あの日から丁度4年だそうです。
月日のたつのは早いものです。顔本の4年前の記述を読み返して見ました。あのとき何を感じ、何を思っていたか・・
感じていることも、思っていることも今とさして代わっていない・・ということを発見しました。
まあ、人間そうそう代われるものじゃないけどね。
4年前に思いを馳せて見ました。
○12月31日(水)
さて、ノートルダムを後にすごすごとやって来たのは・・リュクサンブール公園の中にある宮殿の一角を占める美術館、リュクサンブール美術館Musee du Luxembourgです。
常設展はやっていないようですが、特別展の会場になり、今回はメトロの出口などにポスターが貼ってあったのです。
ただ、タイトルが・・『Paul Durand-Ruel Le pari de l'impressionnisme Manet, Monet, Renoir』日本語にしたら『ポール・デュラン=リュエル 印象派の飛躍 マネ、モネ、ルノワール』ってな感じでしょうか?
後半の『印象派の飛躍 マネ、モネ、ルノワール』っていうのはなんとなくわかるんだけど、ポール・デュラン=リュエルって誰??っていうのがkおばちゃんでした。
ま、とにかく来て見ました。
他の美術館とは違って並んでなんかいません。窓口ですぐチケットを購入することができました。おまけに日本語のオーディオガイドもありました。
ポール・デュラン=リュエルというのは、奥のミュージアムショップの上に描かれている紳士です。
彼は・・所謂『画商』と呼ばれる人だったようです。
当時はまったく評価されていなかった『印象派』と呼ばれた画家達の絵画を買いつけ、画家達を影で支えたパトロンのような存在だったようです。
現在でも絵画は投資対象になったりと、その価値を売買されるものですが、それは当時も同じ事。
買い付けても売れなければ在庫が増える一方ですよね。
彼は、パリの画壇では異端として距離をおかれていた印象派の画家達の絵画を買いつけていたそうです。
で、結果破産寸前。融資も断られるようになってしまったとか。
しかし、拾う神もあり・・ではありませんが、そんな窮地に陥っていた彼にアメリカから救いの手が伸べられたそうです。
当時のアメリカでは、あこがれはやはりヨーロッパ。そしてパリ。パリで認められないと、本国では認めてもらえないみたいな風潮がつよく、パリの画商であったデュラン=リュエルを利用して、アメリカの画商が売り込みをしたかったようです。
それと、固定観念にとらわれたパリの画壇の人達にくらべたら、自由な発想の新大陸の芸術愛好家に『印象派』の作風はぴったりだったのでしょう。
アメリカに販路をみつけ、借金をかえすことが出来た・・ということのようです。
この説明でなんとなく納得したことがあったkおばちゃんです。
それは2006年8月11日のブログにもかきましたが、ジヴェルニーのモネの庭を訪問した際に、同じ村の中にアメリカン美術館というのがあってとっても不思議に思ったことがあったからです。あのときにも『なんでアメリカ?』とつぶやいたのですが、こういう訳だったのですね。納得!
印象派が最初に社会的地位を得たのは・・アメリカだったということですね。
で、このポール・デュラン=リュエル氏を中心に、彼がかかわり買い付けた印象派の絵画を集めての展覧会のようです。
印象派が好きなkおばちゃんには持ってこいですね。実は今回もオルセー美術館にでも行こうかなともおもっていたのですが・・多聞混んでいるだろう・・とあきらめていたのです。
案の定、迎えてくれた絵画はこんな感じです。
木漏れ日がまるで宝石のように・・ステキです。
ルノアールの作品で、『デュラン=リュエル氏の娘、マリーテレーズとジャンヌ』だそうです。
アメリカのクライスラー美術館所蔵のようです。
ルノワールの作品はこんなものもありました。
バレリーナ(踊り子)Danseuse、ワシントン国立美術館からだそうです。
これもアメリカSterling and Francine Clark Art Institute 所蔵のルノアール。
猫と眠る少女?Sleeping Girl (Girl with a Cat)
ルノワールの作品ではこちらもアメリカからの里帰り。「マドモアゼル·ルグランの肖像Portrait of Mademoiselle Legrand」
フィラデルフィア美術館からですね。
こちらはミレーの作品。ボルチモア、ウォルターズ美術館The Walters Art Museum
羊 LA BERGERIE
モネのMonet芸術家の庭Le Jardin de l'artiste (1873)
これもワシントンから
こちらもモネの『春 Le Printemps』
スカートの裾からにも木漏れ日が・・ステキです。やっぱり、アメリカのボルチモアからだそうです。
印象派を楽しむんだったら・・アメリカに行かなきゃですね。
でも・・アメリカ広いからね。
それにしても、デュラン=リュエル氏って印象派の父的存在ですかね。
月日のたつのは早いものです。顔本の4年前の記述を読み返して見ました。あのとき何を感じ、何を思っていたか・・
感じていることも、思っていることも今とさして代わっていない・・ということを発見しました。
まあ、人間そうそう代われるものじゃないけどね。
4年前に思いを馳せて見ました。
○12月31日(水)
さて、ノートルダムを後にすごすごとやって来たのは・・リュクサンブール公園の中にある宮殿の一角を占める美術館、リュクサンブール美術館Musee du Luxembourgです。
常設展はやっていないようですが、特別展の会場になり、今回はメトロの出口などにポスターが貼ってあったのです。
ただ、タイトルが・・『Paul Durand-Ruel Le pari de l'impressionnisme Manet, Monet, Renoir』日本語にしたら『ポール・デュラン=リュエル 印象派の飛躍 マネ、モネ、ルノワール』ってな感じでしょうか?
後半の『印象派の飛躍 マネ、モネ、ルノワール』っていうのはなんとなくわかるんだけど、ポール・デュラン=リュエルって誰??っていうのがkおばちゃんでした。
ま、とにかく来て見ました。
他の美術館とは違って並んでなんかいません。窓口ですぐチケットを購入することができました。おまけに日本語のオーディオガイドもありました。
ポール・デュラン=リュエルというのは、奥のミュージアムショップの上に描かれている紳士です。
彼は・・所謂『画商』と呼ばれる人だったようです。
当時はまったく評価されていなかった『印象派』と呼ばれた画家達の絵画を買いつけ、画家達を影で支えたパトロンのような存在だったようです。
現在でも絵画は投資対象になったりと、その価値を売買されるものですが、それは当時も同じ事。
買い付けても売れなければ在庫が増える一方ですよね。
彼は、パリの画壇では異端として距離をおかれていた印象派の画家達の絵画を買いつけていたそうです。
で、結果破産寸前。融資も断られるようになってしまったとか。
しかし、拾う神もあり・・ではありませんが、そんな窮地に陥っていた彼にアメリカから救いの手が伸べられたそうです。
当時のアメリカでは、あこがれはやはりヨーロッパ。そしてパリ。パリで認められないと、本国では認めてもらえないみたいな風潮がつよく、パリの画商であったデュラン=リュエルを利用して、アメリカの画商が売り込みをしたかったようです。
それと、固定観念にとらわれたパリの画壇の人達にくらべたら、自由な発想の新大陸の芸術愛好家に『印象派』の作風はぴったりだったのでしょう。
アメリカに販路をみつけ、借金をかえすことが出来た・・ということのようです。
この説明でなんとなく納得したことがあったkおばちゃんです。
それは2006年8月11日のブログにもかきましたが、ジヴェルニーのモネの庭を訪問した際に、同じ村の中にアメリカン美術館というのがあってとっても不思議に思ったことがあったからです。あのときにも『なんでアメリカ?』とつぶやいたのですが、こういう訳だったのですね。納得!
印象派が最初に社会的地位を得たのは・・アメリカだったということですね。
で、このポール・デュラン=リュエル氏を中心に、彼がかかわり買い付けた印象派の絵画を集めての展覧会のようです。
印象派が好きなkおばちゃんには持ってこいですね。実は今回もオルセー美術館にでも行こうかなともおもっていたのですが・・多聞混んでいるだろう・・とあきらめていたのです。
案の定、迎えてくれた絵画はこんな感じです。
木漏れ日がまるで宝石のように・・ステキです。
ルノアールの作品で、『デュラン=リュエル氏の娘、マリーテレーズとジャンヌ』だそうです。
アメリカのクライスラー美術館所蔵のようです。
ルノワールの作品はこんなものもありました。
バレリーナ(踊り子)Danseuse、ワシントン国立美術館からだそうです。
これもアメリカSterling and Francine Clark Art Institute 所蔵のルノアール。
猫と眠る少女?Sleeping Girl (Girl with a Cat)
ルノワールの作品ではこちらもアメリカからの里帰り。「マドモアゼル·ルグランの肖像Portrait of Mademoiselle Legrand」
フィラデルフィア美術館からですね。
こちらはミレーの作品。ボルチモア、ウォルターズ美術館The Walters Art Museum
羊 LA BERGERIE
モネのMonet芸術家の庭Le Jardin de l'artiste (1873)
これもワシントンから
こちらもモネの『春 Le Printemps』
スカートの裾からにも木漏れ日が・・ステキです。やっぱり、アメリカのボルチモアからだそうです。
印象派を楽しむんだったら・・アメリカに行かなきゃですね。
でも・・アメリカ広いからね。
それにしても、デュラン=リュエル氏って印象派の父的存在ですかね。