Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

温泉はカップをもって(カルロヴィ・ヴァリ)

2015-12-15 18:42:53 | チェコ
またまたのご無沙汰。
すっかり怠けぐせがついております。

昨日はお仲間との忘年会。こういう企画も若手が率先してやってくれとっても頼もしい。
安酒でよっぱらったkおばちゃんです。

さて、忘れかけている記憶を掘り起して・・

○2014年10月7日(火)

カルロヴィ・ヴァリ(Karlovy Vary)の一日がはじまりました。
アパートだからね。お掃除にはいってくることも無いとは思うのですが・・
そうそう、ここで感じたのは『ゴミ箱』の概念の違い。

後日、在住の友人ともはなして・・やっぱりそうだよね・・と思ったのは、部屋の中にゴミ箱がみあたらない・・ということです。
どうも、ゴミ箱というのは本来人目についちゃいけないものらしい。部屋の中に鎮座するなんてことはありえないようです。
どちらかというと『隠しておくもの』らしいのです。

ですからキッチンで調理していて・・ゴミ箱がない!!と気が付いた時はあせりました。
結局ゴミ箱は流しのしたのトビラの内側にありました。
ちょっと日本にはない発想かなと思ったりして。

で、結局なんやかんやで出発がいつもの通り遅れました。

カルロヴィ・ヴァリの歴史はもちろん古く、この町の名前のもととなったカール4世 (神聖ローマ皇帝)カレル1世(Karel I)の時にはもう、この町の名物の温泉は広く認知されていたのでしょう。

そしてこの町の文化が最大に花開いていたのは19世紀前半のウイーン体制の時代だったかもしれません。
王侯貴族がこの町に湯治を目的に集い・・その王侯貴族の取り巻き立ちも足しげく立ち寄ったことでしょうから。

そう、ここは温泉湯治場として有名な町なんです。
観光の中心はたいして広い範囲ではありません。ほぼ徒歩圏内。


まずは温泉を目指して??歩いて見ます。

途中でこんなスタンドが・・


これは、この地に1807年からある薬草酒ベヘロフカBecherovkaの販売スタンドのようです。

目指していたのはコロナーダと呼ばれる飲泉のある回廊です。


ここは、MLÝNSKÁ(ムリーンスカー)と呼ばれる場所。


この町で一番大きなコロナーダかな?

ここの温泉は、日本の温泉と違って『飲泉』です。つまり温泉を飲むということが『湯治』なんですって。
で、このコロナーダと言う場所に『飲泉』が数箇所あって、どれも独立しているのでそれぞれお味や成分が違うそうです。

人気の『飲泉』には行列ができています。


あっちっちーと言うほどの温度でもないのですが、みなさん吸い口のついた『飲泉』用のカップをもってらっしゃいます。


kおばちゃんもお買い上げしようかと思ったのですが、陶器なので持って帰るのも大変だし、かといって捨てるのももったいないし・・でこちらで代用してました。


なんだわかります?カップ焼酎の容器です。
最近の旅のお供は・・スーツケースにしのばせたカップ焼酎なのです。ええ、地元でお酒が入手できない時の寝つけ用にね。
kおばちゃん以外にもカップを買わないで済ませようという旅人をみかけましたが、彼らはペットボトルでなんとかしようとしてました。
でも、ペットボトルだと口が狭いのでなかなか温泉水が入らなくて苦労してましが、kおばちゃんのカップは楽勝でした。

お味は・・・こんなものか・・と言う感じ。
まあ、薬だと思って飲めば良いのでしょうが、率先して飲むような美味しいものではありませんね。不味くもありませんけど。

コロナーダの上からの眺め。秋ですね。


街中は、観光客であふれてますけど、湯治客といよりは数時間の滞在客と言う感じです。


アジア人のツアー客も数組見かけましたが・・どうも大陸からのお客さんのようです。
日本人は・・・立ち寄らないのかな・・チェスキー・クムフロフの方が有名のようですからね。

昔の栄華の名残・・ではありませんが、コンサートもあるようです。残念!日程が・・


次にやってきたのはVřídloヴジードロとよばれる源泉ですと。


こちらの建物の中にあります。


間欠泉です。12メートルの高さへ噴出するそうです。


ヴジードロ源泉は、入浴のために使用される72℃の熱水の唯一の源であり、1分当りに2000リットルが湧き出るそうです。

この建物の中には他にも5つの『飲泉』がありますが・・


kおばちゃんはお腹ががぶがぶなので眺めるだけにしておきます。
コメント
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