と日本プロジェクトin愛知県実行委員会によって開催されます。

現在、参加者を募集中です(7月20日(木)締切、応募者多数の場合は抽選、対象は小学生の親子)。

藤前干潟で観察会や清掃活動をした後、レゴランドホテルで昼食とワークショップ、そしてシーライフ名古屋でバックヤードツアーなどを体験できます。

参加費無料です!

詳細はこちらをご覧ください。

 

7月8日(土)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ965、ササゴイ1、ダイサギ9、アオサギ60、マガモ6、カルガモ135、オナガガモ1、ホシハジロ1、キンクロハジロ2、スズガモ12、ミサゴ9、チョウゲンボウ1、イソシギ3、キアシシギ6、ソリハシシギ2、チュウシャクシギ14、ウミネコ107、コアジサシ115

 

明日の干潮時間 7時39分 潮位 92cm

明日の満潮時間14時12分 潮位197cm

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今年生まれ

2023-07-07 19:42:00 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 8時09分 潮位241cm

今日の干潮時間14時56分 潮位 36cm

 

今日は思いの外、雲の多いお天気でしたが、とても暑い日になりました。

干潟に飛来する鳥の数は6月よりも少し増えており、ウミネコやカルガモ、マガモなどを多く観察できています。

ウミネコの群れの中には、今年生まれの全身が茶色(褐色)の個体の姿も確認できました。

さらに、ウミネコの群れが休んでいる横では、コアジサシの群れも観察でき、この中にコアジサシの幼鳥も確認できました。

幼鳥は干潟で親を待ち、親が魚を持ってきたところですかさず走って行って、魚をもらっていました。

今年も何とか命を繋ぐことができているようで嬉しく思います。

 

そして、今日の午後はSDGsの活動を学びに高校生が稲永ビジターセンターと野鳥観察館を訪れました。

まず、スタッフから藤前干潟と海のごみ問題、そして清掃活動について紹介をしました。

そして、実際に藤前干潟に漂着したマイクロプラスチックを見て触ってもらいました。

この他、野鳥観察も楽しそうに行っていました。

 

昨日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ385、ササゴイ1、ダイサギ5、コサギ1、アオサギ50、マガモ5、カルガモ21、ヒドリガモ2、ホシハジロ8、ミサゴ4、チョウゲンボウ1、キアシシギ1、ソリハシシギ3、チュウシャクシギ3、ウミネコ28、コアジサシ79

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ737、ササゴイ3、ダイサギ22、アオサギ39、マガモ17、カルガモ68、ホシハジロ2、スズガモ9、ミサゴ8、コチドリ1、キアシシギ2、チュウシャクシギ5、ウミネコ72、コアジサシ42

ムクドリ、キジバト、ツバメ、ハシボソガラス、スズメ、カワラヒワ、ヒヨドリ 

 

明日の満潮時間 9時05分 潮位230cm

明日の干潮時間15時39分 潮位 57cm

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もうすぐ夏休み!イベントのご案内

2023-07-05 17:29:45 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時26分 潮位250cm

今日の干潮時間13時26分 潮位 13cm

 

今日は曇り空で朝から強い風が吹いていました。

その影響なのか、ウミネコの飛来数が増えました。

 

さて、7月に入り、夏休みが近づいてきました。

藤前干潟では、今年の夏休みも様々なイベントを開催します。

以下にご案内しますので、ぜひご参加ください。

 

★7月27日(木)「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」※対象:小学1~3年生@名古屋市野鳥観察館・稲永ビジターセンター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)

野鳥観察とカモのミニ模型に色塗りするイベントです。

詳細はこちらをご覧ください。

 

★7月29日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊~コアジサシのデコイ塗り~」@稲永ビジターセンター・名古屋市野鳥観察館(主催:中部地方環境事務所・名古屋市野鳥観察館)

7月の渡り鳥調査隊は中部地方環境事務所との共催で、野鳥観察とコアジサシのデコイ塗りを行います。

 

★8月3日(木)・17日(木)「干潟体験」@藤前干潟活動センター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)→詳細はこちら

 

★8月20日(日)藤前干潟ふれあい事業「大学生プログラム2023」@稲永ビジターセンター・名古屋市野鳥観察館(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)

今年の夏は大学生向け(特に教員など子どもに伝える職業を希望する方)の藤前干潟を学ぶプログラムが開催されます。

詳細はこちらをご覧ください。

 

★8月29日(火)「干潟を音であそぼ!ータイココミュニケーションー」※対象:小学生@稲永ビジターセンター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)

タイコを叩いたり、藤前干潟ウキウキソングを踊ったり、音を通して干潟を知り、楽しみます。

 

★8月1日(火)~8月31日(木)「なごやSDGsスタンプラリー」→詳細はこちら

 

 

★8月11日(金祝)、24日(木)、25日(金)、9月予定「令和5年度国内湿地交流事業」(募集締切:7月11日)

国内湿地交流事業の参加者を募集中です。

今年度の国内湿地交流事業は、藤前干潟と同じくラムサール条約登録湿地である谷津干潟(千葉県)を訪れるそうです。

詳しくはこちら(名古屋市のウェブサイト)をご覧ください。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ666、ササゴイ4、ダイサギ18、チュウサギ2、アオサギ19、マガモ7、カルガモ86、シマアジ1、ホシハジロ3、キンクロハジロ1、スズガモ7、オオバン1、ミサゴ3、ハヤブサ1(♂、Ad)、コチドリ2、ダイゼン4、ケリ4、ソリハシシギ2、チュウシャクシギ3、ウミネコ31、コアジサシ52

 

明日の満潮時間 7時16分 潮位248cm

明日の干潮時間14時11分 潮位 20cm

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ササゴイの狩り

2023-07-04 17:22:56 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 5時37分 潮位248cm

今日の干潮時間12時38分 潮位 13cm

 

今日は青い空が広がりました。

気温は上がりましたが、湿度はあまり高くなかったように感じました。

 

お昼頃、干潟が広がると、複数のササゴイが餌を捕りに護岸近くに来ているのを観察できました。

夏鳥であるササゴイは現在子育て真っ最中と思われます。

雛のために狩りに忙しくしているのでしょうか。

魚を探して、、、

真剣に水面をみつめます。

セイゴやイダテンギンポと思われる魚を捕らえていました。

いつ見ても見事な狩りです。

 

明日の満潮時間 6時26分 潮位250cm

明日の干潮時間13時26分 潮位 13cm

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