落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

『尖閣』棚上げ ?

2010年10月21日 | 日常・身辺
シナが尖閣「領有権」棚上げを打診。なにをおとぼけを・・・
領有権は昔から未来永劫日本のもの。「棚上げ」も「棚おろし」もおまへん。
領有権問題「在庫」などそもそもありまへん。

中国が尖閣「領有権」棚上げを打診 日中首脳会談に向け環境づくり 2010.10.21 01:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101021/plc1010210133000-n1.htm

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関連して、中国側が尖閣諸島の「領有権」をめぐる問題を棚上げするよう日本側に打診していたことが20日分かった。関係改善に向けて開かれた今月中旬の日中事務レベル協議で持ちかけてきたもの。日中関係筋が明らかにした。日中首脳会談を実現させるための中国側による環境づくりの一つだが、領有権問題を冷却化させた上で、尖閣諸島を中国が実効支配してしまおうというもう一つの思惑があるとみられる。

 日中両政府はブリュッセルで今月4日(日本時間5日)に行われた菅直人首相と温家宝首相による会議場廊下での会談で、関係改善に向けた協議を進めることで一致した。しかし、関係筋によると、その後に行われた協議で、中国側は自国の領土だと明言した上で、棚上げ論を提示してきた。
 これに対し、日本側は「東シナ海に領土問題はない。尖閣諸島は日本固有の領土だ」といった従来の見解を主張し、議論は物別れに終わったという。

 日中両政府は28日からハノイで行われる東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の機会に、事件後初の正式な日中首脳会談を行う方向で最終調整している。日本政府は中国での反日デモやレアアース(希土類)の輸出規制などが経済に与える影響を考慮し、早期の関係改善を図りたい考え。しかし、改善を急ぐあまりに棚上げ論に乗れば足をすくわれかねず、日本側は対応に苦慮している。

■問題を次世代に先送りするな!
尖閣事件で「中国政府に抗議」の国会決議を 自民が方針決める 2010.10.20 11:58
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101020/plc1010201201005-n1.htm

 自民党は20日午前、国対関係者の会合を開き、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関し、中国政府に抗議する国会決議を目指す方針を決めた。民主党を含む他党に呼びかけ、衆参両院の本会議での採択を目指す考え。地方議会では、衝突事件に対して政府や国会に毅然(きぜん)とした対応を求める決議、意見書の採択が相次いでいる。

【尖閣衝突事件】石垣市が上陸許可要請へ「明確に外国へ示す」環境調査も 2010.10.20 12:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101020/lcl1010201232005-n1.htm

 沖縄県・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に絡み、地元の石垣市議会は20日、中山義隆市長と市議らで尖閣諸島の現地視察を行うとする決議を全会一致で可決した。近く市議らが上京して、政府に同諸島への上陸許可などを求める方針。

 中山市長は決議後、記者団に対し「固定資産税の実地調査の意味合いもあり、日本の領土領海を明確に広く内外に示すことにつながる」と語った。また、尖閣諸島の環境を調査するため、視察の際には専門家を同行させる考えも示した。

 尖閣諸島は国が一部の土地を所有者から借り上げて上陸を禁止している。市議会は平成17年にも同様の決議を可決したが、現地視察は実現していない。
 決議では「尖閣諸島を行政区として預かる石垣市と市議会が、自然環境、生態系の現状や、荒天時の漁船の避難港整備に向けて上陸視察し、適切な施策を講じることが必要不可欠」としている。

■これは「小さな戦争」
【正論】明治大学名誉教授・入江隆則 日本人覚醒させる「小さな戦争」2010.10.21 03:05
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101021/plc1010210256002-n1.htm

・・・・(前略)・・・

≪戦うべきときに戦わねば滅ぶ≫

 それが、幸と言うべきか不幸と言うべきか、近く、日本の周辺で戦後初めての「小さな戦争」が起こる可能性がある。先般、沖縄県の尖閣諸島沖で、中国の漁船が日本の巡視船に体当たりした事件で、中国の恫喝(どうかつ)に屈した日本政府が勾留(こうりゅう)中の漁船の船長を釈放してしまったので、日本は「圧力をかければ簡単に屈する国」と再確認されてしまった。だから、中国は今後も、第二第三の同様の事件を起こしてくるに違いない。海軍の艦船も日本領海に入ってくるであろう。これは明らかに、中国による日本への「侵略」であるから、日本の海保と自衛隊も全力を挙げて攻撃せざるを得まい。日本の陸海空自衛隊は、世間が考えているよりもはるかに精強だということだから、この「戦争」に日本は勝つかもしれない。

 そうなれば、中国の大衆の反日世論が中国政府に向かい、共産党一党独裁政権は倒れるかもしれない。他方、仮に紛争が長引いたり自衛隊が敗れそうになったりすれば、クリントン米国務長官があれだけはっきりと「尖閣諸島は日米安保の適用対象」と言明しているのだから、米軍の介入もあるであろう。米中の全面対決は当面は双方とも望んでいないだろうから、希望的観測になるが、尖閣は日本領ということが確認されて、「戦争」は終わるに違いない。

 その場合、せめてもの期待は、この「小さな戦争」が必ずや日本国民を覚醒させるだろうということである。戦後の空想的平和主義が愚かだったことにやっと気がつき、集団的自衛権の不行使とか、非核三原則、武器輸出三原則といった、日本が自らの手を縛っておけば世界は平和になるという幻想からも目覚めるだろう。  戦うべきときに戦わない国は、滅亡する。海保と自衛隊の奮起を望んでやまない。(いりえ たかのり)