落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

首相施政方針演説

2007年01月27日 | 政治・外交
 昨年9月末、安倍内閣が発足し4ヶ月が経過しようとしている。TVでは支持率が低下したとか、顔が見えないとか批判が多い。しかし、所信表明演説、今回の施政方針演説を見ると従来の首相とは違っている。外交面では村山談話を踏襲するといい歯切れの悪さもあったが、戦後体制からの脱出、改憲と教育改革を柱にしていることでこれからの日本のあり方、道筋を示しているものと受取り期待している。

 いじめ虐待、子殺し親殺しが頻発し、先生の質の低下も指摘されている。支払能力があるにもかかわらず給食費を払わない親がいることは驚きであった。公務員の贈収賄、飲酒運転、一般企業でも当然守るべき職業上の信義がおろそかになったり社会規範が崩れてきている。すべて教育制度が悪いためとは云えないだろうが、一因にはなっているのではないだろうか。学校、家庭、社会の教育力を上げるような施策を「内閣の最重要課題」と位置づけて取り組むというのはもっともだと思う。

 先日中共が人工衛星破壊実験を行い、経済大国を目指しつつ軍拡も怠りない。北朝鮮も核実験を行いそれを脅しに無理難題を押しつけている。拉致問題も膠着状態だ。従来の安全保障の考えが通用しない時代になった。

 あれこれ盛りだくさんな事を云うより、「改憲」と「教育改革」これを中心に邁進されることを期待する。